ガンプラHGUCより、ヅダを作っていきます。
前回は脚部の後ハメ加工を行い、全体の組み立てが終わった。
今回は塗装作業を行ってみよう。
ヅダといえば、迷彩塗装。
大丈夫かな?
普段ドイツ軍航空機でスプリッター迷彩を行っている筆者。
しかし、今回は苦戦するそうですよ。
ガンプラとスケールモデルではまた勝手が違うんだ。
下地系の塗装をする
まずは下地のサーフェイサーを。
今回はクレオスのグレーサフ1000番を使っている。
おそらく筆者が保有するものでは最もスタンダートなサーフェイサーですな。
筆者は特にこだわりが無い場合、このサーフェイサーを使う場合が多いね。
続いて陰などをつけず、ベタ塗りするパーツを塗ってしまう。
腕部シリンダーなどシルバー部分→Mr.メタルカラーのクロームシルバー
土星エンジン→Mr.メタルカラーのカッパー
武器、関節→Mr.メタルカラーのアイアン
足首・肘などグレー→旧ガンダムカラーのファントムグレー
・・・・・・といったところかな。
なんか懐かしい形のビンがあるね。
旧Mr.カラーのツマミ付き蓋ですな。
待機中のヅダ同様、10数年前からこの時を待っていたのです。
買ったはいいがヅダ本体が進まず、今日まで一緒に放置されていたというやつだ。
肩のシルバーはこの後に備えてマスキングだ。
機体本体色はさらに下塗り。
Mr.カラーGXのウィノーブラックを塗って陰となる部分を作ろう。
本体色を塗る
ここからヅダ本体の色を塗っていこう。
ヅダの色は成型色では明るめになっている。
劇中のヅダも太陽光を受けてか、かなり白っぽい色をしている。
ただ今回は設定CGに近づけて、多少濃い色を目指してみよう。
このなんともいえないような色、どう再現するかな・・・・・・。
ぴったりの色が手元に無かったので、様子を見ながら調色してみた。
その結果
つや消しホワイト:コバルトブルー:パープル3
を2:1:1の割合で混ぜたものを使ってみることに。
パープル3?
生産中止品の旧ガンダムカラーですな。
主にドムの四肢の紫色です。
現行のガンダムカラー、MSパープルがこれに近いかと。
後の2色はMr.カラーだ。
塗ってみるとこんな感じに。
CG設定画の藤色を目指すつもりが、そこまで濃い色にはならなかったかも知れない。
でもこれはこれでいいかな?
筆などで直接塗るのとエアブラシ吹きだとまた色味が変わって見えますな。
ヅダ三番機のスプリッター迷彩を施す
ヅダの一番機から三番機はMSとしては珍しく青い迷彩が施されている。
今回は三番機なので、この迷彩を施していこう。
予備機は迷彩がありませんが・・・・・・
胸部と腰部前面の塗り分けは予備機含め全機共通です。
まずはこの2箇所をマスキングテープで覆ってしまいましょう。
余談だかコミック版では予備機も迷彩塗装を施されている。
気になる人はこれを再現するのもいいかな。
ヅダに施されているこの迷彩はスプリッター迷彩という。
主に航空機に施されていて、不規則な色のパターンで機体の形状認識を遅らせる効果がある。
画像は筆者が過去に作ったドイツ軍の急降下爆撃機ユンカースJu87と双発戦闘機メッサーシュミットMe410だね。
迷彩といえば隠れることが主な用途だけど、このパターンはそれとは違う目的なんだね。
筆者としては、模型でのこの迷彩は細かいテープの切り貼りが手間に感じるのが難点だとか。
シールドのみ、一~三番機でそれぞれパターンが異なる。
説明書に塗装パターンが載っているので、それを参考に切り刻んだマスキングテープを貼り付けていこう。
ピックの部分のマスキングも忘れずに。
ここはちょっと難しいかな。
ピックの左右で合わなくならないように、それらしく・・・・・・。
バックパックはこんな感じに。
筆者は三角形にテープを切り出して、先に境界線を作ってしまっている。
その後は単純にテープを貼り付けて残りの部分を埋めてしまう。
説明書記載の一例では左右のパターンが見えづらいけど、ここは今回筆者が資料にしているガンダムウェポンズの各種ヅダの作例を参考にしている。
左右で対称のパターンに・・・・・・。
ヅダのスプリッター迷彩、塗り分け部分が鋭角になっている場面が少ないですな。
これは三角形に切り出さなくてもよかったかもしれませんね。
続いて腰部。
先にフロントスカートをマスキングしてから、全体のマスキングを行っている。
ベルト状の場所はぐるっと全体をマスキングする。
後部スカートは説明書を参考にして・・・・・・
左右のスカートは同じパターンかな?
脚部はまず説明書で把握しやすい左脚から始める。
ここも左右で反転したパターンっぽいので、それに合わせて右脚もマスキング。
モモ上部の股間接周辺は外から見えず、わからないので適当に・・・・・・。
肩や腕のマスキング。
ここはかなり入り組んでいる場所。
特に肩は凸凹が非常に多く、テープを密着させにくい。
見た感じレール周りは迷彩色が乗らない感じですな。
1本のではなく、なるべくテープを細切れにすると密着しやすいように感じるね。
肩上部の迷彩パターンはなんか資料が少ないような・・・・・・。
それらしくやっつけてしまおう。
そんなこんなで出来上がった迷彩。
頭部や足首など、施さない場所もある。
文字で起こすとあっという間ですが、実際はこれだけで作業時間を使っているような。
迷彩色の青を塗る
迷彩の青はちょっと難しいところ。
やや暗めに見えるけど、藍色でもなく・・・・・・。
今回はこの作業の直前に仕入れた塗料、ガイアノーツの純色シアンを使っています。
今回の戦果
シアンを塗ったあと、マスキングを剥がしてようやく塗装終了。
・・・・・・ちょっとシアンが鮮やか過ぎるかな?
もう少し彩度が低いほうがいいかもね。
迷彩をやり直すのが手間なので今回はこのまま進めよう。
浮いているようにも見えますが、メリハリのつきかたではいいと思うんですよね。
色が近すぎるとせっかくの迷彩が目立たないという問題もありますし。
やっぱり一部マスキングに失敗している感じかな?
肩周りとか、凸凹面で色が乗っていない部分があるね。
クロームシルバーの影響でしょうか。
マスキングテープで機体色が剥がれて、先に塗ったシルバーが見えています。
残りのヅダではここは筆塗りで済ませたほうが良さそうだね。
今回はここまで。
次回はマーキングやウェザリングになるだろう。
続きは次回!
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