ガンプラのHGUCザクI、それの黒い三連星仕様を作っていきます。
前回は塗装を済ませたところだった。
今回はマーキングとウェザリングを行い、完成まで持ち込もう。
筆者はキットを順調に完成させているようだね。
実際は先月の時点で完成していたので、今月のスコアには入りませんが。
アホな筆者が2つほどポチッたとの情報が入っているので、今月2つは片付けたいところ。
とりあえず作業を再開だ。
第一次マーキング作戦!
まずはデカールによるマーキングを。
説明書ではシールによるマーキングの指示が掲載されていますが、今回は少しアレンジして行います。
先にシールを貼り付けると後のスミ入れ作業でシール自体の段差部分に塗料がひっかかってしまう。
なのでそちらは後回し。
デカールのマーキングを先に行う。
使ったのはガンダムデカール。
国章や肩のマークはHGUCのジオン用2(ツィマット社MS用)
胸部のGUYYA(ガイア)のネーム表記はMGのドム用だね。
そういえばザクはジオニック社のMSだけど……。
肩のマーク(突撃機動軍章)が欲しかったので、ツィマット社用MSのデカールを使いました。
どうやら元はHGUCドム向けに収録されていたようで。
肩部分は曲面なので、マークソフターなどデカール軟化剤で上手く馴染むようにしたいところ。
薄いのでシールよりも曲面に強いのがデカールの長所だ。
スミ入れ
続いてスミ入れ。
いつもならクレオスのウェザリングカラーを使うところですが……
今回筆者はタミヤエナメルのフラットブラックを溶剤で薄めて、モールドに流し込んでいます。
溶剤で割れたりしないのかな。
どうも先行して作っていたマッシュ・オルテガ機がタミヤエナメルでスミ入れしていたようなので、それに合わせる形にしたそうです。
溶剤成分を少なくするため、スケールモデルに使うときよりやや濃い目に調整して……。
残念、左の握り拳が割れたようだ。
この時点では筆者は気付いていないようだけどね。
あらら。
どうもハンドパーツだけ組み立てた状態で作業をしたようですね。
基本的に溶剤で割れるのは部品をはめ込むなどテンションがかかっている状態が多いようです。
極力分解した状態で作業をするとよいかと。
第二次マーキング作戦!
まだ筆者が部品の破損に気がつかずに作業を続行している。
今度はマーキングシールによるマーキングだ。
以前ブグを作った際にシール貼り付け後スミ入れをして、段差に塗料が流れ込む自体になりましたからね。
このタイミングでのシール貼りということに。
機番と型番。
今回はガイア機だから、機番は03だね。
ドライブラシ!
続いてドライブラシ。
塗料をわずかに含んだ筆を擦りつけ、キットのエッジに塗料を乗せて立体感を強調します。
使用したのはタミヤエナメルのスカイグレイ。
青みのある灰色で、今回のキットにはぴったりだ。
ドライブラシはキット表面を一度つや消しにしてあげるとより塗料が定着しやすいかも。
やり方については過去記事で詳しく解説しているよ。
ハゲチョロ!
続いてタミヤエナメルのクロームシルバーでハゲチョロ表現。
キットの角や関節付近などに色を置いて、塗装が剥がれた感じに。
ちょっと懐かしい昔のMSVキットみたいな感じになる。
もっとも、この黒い三連星のザクIはMSVではなくTVゲーム「ギレンの野望」シリーズで初登場したのだとか。
ハゲチョロは筆者がよく飛行機模型で行っているね。
過去記事では……
最後の仕上げ
最後にタミヤアクリルのフラットクリヤーを吹きつけ、キットのツヤを消したりウェザリング用品を定着させます。
道中でタミヤウェザリングマスターBセットのススを擦りつけ。
武器の砲口・銃口などに焼け表現を加えます。
こういう粉物はつや消しのざらついた表面だとより定着しやすいんだよね。
擦りつけ後は再度吹き付けて……。
つや消し後は各部組立て。
武器のスコープやモノアイはWAVEのHアイズにアルミテープを貼り付けたものを接着している。
定番工作だね。
Hアイズは3に収録されている2.2mm径、2.8mm径をそれぞれマシンガンとモノアイに。
1に収録されている3mm径をバズーカに使っているよ。
アルミテープは筆者が数十年前にダイソーで購入したものです。
未だに使いきれませんな。
お店で買う場合は台所用品売り場で探すと見つかるかと。
これで旧ザクが完成となるんだけど……。
この段階で筆者がようやく部品の破損に気がついた。
一度修理・塗装をやり直したりウェザリングを追加している。
なのでここの画像から更に銀のハゲチョロなどが増えていることはご了承を。
とりあえず、以下ギャラリーだよ。
HGUC ザクI(旧ザク・黒い三連星仕様) 完成!
あんなに関節がヘロヘロだったのにポーズがばっちり。
アホな筆者が長年作りかけで放置していたものがようやく形になりましたな。
旧ザクは2006年発売のキットとしては破格の可動域を持っているんだ。
流石に16年経った今ではこれ以上の可動範囲を持ったキットが続出しているけどね。
これで1000円ちょいとは……。
雑誌なんかでも、2000年代後半はこのキットの関節をそれ以前のキットに組み込む作例が幾つかありましたな。
作ってみた感想のコーナー
カラーリング変更でイメチェンした旧ザク、どうだったかな?
基本的にキットの内容は通常の旧ザクと同じ。
成型色の他、こちらはおまけでマーキングシールが付属する。
成型色にこだわらない塗装派の人なんかはこちらを購入したほうがお得荷感じる。
今回は筆者の好みでザクバズーカをHGUCのザクIIから拝借。
手首はハイディティールなもので、汎用性も問題ないですな。
他のザク系キットから武器を流用したり、逆に旧ザクの手首を他キットに流用したり……。
難点としてはやはり挟み込む構造が多く、合わせ目消しと塗装の両立がしづらいところかな。
筆者は後ハメ加工をしていたけど。
キツめだと後で部品をはめ込んだ際に割れやすくなって、緩いと関節強度が弱くなったり。
筆者の後ハメに関しては過去の旧ザク製作記も参考に……。
それと、この機体は足の甲だけ一体成型の都合で色分けがされていません。
成型色仕上げの方も、ここだけ塗り分けてやるとよいかと。
と、今回はこんな感じだろう。
そういえば、筆者はマッシュ機とオルテガ機を作っていたみたいだけど。
アレはやらないの?
ジェットでストリームな。
それに関してのことを次回取り上げる予定だ。
続きは次回ですな。
この記事で作っているキット