チェコのブレンガン社から発売されています、スピットファイアのDB605エンジン搭載鹵獲機を作っていきます。
前回は風防や尾翼の修正をしつつ組み立て作業を終えた。
今回は塗装とマーキング作業を行おう。
ここに到達するまですごい時間がかかったけど、大丈夫かな?
塗装はいつも通りですから、何らかの事故がないかぎり大丈夫ですな。
最近は作業に大幅な支障が出る事故は少ないから安心だ。
一時期の筆者はソドー島鉄道並みの事故率だっだけどね。
とりあえず、今回の作業を開始しよう。
こりゃあうまいココアだぜぇ!
塗装図の確認
作業前に塗装図を確認。
試験的に作られた改造機だからか、塗装は1種類となっています。
誤射防止なのか試験機だからなのか、黄色い派手な色使いが特徴的だね。
ここを綺麗に塗れるかがポイントかな。
下地系の塗装
先に風防部分の下塗りを。
コクピットでも使ったフィールドグレー(2)で塗りつぶしてしまう。
続いてサーフェイサー。
全体が黄色い塗装なので、今回は発色を確保するため白いサーフェイサーを使って整える。
使用したのはガイアノーツのサーフェイサー、エヴォホワイト。
零戦のときはグレー下地だったけど、今回はホワイトで発色を確保するんだ。
今回は発色確保が目的だ。
筆者は零戦の場合黄橙色に白下地だと、発色が良すぎてオレンジ感が薄くなるのが気になったようけどね。
続いて黄色塗装ですが……
主翼下部に謎の凹みがありますな。
それが前回少し触れた埋め忘れの凹みだ。
筆者は普段スピットファイアを作らないからよく知らなかったらしいけど、元の機体では主翼下部からピトー管が伸びていたようだ。
今回の機体は主翼前面にピトー管がセットされている。
ということはこれは不要な穴かな?
うむ。
というわけでこの後急遽埋めている。
幸い時間はそこまでかからなかった。
本体色の塗装
丸い凹みを埋め終わったら、改めて黄色を吹き付けます。
今回使用したのはMr.カラーのRLM04イエロー。
いつもは帯状にワンポイント塗るものが多いですが、今回は機体下部全体をこれで塗ります。
機首や尾翼部分は上面もこの色だね。
塗り忘れがないように満遍なく塗ろう。
黄色部分をマスキング後、次はプロペラを塗ってみよう。
塗装指示ではRLM70ブラックグリーン。
Mr.カラーの同色で塗ってみよう。
爆撃機などの上面色としてこの色は多用しますが、戦闘機でもプロペラ部分はこの色の指定が多いですな。
乾燥したらプロペラ部分もマスキング。
次は上面。
2色使うけど、先にベースとしてRLM75グレーバイオレットを塗る。
この色はBf109とかドイツ戦闘機お馴染みだね。
バトル・オブ・ブリテンの辺りから見かけるようになった塗装ですな。
それまでは地上に合わせたのか、爆撃機同様グリーン系の塗装が多かったですが。
最後にRLM74グレーグリーン。
フリーハンドで迷彩を描く。
別パーツ化しているアンテナ支柱に吹き付けるのも忘れずに。
胴体側面にはドイツ軍戦闘機お馴染みのインクスポット。
塗料を少し薄めに調整して吹き付けますな。
筆塗りとマーキング
ここまで出来たらエアブラシは一旦終了。
マスキングをはがして塗装を確認しよう。
特に大きな問題はないかな?
そのようですな。
筆で残りの細かいところを塗り分けていきましょう。
主脚周りはシルバー系の塗料で……。
鹵獲機の主脚格納庫や主脚本体は資料によっては黄色一色としているものもある。
今回は塗装指示に従ってシルバー系の塗装をした。
他には翼端色の赤青や、タイヤ部分の黒を塗り分けておこう。
その後はマーキング。
こちらが使用するデカールですな。
見た感じ全部使うみたいだね。
鉤十字は大人の事情で分割されてはいるものの、しっかり付属するよ。
今回の戦果
デカールは薄いけどそれなりに強度はある。
問題なく貼ることができた。
薄い分段差も目立たない。
貼るときはマークセッター&ソフターで軟化させて、凹凸にも合うようにして……。
今回はここでストップ。
次回は仕上げのウェザリングを行って完成させよう。
続きは次回!
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