模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回は筆者が長年放置していた黒い三連星の旧ザクたちが揃ったところでしたな。
今回は……。
筆者が航空機を作っていたのでそれを紹介していく。
あれ、航空機はしばらくお休みとか言っていたのに。
あれは嘘だ。
実際はとある急用があったとかなんとか。
今回のお題 タミヤ 1/72 零式艦上戦闘機三二型
今回作るのはこちら。
タミヤウォーバードコレクションより
零式艦上戦闘機三二型だ。
この前も似たようなのを作っていたような。
あちらは二一型です。
今回の三二型はそれの次に登場した形式です。
2022年7月現在、同シリーズにラインナップされている零戦は4種類。
ここで筆者が作るのはその内の3種類目となる。
零式艦上戦闘機三二型とは?
零式艦上戦闘機は第二次世界大戦期の大日本帝国海軍を代表する艦上戦闘機だ。
海軍の略符号はA6M。
連合軍によるコードネームはHAMP(ハンプ)
あれ、ZEKE(ジーク)じゃないんだ。
それについては後述ですな。
三二型は緒戦で大活躍した二一型を大規模改修した形式だ。
外見上の最大の特徴は主翼の形。
二一型までは主翼端が丸みを帯びた形状だったが、三二型では速度向上を図って切り落としたような短い角型になっている。
丸っこい胴体に角型の主翼……。
オリジナルとは大きくかけ離れた主翼型のせいで、当初連合軍は零戦とは異なる機体と誤認。
独立したHAMPというコードネームを与えたのだとか。
その他エンジンを940馬力の栄一二型から1130馬力の栄二一型に換装。
このため機首の形も微妙に変化している。
また外見ではわからないけど、主翼内の20mm機銃の弾数も片側60発から100発に増やしている。
あちこち強化しているんだね。
量産が開始されたのは1942年の4月頃からといわれている。
ただし同年8月からガダルカナル島の戦いが勃発。
ここでは長大な航続距離が求められていたのだが、三二型は改修の際に燃料タンクの容積削減などを行っていたため航続距離が短くなっていたことが問題視されることに。
あらら。
この後航続距離の問題を解決するため、主翼を丸型に戻し燃料タンクを追加した二二型が登場することになるんだ。
エンジンを換装したものの外見が元の二一型に近いため、
二一型
↓
三二型
↓
二二型
と数字が戻っているような形式名に。
丸みを帯びた胴体に角型の主翼を持つ異色の零戦、三二型。
タミヤウォーバードコレクションにラインナップされたキットでそれを再現してみよう。
箱の中身を確認しよう
それでは箱を開ける。
中身はこんな感じだ。
いつものタミヤWBコレクションといったところですな。
まずはプラランナー類。
特徴的な角型主翼などは勿論新規の部品。
画像右側のAランナーは同社の零戦シリーズ共通の部品となっている。
例によって余剰品が発生するので、使う部品と混ざらないようにしたい。
どうやらタミヤの零戦シリーズは
五二型
↓
二一型
↓
三二型
↓
二二型
の順番で発売されたようですな。
付属デカールはこちら。
機内の計器類やシートベルトもデカール再現となっている。
画像を見て思ったのですが、筆者がプロペラに使うポリキャップ(2個付属。1個使用予定)を撮り忘れていますな。
ばっちり付属するので、心配なく……。
紙媒体は
- 組立て説明書
- 実機解説書
- Tech Tips!
の3つ。
組立て説明書のみこのキットオリジナルのもの。
解説書は零戦シリーズ共通。
Tech Tips!は近年のタミヤキット共通の付属物だ。
筆者は頻繁にタミヤ製品を買うからね。
Tech Tips!は何十枚も持っているよ。
塗装は3種類
- A 台南空航空隊所属機 1942年 ニューギニア島ブナ基地
- B 第2航空隊所属機 1942年8月 ニューギニア島ブナ基地
- C 大分海軍航空隊所属機 1944年 大分基地
となっている。
Cパターンのみ大戦後期の日本海軍機に見られるツートンカラー。
AとBパターンは初期の明灰白色(灰緑色)単色となっている。
見たところ、組み立てで一部塗装ごとに部品選択があるようです。
組む前に決めたほうがよいかと。
筆者は今回Bパターンで組み立てる予定だ。
次回、製作開始!
今回はここで中断。
組み立て開始は次回からだ。
タミヤの零戦シリーズはここでは3回目。
全く問題なさそうだね。
じつは筆者はここの開設以前に本キットを一回組み立てたことがあります。
なので全く問題ないかと。
あまりにスムーズすぎて、実はこのキットも既に完成しているのは内緒だ。
とにかく、次回以降詳しいことは解説していこう。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット
↓タミヤの公式オンラインショップはこちら↓