模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回は筆者がしばらく積んでいた、タコムのマウスが無事に完成しました。
しかし前回のは実際には昨年末に完成。
というわけで、今回作るのが真の2024年最初のキットですな。
もっと長い期間積んでいた航空機キットを作ってみよう。
まずはそれの中身確認となる。
何が来るかな?
心当たりが多すぎますな。
今回のお題 ハセガワ ユンカースJu88C-6
今回作るのはこちら。
ハセガワより
ユンカースJu88C-6だ。
夜間戦闘機ってかっこいいボックスアートが多いよね。
厳密にいうと、まだ本格的な夜間戦闘機になる直前の機体ですな。
ハセガワ社からは爆撃機型であるA-4型と、本格的な夜間戦闘機型であるG-6型が定番のE帯としてラインナップされている。
今回のはちょうどその間の機体だ。
この記事を書いているのは2024年1月だけど、それらが近々再販するようでね。
それに関連したものとして今回作ることになったんだ。
筆者はA-4とG-6も買うのかな?
気になるようですが、予算と置き場所と既存の在庫問題が発生しますので……
まずは手持ちのC-6型から作ることにしましょう。
残念ながら、2024年1月現在C型のJu88は全て定番品外のようですが。
ユンカースJu88C-6とは?
Ju88は第二次世界大戦機にドイツ軍が開発した航空機だ。
ここでも以前ハセガワから発売されていたA-4型フィンランド軍仕様や、イタレリ製タミヤ箱のC-6型を組んでいる。
ハセガワのA-4型と、イタレリのC-6型。
今回はそれの間的な、ハセガワのC-6型だね。
当初Ju88は爆撃機型であるA型が登場していた。
その後、双発で余裕のある出力を持っていたからか、C型は戦闘機として開発される。
今回作るC-6型もその1つで、機首の風防を廃止しそこに大量の機銃を装備しているのが外見的特長だ。
単発戦闘機は機首にプロペラやエンジンがある関係上、機首の武装は少ないですが……
双発機は空いた機首に武装を集中できるので、火力と命中率の面で有利というやつですな。
以前Bf110のところでも触れたけど、双発機は旋回能力が低く単発機を相手にした空戦では不利だった。
ただ逆に「余裕のある出力を生かした重武装・長い航続距離」を利用して、敵の爆撃機相手には単発機以上に有効だったんだ。
夜間の戦闘になると
「より滞空時間が長く、レーダーなどの追加武装を載せる余裕のある双発機」
が夜間戦闘機として活躍するようになる……という。
特に夜戦は操縦や射撃の他に通信機器をいじったりするため、複数人乗り込んだ双発機のほうが役割分担ができて都合がいいという面も。
1人乗りの単発機だと操縦と無線機いじりを一人でやらないといけない、ってやつだね。
爆撃機から戦闘機へとジョブチェンジを果たしたJu88C-6。
後の本格的な夜間戦闘機であるG型になる前の、初期の夜間戦闘機隊を支えた仕様で作ってみよう。
箱の中身を確認してみよう
それでは箱を開ける。
中身はこんな感じ。
なんか箱の中やデカールの表面にゴミが付着していたのは気のせいかな?
筆者が何度も
- 箱を開けて中身を確認する
- 「今の自分では太刀打ちできない」と判断して戻す
を繰り返していましたからね。
このキット、発売は2013年ごろのようですな。
筆者が購入したのもその頃だそうです。
今は2024年。
もう10年以上前だよ。
プラランナーはこんな感じ。
一見多いように見えるけど、これはハセガワが各Ju88の派生機をキット化しているため。
なので余剰品も多いんだ。
説明書を見たところ、選択式の部品も多いみたいです。
場合によっては、選択式の部品1つのためにランナーまるごと起こしているのもあるのだとか。
その部品を選ばなかったらランナーの部品全部が余剰品に……。
ポリキャップとクリアーパーツ。
キャップはプロペラ部分に2つ使う。
クリアーパーツも各タイプや選択の有無で、余剰品が多数発生する。
爆撃機型のA型とは違って、機首の風防がないんだよね。
作る側としてはマスキングいらずで楽というか。
付属のデカール。
夜間戦闘機隊のマークが特徴的だ。
鉤十字もしっかり付属する。
余ったものは海外製品に流用できますな。
付属の説明書。
前半は他のJu88と同じ様な内容。
後半はC-6型に関する記述だ。
ハセガワのJu88は定番品だと数種類だけど、このC-6型含めて定番品外を含めるともっとあるんだよね。
このキットに収録された塗装は3種類。
- 前期型 第2夜間戦闘航空団第1中隊所属機「R4+HH」 シチリア島(1942年初)
- 前期型 第2夜間戦闘航空団第3中隊所属機「R4+FL」
- 後期型 シュレーゲ・ムジーク試験機「DU+GO」
となっている。
部品の選択箇所が複数存在するので、どれで組むのか先に決めておこう。
筆者は今回真ん中の「R4+FL」で組む予定です。
塗りわけが少なく、ほぼ前面黒1色ですな。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から作業になるだろう。
機首の風防がないしほぼ黒1色。
以前のA-4型よりは楽かな?
あちらの組み立てで筆者がいくつかミスをしていたので、それの反省点を生かしたいところですな。
以前は特に主翼を歪ませたのが失敗だ。
今回は対策をしたいところ。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット