タミヤMMシリーズ340弾のIV号駆逐戦車ラングを作っていきます。
前回は塗装やらマーキングを済ませた。
今回はウェザリングを行って完成させよう。
無事完成だね。
先月の大補充で購入してきたキットは彩雲に続いてこれで2個目。
まだまだたくさん残っていますな。
これ以上に筆者の積みはたくさんあるけどね。
スミ入れ兼ウォッシング作業
まずはスミ入れとウォッシング。
先にタミヤエナメルのバフを薄めたものを車体全体に塗布。
そのままではパンチ力が不足するように見えたので、更にスミ入れ用ブラウンをモールドに流し込む。
乾燥後、拭き取ろう。
塗りたての迷彩色がこれで少し落ち着くはず・・・・・・。
ドライブラシ!
続いてドライブラシ。
筆者の手持ちにある専用筆で、先ほども使ったバフを擦りつけ。
擦り付けるだけでなく、ぶつかった傷もスタンプしつつ・・・・・・。
ドライブラシについては過去記事参照。
スタンプは後にチッピングと組み合わせるよ。
適当にオイル染み
続いてオイル染み。
これも過去記事参照だね。
ラングは比較的面が広いから、前後のデッキに撒き散らして単調さを少しでも紛らわせているよ。
ウェザリングカラーを使った作業
ここからはしばらくウェザリングカラーの出番。
まずはグランドブラウンで傷を描きこむ。
とは言ってもそんな神経質なものではない。
先ほどのドライブラシ同様擦ったりスタンプしたり。
ついでに側面装甲部分に溶剤と組み合わせて、雨だれを描いているよ。
さっきも言ったけどラングは面が広いから、これで単調さをなくしていこう。
うっすらと残るだけで大丈夫。
車載工具や排気管は錆させる。
主にステインブラウン・ラストオレンジ・マルチブラックの出番。
適当にペタペタと。
ここも詳しくは過去記事で。
足回りを汚す
車体上部は終了したので、今度は足回りに移りましょう。
というか戦車プラモとしてははこちらがメインになりますな。
この車輌は1944年12月の西部戦線にいた車輌。
ラインの護り作戦が発動されたアルデンヌ戦線を想定して、泥と雪が混ざった感じに仕上げていきたい。
以前作ったティーガーIIみたいな感じかな?
まずは泥から。
ウェザリングカラーのグレイッシュブラウンと、ウェザリングペーストのマッドブラウンを使用している。
使っていく感じに両者が混ざり合ってそれらしく・・・・・・。
暗い色のマッドブラウンは湿った感じがします。
なので乾きにくい陰になる部分に置いてやるとそれらしく・・・・・・。
続いて雪表現。
こちらはタミヤの情景テスクチャーペイントの雪ホワイト
。
元々はジオラマ用品だけど、今回はウェザリングで使うよ。
塗っているうちに泥と混ざっていくけど、気にしない。
特殊な粒子を含んでいるので、筆を使うとボロボロになる。
筆者は細かい塗り分けに使う筆は避けて、使い古した2線級の筆を使って塗っている。
ヘラとかを使うのもいいかもね。
取り外していた履帯や起動輪も同様ですな。
これらは更にタミヤエナメルのクロームシルバーをドライブラシ。
起動輪の歯と履帯内側の擦れた部分を表現します。
ここまでの作業後の全体像はこんな感じに。
筆者がミスった右側車番もうまく馴染んだかな。
ここまで来たらさっさと完成させちゃおう。
仕上げはつや消しとドライブラシ
最後はいつものつや消し作業。
手持ちにあったタミヤアクリルのフラットクリヤーをエアブラシ吹きで使っています。
表面が一度ざらついたところで今度は粉物。
タミヤのウェザリングマスターB・Cセットを使う。
Bセットのスノーを足回りに。
ススを砲口や砲身根本、排気口に擦り付ける。
Cセットからはアカサビ。
こちらは錆部分に擦り付ける。
アカサビはウェザリングカラーの上に擦り付けるよ。
ここは力を入れすぎると下塗りの色が剥がれちゃうから注意。
そーっと、そぉーっとね。
その後はベルト式の履帯を上部転輪に接着。
弛みの表現を行います。
接着にはアロンアルファを使っています。
普通に取り付けようとするとシュルツェン架が邪魔なので、一旦車体上部を取り外している。
ここは履帯の向きに注意。
反対向きに接着しないように・・・・・・。
これでようやくタミヤのIV号駆逐戦車/70(V)ラングが完成した。
以下、ギャラリーですな。
タミヤ IV号駆逐戦車/70(V)ラング 完成!
続いて同じく西部戦線のティーガーIIと並べてみよう。
車高がほぼティーガーIIの車体と同じくらいなんだね。
待ち伏せ攻撃にうってつけな。
車高が低すぎて、前身の48口径砲搭載のIV号駆逐戦車では射撃時のマズルブレーキから出るガスで砂埃が舞う問題があったとか。
70口径型はこれを考慮してか当初からマズルブレーキを装備していませんな。
砲塔がなく車体に直接装備しているのもあって、ラングはマズルブレーキが無くてもさほど砲の反動による影響が無かったというのもあるね。
作ってみた感想のコーナー
特に難しいところはなかったかな?
近年発売された原型車輌であるIV号戦車シリーズよりも部品が少なく、どう考えても圧倒的に組みやすい。
多少見えるところに押し出しピン跡があるものの、凸状だったり浅いものだったりするので軽く削ってしまえば問題ない。
旧製品のラングと比較すると縦型マフラー、鋼製転輪などより一般的なラングを再現しているのも特徴ですな。
何より履帯も軽量型を採用しているのがありがたいところです。
今回は使っていないけど、別売りの金属砲身セットも用意されている。
素の状態では物足りない人はこちらを使ってみるといいだろう。
・・・・・・こんな感じかな?
うむ。
今回はここまで。
次回はどうするかな・・・・・・。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット
↓タミヤの公式オンラインショップはこちら↓