マイクロエース 九八式陸上偵察機12型 製作記①

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航空機等製作記
レーナ
レーナ

模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

アドルフ
アドルフ

前回はマイクロエースの九七式司令部偵察機1型が完成しました。

ヴァルダ殿、今回もそれと関連があると聞いていましたが・・・・・・。

ヴァルダ
ヴァルダ

うむ。

それと関係があるね。

レーナ
レーナ

というかここ最近偵察機ばっかり作っているような・・・・・・。

アドルフ
アドルフ

偵察機は窓枠のマスキングが多くなるのが難点ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

そういうのもあってか、筆者は1人乗りの単発戦闘機が一番作りやすい機種だと思っているようだ。

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今回のお題 マイクロエース 九八式陸上偵察機12型

ヴァルダ
ヴァルダ

今回作るのはこちら。

前回に引き続きマイクロエースより・・・・・・

九八式陸上偵察機12型

だ。

レーナ
レーナ

関連しているとは言っていたけど、またこの一族?

ヴァルダ
ヴァルダ

詳しいことは後述するけど、このキットは筆者が作りかけで放置していた。

なので同族の紹介直後に作るのが丁度いいと思ってね。

 

 

九八式陸上偵察機とは?

ヴァルダ
ヴァルダ

前回完成させた九七式司令部偵察機の記事でも少し触れたけど、九八式陸偵は陸軍が採用していた九七司偵の海軍仕様だ。

略符号はC5M

連合軍によるコードネームは原型機と同じBabs(バブス)

レーナ
レーナ

日本軍の陸海軍は仲が悪いと聞いていたから、ちょっと珍しい経緯だね。

アドルフ
アドルフ

他に陸軍機を海軍が使ったものとしては四式重爆撃機飛竜を雷撃機とした、靖国がありますな。

 

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ヴァルダ
ヴァルダ

まず九七司偵1型の発動機をハ8から瑞星一二型に換装し、各部儀装を海軍仕様にした九八陸偵11型が20機生産。

ちなみに九七司偵も2型にする際ハ26に換装しているけど、これも瑞星系列らしい。

レーナ
レーナ

同じもので違う名称・・・・・・。

ここにも陸軍と海軍の対立が見えるね。

ヴァルダ
ヴァルダ

そして今回作る九八式陸偵12型。

これはその九八式陸偵11型の発動機を栄一二型(陸軍名称ハ25)に換装。

この影響により速度が20km/hほど増した。

こちらは30機ほど生産されている。

アドルフ
アドルフ

この発動機は初期の零戦や隼に採用されたことが有名ですね。

レーナ
レーナ

11型、12型合わせて50機。

なんか少ないような・・・・・・。

ヴァルダ
ヴァルダ

原型機の記事でも少し触れたけど、この飛行機は速度重視の設計だった。

そのため偵察機のわりに視界が悪く、更に離着陸性に難があったらしい。

12型ではエンジン換装により速度は上がったものの自重が増してより離着陸が難しくなり、兵士たちからの評判はあまり良くなかったようだ。

レーナ
レーナ

あらら。

ヴァルダ
ヴァルダ

ただ海軍でもその高い速度を生かして偵察任務に活躍。

原型機も百式司令部偵察機に交代していったけど、こちらも無事に後継機である二式陸上偵察機へと交代していった。

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レーナ
レーナ

聞いたことない名前の飛行機に交代していったんだね。

アドルフ
アドルフ

後の夜間戦闘機月光ですよ。

 

キットの中身を確認する

 

ヴァルダ
ヴァルダ

それでは早速中身を確認。

・・・・・・と言いたいところだけど、これは箱だけ偶然残っていたもの。

中身はこの箱に入らない状態だったので、別に保管されていた。

レーナ
レーナ

作りかけ・・・・・・というよりほとんど組み終わっているような。

アドルフ
アドルフ

これも詳しいことは後述ですな。

説明書の部品一覧によりますとランナーは6枚。

内1枚がクリアーパーツ。

A・B・Cランナーは前回組み立てた九七司偵1型と共通の部品となっています。

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ヴァルダ
ヴァルダ

新規ランナーは機首のDランナー、発動機と増槽が入ったEランナー、それとクリアーランナーだ。

ヴァルダ
ヴァルダ

塗装は明灰白色の単色と明灰白色・暗緑色のツートンの2種類。

後者は垂直尾翼の番号違いで更に2種類から選択できる。

今回はツートンで製作予定だ。

アドルフ
アドルフ

どちらもよく見る日本海軍機の塗装ですな。

 

余剰パーツを活用しつつ組み立てる

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はこのまま少し作業に入ってみよう。

作りかけなので途中の組み立ては紹介できないけど、このキットは基本的に前回作った九七司偵と内容は同じ。

詳しくはそちらを参考に・・・・・・。

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レーナ
レーナ

ところで、なんでほぼ出来上がっているのに止まっているのさ?

ヴァルダ
ヴァルダ

このキット、数年前に購入してきて順調に進んでいたんだけど・・・・・・

アホな筆者が水平尾翼に取り付けるこの41番パーツ。

これを片方紛失した結果放置されてしまったんだ。

レーナ
レーナ

あっ・・・・・・

このサイズじゃ見つからないね。

ヴァルダ
ヴァルダ

その41番パーツ。

なんと前回作った九七司偵1型で余剰パーツになっていてね。

それを今回有効活用することで復活することに成功したんだ。

レーナ
レーナ

やったね!

アドルフ
アドルフ

ちなみに当初はこの部品が余剰になるとは知らず、この部品を参考にプラ材を削り出して作る予定だったそうです。

ヴァルダ
ヴァルダ

もう1つ手を加える場所が。

新規についてくる増槽パーツ。

どうやら直接接着するらしく、ダボやら取り付け穴やらが一切無い。

増槽らしく着脱もしたいので、ここは軸を作る。

ヴァルダ
ヴァルダ

塗装図を参考に、増槽の頭が一部機首側に飛び出る位置で増槽と機体下部に穴あけ。

増槽側には0.5mm径真鍮線を植えてピンを作る。

これで着脱可能に。

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アドルフ
アドルフ

接続位置は完全に勘ですな。

今回の戦果

ヴァルダ
ヴァルダ

そんなこんなで今回はここまで。

風防から伸びたアンテナ線支柱は折れやすいので注意。

筆者は何度も折っている。

アドルフ
アドルフ

ダイジェストですが珍しく1話完結ではありませんな。

次は塗装からですかな。

レーナ
レーナ

続きは次回!

この記事で作っているキット

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