ドラゴンのT-34/76(1941年型鋳造砲塔)を進めましょう。
前回は車体上部を組み立て、全体のパーツが揃った。
今回は塗装とマーキングになる。
ここからはいつもどおりになりそうだね。
順調に進みそう。
ところが筆者が何か試したことがあるようで……。
詳細は作業中に説明する。
それでは作業を再開しよう。
塗装図の確認
本キットに収録されている塗装図は5種類。
- ソ連軍所属(冬季迷彩)×1
- ソ連軍所属(グリーン単色)×3
- ドイツ軍鹵獲車輌(グレー単色)×1
となっています。
今回はグレーのドイツ軍鹵獲車輌で進める。
というか、それ目的で筆者は購入したんだ。
その割にはずいぶん放置していたような。
購入したのは10年ぐらい前だった気がしますね。
下塗り
とりあえず下塗りから。
金属砲身やエッチングパーツを使っているので、ガイアノーツのマルチプライマーを最初に使用します。
筆者はまだ旧製品を使っているみたいだね。
巷では新製品に切り替わったみたいだけど。
筆者の手元にもある。
旧製品を使いきり次第切り替わる予定だ。
プライマーのほかにはグレーのサーフェイサーを使用。
対空識別旗に指紋とかがないか確認します。
一度吹き付けてから軽く紙やすりをかける。
再度サフを吹きつけだ。
対空識別旗は赤・白・黒のハーケンクロイツ旗。
塗りやすさを考えて下地は白にしておきます。
全体にガイアノーツのサーフェイサー・エヴォホワイトを吹き付けておきましょう。
旗自体は筆塗り予定。
ここでは一度中断だ。
水性のサーフェイサーを試してみる
塗装はいつもどおり……
と言いたいところだけど、今回は少し試したいものがある。
なんか冒頭で言っていたやつだね。
巷では水性のサーフェイサーが出始めたようでね。
今回は先日補給した、この水性ブラックサーフェイサー1000を下地にしてみる。
水性の下地……
どうなることやら。
全体に吹き付けるとこんな感じ。
筆者が初めてこれを使った感想としては……
- 臭いが少ないので作業中の不快感は少なめ
- 乾燥に時間がかかるので作業効率は落ち気味
とのこと
特に乾燥が遅いのは目立つようですな。
サフは厚く吹きがちなので、余計に乾燥しづらいといいますか……。
薄く吹き付けられるよう練習したほうがいいかな?
本体色を塗っていく
続いて本体の色を塗っていく。
まずは履帯。
ここはいつも愛用しているモデルカステンの履帯色を使用。
……アクリル塗料の上にラッカー塗料は溶けるんじゃ。
溶ける可能性が高かったので、少しずつ吹き付けました。
今回は特に問題がなかったようです。
……単に暗い色なのでわかりにくいだけかもしれませんが。
何かあったらウェザリングでどうにかしよう。
車体色はジャーマングレイ。
いつもはタミヤラッカーのを使っているけど、今回はタミヤアクリルのものを使ってみる。
こっちはちゃんとアクリル塗料の上からアクリル塗料だね。
アクリル塗料の塗装面にウェザリング資材とかがどのくらい使えるか、試してみたくてね。
塗るとこんな感じに。
以前M41ウォーカーブルドッグのときも水性塗料(ファレホ)で塗ったけど……
やはりラッカー系塗料よりも濃度調節が難しい。
- 塗料が濃すぎると塗料が粒子状になって飛び散る
- 塗料が薄すぎると塗料が水っぽくなりベシャっとした感じに
なりますが、水性塗料はそれのセーフティーゾーンが狭いといいますが……。
ラッカーに比べて水性塗料はいい濃度の触れ幅が狭い。
……ってことかな?
単に筆者の調整が不慣れというのもありそうですが。
そんなこんなで厚めに塗ったからか、いつもより少し明るくなりましたな。
マーキングタイム!
ここでエアブラシはいったん片付け。
デカールを用意します。
ソ連軍車輌らしくスローガンが多数だね。
今回はドイツ軍仕様だけど。
デカールを貼り付け。
今回は鋳造表現やら装甲面を凸凹させる加工を施しています。
なのでマークセッター・ソフターも忘れずに。
アクリル塗料にこれらの資材が浸透する……という情報があった。
今回はそれも試してみる。
付属のハケではなく、塗装用の筆で必要な分だけ塗ってみよう。
下地がラッカー塗料でも、塗りすぎると塗装面に跡が残りますな。
水垢のような感じといいますか。
今回の戦果
そのほかは筆塗りで部分塗装。
今回積んでいるジェリカンは水用なので、目印の白い十字を忘れずに。
あれ、まだ旗が真っ白。
こちらはまだ作業が難航していて塗っていない。
というわけで今回はここまで。
次回は旗を塗ったりウェザリングをしたりする予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット