ドラゴンモデルズから発売されています、アラドAr234爆撃機を作っていきましょう。
前回はコクピットや主脚周りを組んだ。
今回は前輪式航空機にありがちな、尻餅状態を解消すべく加工していこう。
何か進みが遅くなってきているような。
変則的といいますか、ちょっと迷走していますな。
確かに部品は揃ってきているのですが。
筆者のモチベーションがなくならないよう、早くカタをつけたいところだ。
それでは作業を再開する。
機首にオモリを突っ込む
さて前回の問題である尻餅状態。
これを解消していきましょう。
どうなるのやら。
キットではエンジン内部にオモリを組み込む指示が出ている。
ただ筆者は
「位置と容積的に機首へ入れるのが都合がいい」
と判断。
コクピットブロックの隔壁と主脚格納庫の間がちょうどいい感じに空いているので、そこにオモリを突っ込んだ。
使用したのはダイソーで手に入れたナス型オモリ。
コクピット内部を胴体側にくっつけちゃうんだ。
コクピット下部に一体化された前輪格納庫の位置を決めたくて、そうしたようです。
胴体側の開口部とコクピット側の前輪格納庫がぴったり合うようにセットしましょう。
そのままでは内部でゴロゴロ転がってしまうので、タミヤのエポパテを充填。
隙間を埋めるついでにオモリを貼りつかせることで固定する。
パテって隙間埋めとか造型のイメージが強いけど……
こういう部品の固定にも使えるんだ。
しっかり隙間に充填すれば固定可能ですな。
ただしコクピットとの隔壁であるB13パーツは穴が開いています。
ここはパテを押し込み過ぎると操縦席区画にはみ出るので注意しましょう。
充填が終わったらそのまま胴体左右を貼り合わせ接着。
合わせ目消しの準備をする。
胴体下部の爆弾取り付け部分は隙間ができやすいから注意してね。
合わせ目消しについては過去記事参照だよ。
コクピット区画の塗装と胴体の加工
ここで筆者が唐突にコクピットを塗っていますな。
使用色はRLM66ブラックグレーです。
裏で進めている別のものに塗ったらしくてね。
ついでにこちらも塗ったようだ。
ただ機首外装パーツの内面に塗るのを忘れている。
機首を更に塗り分けて一度塗装は中断。
胴体の上下のモールドが甘くなっているから、そこを掘り直しているね。
使ったのはお馴染みのラインチゼルやBMCタガネなどなど。
金型の抜きの都合か、どうしても機体の上下は甘くなりがちだ。
直線が多いので、ここはスジボリ堂のスジボリガイドテープを貼り付けてから彫っている。
フリーハンドで彫るよりもかなりキレイに直線が彫れるのでおススメだ。
ついでに合わせ目も削って整形していきます。
実際は乾燥待ちで他の部品を先に処理していますが……
ここではあちこち飛ぶと混乱するので、胴体の整形をそのまま続けています。
とはいっても胴体の整形はこれで一度完了とする。
胴体後部上部にあるアンテナパーツの基部はこのキットでは不要。
合わせ目整形のついでに切り取ってしまおう。
エンジンの組み立て
胴体の整形作業は上記で終了したので、別の部分を進めます。
Ar234の心臓でもある、ジェットエンジンですな。
B型はMe262と同じ、ユンカースJumo004エンジンだったね。
部品構成も他社製品のMe262と似たような感じ。
Jumo004をMe262へ優先するため、後の派生型では別のエンジンを載せている。
とはいっても極少数の完成だったり、計画のみのが多数だったようだけどね。
合わせ目接着の前に2点ほどやることを済ませておきましょう。
- エンジン内部を筆で塗り分けておく
- エンジン下部に増槽用の取り付け穴を開ける
といったことです。
説明書だとエンジン内部はゴールドやシルバーで塗り分けるみたいだね。
筆者は今まで作ったMe262に合わせて
- 吸気口→シルバー
- 噴射口→焼鉄色
にしているけど。
今回の戦果
内部の塗装・加工が済んだらエンジン部分も貼り合わせ。
合わせ目接着をしてしまいます。
キットの指示だと、ここの内部にオモリを入れるんだよね。
ただ前述通り、機首のほうが容積に余裕があったのでそちらに変更しています。
より大きなオモリを前寄りにセットできるので、そちらのほうが効果があるというやつです。
単純に大きいナス型オモリしか筆者の手持ちに余裕がなかったという理由もありますが。
オモリはたくさん入れたほうが効果は確実だけど、その分脚パーツに負荷がかかる。
なのでなるべく少ない量で最大の効果を発揮できるようにしたいところだ。
だいぶあちこち調整をして苦戦しているので、今回はここで一度中断。
次回は揃った胴体と主翼パーツを組んで、全体の形を作っていくことになるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット