ハセガワのハインケルHe111H-6を作っていきましょう。
前回は塗装をしたところでとまった。
今回はマーキングとウェザリングをして完成に持ち込む。
なんとか完成だね。
一度似たような構成のキットを作っていたので、思ったよりは苦戦しませんでしたな。
それでは最終的にどんな仕上がりになるのか、作業を再開しよう。
デカールの貼り付け
付属デカールはこちら。
黄色帯は塗装済みなので使用しません。
中古品のわりには変色もしていないし、状態がよさそうだね。
そのまま貼り付けても大丈夫そう。
貼り付けるとこんな感じに。
胴体右の国籍マークが少し崩れるなどしたが、概ね問題ない感じだ。
ここは筆でレタッチして修正しておこう。
主翼上下面は3種類とも同じように見えて、微妙にマーキングのパターンが異なりますな。
間違えないようにしたいところです。
ウェザリング!
続いてウェザリング。
まずはタミヤのスミ入れ塗料でスミ入れ。
今回はブラック1色だけで済ませてしまおう。
このキットはモールドが多め。
スミ入れは是非とも行っておきたいね。
お次はタミヤエナメルのクロームシルバーを使い、銀のハゲチョロ表現。
今回は控えめで……。
単に筆者がHe111の搭乗口がどこなのか、あまり把握していないというのもある。
そして排気管。
管の錆周りはクレオスのウェザリングカラー。
排気汚れはタミヤのウェザリングマスターBセットを使っているよ。
……それにしても今回は汚いなぁ。
筆者が調べ物をしていた際、下面の排気汚れが派手なHe111の画像を見つけたらしく。
それを参考にしたそうです。
どっちにしろいつもの3点セット。
詳しくは当該記事を参考にしてね。
最後の仕上げ
そしてつや消しクリアーを吹きつけ。
乾燥後に窓のマスキングを剥がし、最終組み立てをして完成です。
一部風防は取れかかったり、内部に吹き込んだのか曇っていた。
なのでこれらも一度取り外して修正している。
このキットはパテを使わなくても風防の位置が決まるので、塗装後の着脱も安心だ。
とにかくこれで完成だね。
以下、ギャラリーだよ。
ハセガワ ハインケルHe111H-6 完成!
後期のHe111で特徴的な卵型の機首。
マスキングは大変だけど、ばっちり決まると見ごたえがあるね。
今回のキットは第100爆撃航空団(KG100)所属機。
以前もHe177A-5グライフを同部隊所属機で組みましたな。
KG100は1941年11月に編成、1944年8月に解隊。
1943年9月9日に誘導爆弾フリッツXを用い、イタリア軍の戦艦ローマを撃沈したことで知られる部隊だ。
以前組んだP型と。
遠くからではあまり違いがわかりませんな。
載せているエンジンが異なる。
P型は基本的にダイムラーベンツのDB601シリーズを搭載。
H型は基本的にユンカースのJumo211シリーズを搭載しているのが違いだ。
そのためエンジンナセルの形が僅かに異なる。
他にもH型の途中から幅の広いプロペラに変更されているようだ。
キットの塗装図に「H-6後期型」とわざわざ書かれていたのはそれが原因らしい。
作ってみた感想のコーナー
筆者が放置しがちな中型爆撃機がまた完成。
筆者の感想としては……
- 中型の爆撃機ではあるものの、パーツ数は可能な限り抑えていて組みやすさは確保している
- クリアーパーツ類も隙間がほとんどできないので、パテなどの心配をせず作業途中での着脱がしやすい。何気に胴体側面の窓が外側からはめ込むスタイルなのがうれしい
- 窓枠の多い風防、スプリッター迷彩などマスキングの手間が多い。キットではなく元々の機体デザインが原因だけど
といったところ。
組みにくい外見の航空機を極力組みやすくしたキット、といったように感じたようだ。
P型との違いは些細なものなので、この辺りは好みで選んでいいだろう。
筆者は両方作ったけどね。
2024年1月現在、ハセガワ社の公式HPではH-6型は生産休止の表示。
P型にいたっては存在が抹消されてしまっているので、現在どちらも入手が難しいのが難点ですな。
筆者はどちらも中古品で手に入れたものなので、その辺りを探すことになりそうです。
後輩であるJu88は近々再販のようだけど。
He111は2010年台にエアフィックスの新製品が登場して、それに押されたのかな?
筆者の積みにエアフィックスのH-6型があるけど……。
部品が多く感じたのか、2016年ごろに購入して放置しっぱなしですな。
組んで比較してみたいものです。
今回はここまで。
記事が作業に完全に追いついてしまったので、次のものにまったく着手できていない。
なので次回はまったく未定だ。
あるかわからないけど、次回もお楽しみに~。
この記事で作っているキット