走れ鉄コレ！鉄道コレクションを動力化してみよう

模型大隊戦闘日誌、始まるよ！

前回はアミュージングホビーの新製品、フェルディナントが完成しましたな。

今回はまた新たなキットを紹介するようですが･･････。

あれは嘘だ。

と、なると･･････？

久々に鉄道模型に関することでも語っていきたいと思う。

久々ですな。

以前上げた鉄道模型記事では列車を走らせていた。

今回もそれに関することにしよう。

今回はトミーテックから発売されている、鉄道コレクションを題材に取り上げてみよう。

見た感じ普通のNゲージ鉄道模型だけど？

この模型、通常は無可動のディスプレイモデルなんだけど･･････

専用の動力ユニットやら各パーツを組み込むことによって、Nゲージの線路の上で運転が出来るんだ。

今回はその動力化について語っていこう。

ところで、上の画像は･･････。

筆者の手持ちだね。

ちなみに鉄コレは大きく分けてオープンパッケージスタイルとブラインドパッケージスタイルがある。

見た感じ、画像左の北陸の食パン電車こと419系のがオープンパッケージスタイルですな。

右はブラインドパッケージのようだね。

ブラインドパッケージは中身が見えない細長い箱の中に車両が1つ入っている。

食玩みたいな感じでお店では大箱が開いた状態でばら売りされていることが多い。

筆者は箱買いしてしまっているけど。

この鉄コレはテーマが毎回決まっているようですな。

筆者が箱買いしたこの24弾は

「国鉄時代に製造され、JR時代に改造を受けた車両」

だそうです。

この辺りのは幾つか動力化が進んでいる。

今回は別に題材を用意しよう。

今回動力化を行うのはこの製品。

JR205系南武支線小田栄駅開業仕様　2両セットだ。

205系……。

かつて筆者も武蔵野線でよく乗っていましたな。

昨年秋に全編成引退、インドネシアへ譲渡されてしまいましたが。

JR東日本の南武支線用の本車は205系1000番台。

JR西日本にも同じ1000番台の205系があるけど、それとは別物。

中間車であった既存のモハ205とモハ204に先頭車化改造を施し、クモハ205とクモハ204での2両によるワンマン運転を可能としている。

中間車の先頭車化改造車であるため、前面デザインが従来のものと異なるのが特徴だね。

筆者の保有するTOMIXの山手線仕様とグリーンマックスの武蔵野線仕様と比べていただければお分かりになるかと。

まだ1000番台は箱に入っているから、ここからじゃわからないよ。

よろしい、ならば開封作業だ。

その前に･･････

パッケージ裏には実車の詳しい内容が書かれている。

南武支線は神奈川県にある尻手駅と浜川崎駅を結ぶ路線。

本製品は2016年、小田栄駅の開業記念の装飾が施された姿を再現している。

「音楽のまち・かわさき」ですか。

川崎っていうと、筆者は某コックを思い出すようです。

死んだんじゃないの～？

ちなみに、コックカワサキはバイク好きのスタッフがバイクメーカーのカワサキ(川崎重工業)に因んで付けたのだとか。

とりあえず箱を開けてみます。

車両2両に展示用レールが2両分、そしてパーツ類が収まった小袋が入っています。

展示用レールもディスプレイ仕様。

Nゲージのレールと違って通電させることはできない。

肝心の車両はこんな感じです。

特徴的なラインカラーと装飾もばっちり再現されています。

所属は「横ナハ」

「横浜支社の鎌倉車両センター中原支所」を意味します。

調べたところ、南武支線のほかに南武線や鶴見線の車両もここに所属しているみたいだね。

さて、ここから別売り部品を組み込んでいこう。

必要なものは

• 動力ユニット
• Nゲージ走行用パーツセット
• パンタグラフ

の3つ。

いずれの部品も車種によって対応するものが異なるので、箱に書かれている型番や品名を確認しておこう。

なんか覚えにくい名前だなぁ。

実際筆者も覚えられないようです。

なのでメモ、もしくはメモアプリを装備して買いにいくようです。

んで今回の205系に対応した各パーツがこちら。

• 動力ユニット→TM-14
• 走行用パーツ→TT-03R
• パンタグラフ→PS33D〈0255〉

となっている。

やっぱり覚えられないよ。

ちなみに車種によってはぴったりのものが存在せず、似たようなもので代用指示が出ていることもあるのだとか。

今回はとりあえずその辺のことは置いといて、指定のパーツを使っていきます。

ちなみに動力ユニットと走行用パーツは鉄道コレクション同様トミーテックのものだけど、パンタグラフはTOMIX製品となっている。

お店によっては陳列箇所が離れていることがあるので注意。

トミーテックとTOMIXってなんか違うの？

ほとんど一緒に見えるけど。

トミーテックの中の鉄道模型ブランドがTOMIXだそうです。

鉄道コレクションはトミーテックの中にあるTOMIXとは別の部門、ジオコレ(ジオラマコレクション)の1種となっています。

ちなみにトミーテックは玩具でお馴染みのタカラトミーの子会社です。

タカラトミーの子会社にトミーテック。

トミーテックの中にTOMIXとジオコレの部門があって･･････

ジオコレの中の1種が鉄コレ。

といった感じかな？

箱の側面には製品に最初から付属する小パーツの取り付け方法も書かれている。

今回はとりあえずこれは脇に置いておこう。

まずは動力ユニットを組み込む。

今回はこのクモハ205-1003に組み込んでみよう。

今回の車両はどちらもクモハですな。

なのでどちらに組み込んでも違和感はないかと。

クモハ？

• ク→制御車(運転台のある車両)
• モ→動力車(モーターが搭載された車両)
• ハ→普通車(特急券などがいらない乗車券だけで乗れる車両)

