模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はアホな筆者が購入して12年間放置していたジム改が無事完成しましたな。
今回は・・・・・・。
同じく筆者が長期間放置していた戦車を作る。
今度は何年ぐらい放置していたんだろう。
2014年発売のものだ。
こちらも筆者が発売してすぐに購入した。
8年かぁ。
今回のお題 サイバーホビー T-34-747(r) STZ 1942年後期生産型
今回作るのはこちら。
サイバーホビーより
T-34-747(r) STZ 1942年後期生産型
だ。
ここでは3回目のT-34だね。
T-34-747(r) STZ 1942年後期生産型とは?
第二次世界大戦期に活躍したソ連中戦車T-34。
T-34-747(r)とは、ドイツ軍が鹵獲したT-34につけた名称だ。
ドイツ軍は鹵獲した兵器に独自の名前をつけて、末尾の(○)に元の国籍を示すアルファベットを入れていました。
(r)がロシア製を意味する記号ですな。
鹵獲して無改造で運用しているものもあれば、ドイツ軍側が自分たちで使いやすいように改造を施した車輌もあった。
今回の車輌ではIII/IV号戦車と同じ雑具箱を砲塔後部に装着している。
工具類を入れ替えたり、キューポラを追加したりしている車輌もあるみたいだね。
またT-34は以前も少し触れたとおり、同じ仕様の車輌でも工場ごとに細かい違いがある。
今回作るのはスターリングラード・トラクター工場製だ。
別名にF.ジェルジンスキー、STZ等。
ここでは以下STZで統一しよう。
名前の通りスターリングラードにあった工場のようですな。
他の工場と違い疎開はせずにT-34の生産を続行。
周知の通り1942年にここでスターリングラードの戦いが発生。
戦いの中、同年秋ごろまでこの工場は稼動していたようです。
スターリングラードの戦い……
ここでドイツ軍が敗北して、後の戦況に大きな影響が。
細かい違いはいくつかあるようだけど、一番わかりやすいのは装甲板の継ぎ目かな。
通常のものは車体や砲塔上部の溶接箇所が真っ直ぐになっている。
STZで生産されたT-34は装甲板の溶接箇所が凸凹になっており、それぞれを噛み合わせたような形となっている。
組み継ぎ式というか。
ほかにもいくつか独特の違いがあるようだけど、実際に組み立てたりしてから確認していこう。
箱の中身を確認する
それでは箱の中身を確認しよう。
中身はこんな感じ。
なんか部品が多そう。
大丈夫かな?
まずはプラランナー。
古い製品のものと新しい部品が混ざっているのか、ランナーによって少し毛色が異なりますな。
サイバーホビーとそれの元であるドラゴン社はいくつものT-34系列を発売している。
なので余剰パーツも大量に出るから、実際にはそこまで使うパーツの量は多くないんだ。
袋に入ったその他部品など。
履帯はなんと神器マジックトラックだ。
なにそれ。
一時期のドラゴン製品に多様されていた、接着組み立て式履帯です。
最初から切り離された状態で入っているので、整形時の手間が大幅に省ける優れものなんですよ。
2010年代後半からはベルト式のDSトラック付属のものがメインで発売されていた。
2020年代に入ってから、再びこのマジックトラック付属のキットが増えてきたようだけどね。
DSトラックはディティール云々の前に謎の硬化現象が気になりましたが……。
あれのせいでいくつか製作が止まっているものがあるのですよ。
紙媒体は説明書と謎の訂正用紙。
見た感じ、車体後部に関するものらしい。
なんか切り取るみたいだね。
塗装は1種類のみ。
ドイツ国防軍第5装甲師団第31戦車連隊所属車輌。
お馴染の赤い悪魔マークが特徴的だ。
1942年の東部戦線の車輌。
1942年なのに、大戦後期の3色迷彩なのが気になるけど。
次回へ続く
今回はここまで。
次回から作業開始だ。
ドラゴン系列のT-34ならこの前作ったばかりだし、楽勝そうだね。
ところが調べたところ、このキットというかこれの前身のキットがかなりの問題児だったらしく……。
なんかあるのかな。
筆者がかなり苦戦していたようだ。
詳しくは次回以降に知ることになるだろう。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット