ハセガワのハインケルHe111H-6を作っていきましょう。
前回は組み立て作業を終えた。
今回は塗装作業となる。
今回も基本的にはP型と同じような感じに……。
ただあちらは応急的な夜間迷彩で塗りつぶしてしまいましたな。
今回はそれがありません。
純粋なスプリッター迷彩になるだろう。
それでは作業を再開する。
塗装図の確認
キットに収録されている塗装は3種類。
いずれも基本的にマーキングと細かい識別色が異なるのみで、塗装パターンは同じですな。
今回は最下段の3番、第100爆撃航空団(KG100)所属機で作ってみましょう。
どういうわけか上面色と下面色の境界部分が側面図左右で異なる。
おそらく左右同じだと思うので、今回は左側面図のものに合わせる。
上面色の面積が広いものだ。
下地を塗る
まずは下地部分。
- 風防下地→Mr.カラーのRLM66ブラックグレー
- 全体の下地→Mr.サーフェイサー1000
- 脚部分→水性ホビーカラーのRLM02グレー
- 黄色帯の下地やプロペラスピナー先端→ガイアノーツのサーフェイサー・エヴォホワイト
- 黄色帯→Mr.カラーのRLM04イエロー
となっています。
胴体の黄色帯はデカールも付属するけど、今回は塗装で再現。
ここは選んだ塗装によって帯の位置が微妙に違うから気をつけてね。
今回選んだKG100の機体は他のより少し前寄りに塗られているよ。
プロペラスピナーの先端色も選んだ塗装によって異なる。
1番のものは赤(RLM23レッド)
2番のものは黄色(RLM04イエロー)
そして今回選んだ3番のは白だ。
ここもごっちゃにならないように。
下面色の塗装
塗り分けた帯や主脚格納庫をマスキングし、下面色を塗ります。
水性ホビーカラーのRLM65ライトブルーを使ってしまいましょう。
水性塗料なので臭いは少ないですが、乾燥に時間がかかります。
マスキングテープを貼り付ける迷彩では、少し作業効率が落ちますな。
He111の下面もだいたいこの色だったみたいだね。
大戦初期の戦闘機によく塗られていたみたいだけど、爆撃機なんかは後期になってもこの色が使われているというか。
その後は下面をマスキング。
塗装図を見た感じ、上面色が主翼の下面前面にも回りこむようだ。
先端部分のモールドを目安に、マスキングテープを貼って塗り分け準備をしておく。
角度を工夫すれば下面のマスキングをしなくても塗り分けられるパターンもあるけど……
今回はそういうわけにはいかなそうだね。
双発機の場合、エンジン周りで上面色が下面に吹き込むことが多いですな。
ここは横着せずにしっかりマスキングしましょう・
上面色の塗装
続いて上面色。
こちらもドイツ軍爆撃機でよく見る塗装パターンとなります。
まずはMr.カラーのRLM71ダークグリーンを吹き付けましょう。
単調さを軽減するため、敢えてムラが残るような感じに塗っている。
モールド周りは少し濃い目に。
平坦な部分は下地のサフの色を残すように薄めにした。
途中で外しておいた、前面風防上部のミラーパーツもこれで塗ってしまう。
スプリッター迷彩をマスキング後、最後の1色を塗ります。
お馴染みのMr.カラー、RLM70ブラックグリーンですな。
プロペラもこの色で塗ってしまいます。
今回の戦果
マスキングを剥がすとこんな感じに。
ここからではわかりませんが、下面に少し吹き込みがありましたな。
後で修正しておきましょう。
タイヤなど細かいところを筆塗り。
乾燥待ちに今回はここで作業を中断しよう。
次回はマーキングからとなる。
続きは次回!
この記事で作っているキット