という意味だね。

実車同様、動力車に動力を組み込む。

模型上の都合か、鉄道模型には本来動力が無い車両に動力を搭載しているものもあるみたいだ。

動力ユニットの箱を開けるとこんな感じ。

本体にカプラー、そして各台車パーツが入っている。

それと、説明書。

･･････説明書に書かれている電車と今回の電車、ぜんぜん形が違うよ。

共通の説明書ですからね。

まずは台車枠を動力ユニットの台車側面に取り付ける。

ニッパーでランナーから切り出そう。

･･････あれ、動力ユニット付属の台車3種と205系の台車は形式が違うっぽいけど？

そうらしい。

なので205系側に動力化用台車枠パーツが付属する。

今回はその台車枠を使おう。

取り付けるとこんな感じに。

ただはめ込むだけで問題ない。

ここは簡単に。

続いてカプラー(連結器)の取り付け。

床下に取り付けるスペーサー、カプラーのスペーサー、そしてカプラーユニット。

床下スペーサーは3種類入っているけど、今回の205系の箱にはSサイズを使うように指示が出ている。

床下スペーサーを取り付けて、そこにカプラースペーサーと組み合わせたカプラーユニットを、車体下部から押し込む感じですな。

台車が邪魔で、ちょっとやりにくく感じることもあるかな。

･･････ところでカプラースペーサーはどれを使えばいいのかな？

ここは適当に。

後で2両を連結したときに確認しましょう。

カプラーを取り付けたらこんな感じに。

みての通り、カプラーはアーノルドカプラーとなっている。

世界共通規格ですな。

ここまで出来たら、この動力ユニットを車体にはめ込む。

なんか床下がスカスカだよ。

前面スカートすら付いていないし。

それらは元の床下からパーツを引っこ抜いて、この動力ユニットの床下に取り付ける。

鉄コレはこれらのためか、共通の床下に機器類を差し込むような簡易的な構造をしている。

これでクモハ205-1003の動力ユニット組み込みは完了ですな。

続いてパンタグラフを交換する。

製品そのままの状態ではプラ製の非可動品となっている。

これが指定されたパンタグラフだね。

箱の中には2つ入っているよ。

今回はクモハ205-1003に1つだけ使います。

余ったものは別の車両に使えますな。

まずはプラ製パンタを外す。

単純に屋根にはめ込まれているだけだから、外すのは容易。

代わりに別売りパンタを取り付ける。

こちらもはめ込むだけ。

これでパンタグラフ交換も完了。

こっちは可動するから、折りたたみ形体も再現可能だね。

･･････これはあれかな、最悪交換しなくても走行には支障ない感じかな。

続いてもう1つの車両、クモハ204-1003に手を加える。

こちらは動力ではなく、Nゲージ走行用パーツセットを組み込んでみよう。

例によって車体を取り外し。

車内の座席もある程度再現されているね。

走行用パーツの中身はこんな感じ。

2両分付いてくるけど、今回は1両だけこの部品を組み込む。

