今日は何しようか。
前回は、ティーガーIIを完成させましたが・・・・・・。
そういえば、もう1輌ティーガーIIが放置されていますね。
今回はそれを完成させましょう。
そうするんだけど・・・・・・
ついでだ。
筆者が行っている作業を、1つ詳細に紹介してみよう。
・・・・・・と、なりますと?
今回は主に戦車模型に施している、錆汚れを取り上げてみよう。
いわゆるハウツー系記事になるのかな。
実際は
「同じことを毎回説明するのが億劫になった」
かららしいけど。
今回の犠牲車 タミヤ 1/35 ティーガーII ヘンシェル砲塔
今回実践するに当たって、使用するキットはこちら。
筆者が作りかけで遺棄していた、タミヤのティーガーIIだ。
商品名は「ドイツ重戦車キングタイガー(ヘンシェル砲塔)」
例によって、ここではティーガーIIで統一する。
最近の記事でちょくちょく出てきていたやつだね。
前回完成させたのは2002年に発売されたアルデンヌ戦線版。
今回のは1993年発売の通常版となる。
前回作ったものには別売りのエンジングリル、組み立て式履帯を使いました。
こちらはそれらのディティールアップパーツは使わず、ストレートに組んでいます。
代わりに、ツィンメリットコーティングシートを貼り付けています。
ツィンメリットコーティングについては以下の過去記事を参照に・・・・・・。
キットの簡単な紹介
基本的には前回作ったアルデンヌ戦線版の、おまけなしとなっている。
ただし、付属マーキングは独自のもの。
なので、完全な下位互換キットではないんだ。
塗装は4種類です。
- 132号車(2色迷彩・コーティングあり)
- 233号車(3色迷彩・コーティングあり)
- 222号車(3色迷彩・コーティングなし)
- 332号車(3色迷彩・コーティングなし)
となっています。
とりあえず、塗装とマーキングまで済ませて・・・・・・。
騎士のマークが特徴的だね。
このマークは第505重戦車大隊のもの。
主に東部戦線で、ソ連軍相手に戦っていたようです。
本当はここで、スミ入れやウォッシングなどを行っているんだけど・・・・・・
アホな筆者が写真を撮り忘れた。
なので、いきなり次の作業紹介から入る。
今回使うもの クレオス ウェザリングカラー
さて、ここで本題の錆汚れに移る。
まずは使用するものの紹介。
今回使うのはクレオスのウェザリングカラー
使用カラーリングは3種類。
- ステインブラウン
- ラストオレンジ
- マルチブラック
ですな。
今回は主に、この排気管部分を例に取り上げて紹介する。
まずは作業開始前の状態。
そういえば、ここは説明書では焼鉄色系の指示が出ているはずだけど……。
筆者も昔は排気管や車載装備を金属色で塗り分けてきた。
ただ、後から錆汚れを塗ると目立たなくなる。
なので筆者は思いついた。
「どうせ錆汚しをするなら、金属色は要らないのでは?」
と。
筆者なりに考えた時短プラモテクニックですな。
どのくらい時短するのかは不明ですが。
作業開始
まずはステインブラウンを排気管に塗る。
この色は、金属色に塗られていないことを誤魔化す役割もある。
ビンの底に溜まった顔料部分をすくい出し、濃い状態のものを塗りたくる。
これだけでもそれらしくなりますな。
続いて変化をつけるため、ラストオレンジをブラウン上にぺたぺたと・・・・・・。
こちらは塗装面に表情をつける目的なので、薄めに調整。
わざとムラになるようにしていく感じ。
わかりにくい説明ですな……。
本当に、あまり深く考えずぺたぺたと塗っていく。
そうしか表現の方法が……。
こんな感じに。
普通の車外装備はここで終わりだけど、排気管はもう少し続くよ。
排気口部分にマルチブラックを。
先端部分は真っ黒にするから、濃い目のものをチョコチョコ塗ってみよう。
半乾きのところで、擦って黒とオレンジ部分の境界をぼかしてやります。
境目というよりは、やや黒寄りの部分を擦ってやるといい感じに・・・・・・。
作業後はこんな感じに。
これで排気管汚れは完了です。
そのほかの部分の作業例
車外装備の錆汚れビフォー&アフター。
下地の金属色塗装が要らなく感じるね。
・・・・・・ハンマーの部分で錆汚れがはみ出ているけど。
ウェザリングカラーは定着力が弱い。
なので、軽く筆や綿棒で擦ってやるといい感じに拭き取れる。
ただ、定着力が弱いので、手で触れただけでも落ちてしまいます。
作業後は触れずに、クリアーコートしてやりたいところですね。
反対につや消しで表面がガサガサな部分に塗ってしまうと・・・・・・
粒子に引っかかるのか、拭き取るのが難しくなる。
心配なら、作業前につや有りのクリアーを吹きつけておくといいかな。
ティーガーIIを完成させよう
あとはそのほかのウェザリングを行って完成させてしまいます。
以下、完成品です。
といったところで今回は終わりかな。