ハセガワ社より発売されています百式司令部偵察機と九七式司令部偵察機のセットキット。
それの百式司偵を作っていきます。
前回は箱の中身を確認した。
今回は組み立て開始。
コクピット内部を組み立てて、本体を形作っていく。
筆者はこの飛行機は初めて作るのかな?
百式司偵は初めてですな。
2023年1月現在ハセガワ製のものは定番品外というのもありますが。
今回のキットもデカール変更品の定番品外。
ちなみに大元のCP帯製品は2000年ごろ発売のようですな。
そのCP帯製品を元にして他にも何回かデカールや細部を変更して発売されているようだ。
今回の記事がそれらの組み立ての参考にもなれば嬉しいところ。
それでは作戦を開始しよう。
まずは合わせ目消し
手始めに乾燥時間が必要な接着作業から。
主翼と、今回作るII型用の機首を貼り合わせます。
早速II型とIII型で組み立ての違いが発生する。
- II型とIII型は機首のパーツが異なる
- III型は胴体下面に増槽を取り付けるので、穴あけと増槽の組み立て
となるので、混ざらないように気をつけよう。
今回はII型で進めるので
- II型用の機首パーツを選択
- 胴体下面の穴は開けない
ようにして進める。
合わせ目消しについては過去記事参照です。
……なんかこの写真のカッターマット、やけに目盛りがはっきりしていない?
実はこのキット、一度2020年の秋ごろに開封して接着だけしていたというやつです。
他のキットの製作に呑まれて放置、2023年1月の現在にようやく再始動というやつですな。
コクピット内部などの整形
続いてコクピット内部を進めます。
側壁はリブ状のディティールも再現されていますが、押し出しピン跡もあります。
浅いものなので彫刻刀の平刃などで削ってしまうのがよいかと。
その後はコクピットの座席などを組み立て。
塗装時に塗料は問題なく入りそうだったので、この時点で組んだ内部を側壁の片側に接着してしまいます。
さっき接着した機首パーツも内部塗装をするみたいだね。
接着剤が乾燥したら整形をして塗装に備えよう。
その他部品の整形
スケジュールの兼ね合いで、ついでに少し別の箇所の整形作業も。
主脚カバーの内側も押し出しピン跡があります。
やはり浅いものなので、400番の紙ヤスリ辺りで軽く削って処理しておきましょう。
主脚はこんな感じに。
支柱部分は2パーツ構成となっている。
細いので折らないように注意して組み立てよう。
タイヤ部分は塗り分けを考えてここでは接着しない。
説明書の指示では主脚の塗装はタイヤ部分はタイヤブラック。
それ以外はシルバーだね。
機内の塗装
ここで機内の色を塗ります。
使用したのはコクピット色(三菱系)
百式司偵は三菱の飛行機なのでちょうどいいですな。
主脚格納庫内部もこの時点でコクピット色を塗り分ける。
組み立てた後だとエアブラシの霧が入りにくそうだからね。
それと百式司偵は機体下部に覗き窓がある。
床下部分も機内色で塗っておくことを忘れずに。
その後は細かい塗り分けや計器のデカール貼り。
塗り分けは操縦桿ぐらいだからすぐに終わるね。
計器はただの板となっています。
凸凹していないのでデカールを貼るのには問題ないですな。
そしてタミヤエナメルのスミ入れ用ブラックでスミ入れ。
それと明灰緑色でドライブラシ。
軽くウェザリングを施す。
このキットは内部も凹凸があるので効果がありますな。
異なる色を使っていますが、詳しいやり方が過去記事にあるのでそれを参考にしていただければ。
その後は胴体左右を貼り合わせ、ついでに主翼や機首も合わせてしまう。
再び接着乾燥待ちとなる。
双発機ではあるものの、この辺りの部品構成は単発の戦闘機とあまり変わらないかな。
偵察機なので各部に窓のクリアーパーツ取り付けが必要ですが……
このキットのものは外からはめ込むようになっています。
なので整形作業が済んでからにしましょう。
今回の戦果
乾燥後ははみ出た接着剤を削って整形。
飛行機の形が見えてきたところで今回は中断としよう。
接着位置がずれて浮いていたのか、主翼パーツ後部と胴体の合わせ目部分で段差ができましたな。
何とか削って調整しています。
次回はこれの続き。
更に細かい部品を組み立てていこう。
続きは次回!
この記事で作っているキット