余ったもう1両分は別の車両を動力化するときに有効活用しよう。

筆者の手持ちに偶数編成の車両は･･････。

とりあえず車両側を分解。

いずれも単純にはめ込まれているだけだから、分解は容易。

まずは金属ウェイト。

これを床と座席パーツの間に挟みこむ。

重いと走行に支障が出ない？

寧ろ軽いとポイントとかを通過したときに車体が跳ねて脱線しやすくなるとか。

続いて金属車輪。

車両側に最初から付いていた台車からプラ製車輪を取り外し、走行用パーツセットに含まれる金属車輪を代わりに組み込む。

ついでにカプラーもパーツセットのものと交換しよう。

ウェイト、台車の組み込みが終了しましたらパーツを組み立て、元の姿に戻します。

これでクモハ204-1003も組み込み完了です。

これで全ての部品が組み込み終わった。

金属車輪やパンタのおかげで、少し締まった感じに見えるかな。

走らせる前に連結面の確認を。

ここはカプラースペーサーなどで連結面感覚が変わる。

基本的に短いほうが実車に近く、見栄えがいいですな。

ただ近いとその分カーブで連結面同士が干渉しやすいので、狭いレイアウトで走らせるなら敢えて間隔を長めにとるのも有りですね。

カーブに乗せてみたらこんな感じ。

特に問題なさそうだね。

よし、早速は知らせてみよう。

このレイアウトの光景、どこかで見たことあるような。

以前のマイプラン記事のものだよ。

この動力組み込み自体はその時には既に出来ていたんだけど、紹介するタイミングが合わなくてね。

今日までずれ込んだんだ。

･･････そういえば、ライトが点灯してないね。

故障かな？

いえ、鉄コレはライト非搭載なので基本的に点灯はしません。

ちなみに鉄道車両はつい数十年前まで、昼間は無灯火だったのだとか。

新幹線のみ開業時から昼間点灯。

在来線は1989年3月からJR西日本が実施したのを皮切りに各JR、大手私鉄でも始まったとのこと。

残念ながらこの205系は2016年の車両なので･･････。

旧式の車両なら違和感ない感じかな。

鉄コレは比較的古い電車とかが多くラインナップされているみたいだけど。

走らせるのはいいんだけど、やっぱりジオラマというか、レイアウトが欲しいかな。

筆者の積み山を崩して、敷地を確保する必要があるね。

短編成の列車なので、小レイアウトが似合いそうな感じですな。

とりあえず、鉄コレをNゲージ線路で走行するには

• 動力ユニット
• 走行用パーツセット
• パンタグラフ

の3つが必要な感じかな？

そうなる。

勿論、1輌編成の車両の場合は走行用パーツが不要になる。

単行運転ですな。

鉄コレは地方私鉄の車両など、比較的短編成の車両が多くラインナップされている。

みんなも鉄コレに動力を組み込んで、都会の長編成列車とはまた違った雰囲気を楽しもう。

今回はここまでのようですな。

本日もご愛読いただき、まことにありがとうございました。

次回も、お楽しみに～。