模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回は筆者が数年ほど積んでいた、ハセガワのハインケルHe111H-6が完成しましたな。
記事が作業に完全に追いついていますが、今回は何をするのか……。
久々にガンプラを作ろう。
筆者が先日購入してきた、あのガンプラを仮組みレビューする。
なんか昨年後半にいくつか買ってきていたね。
放置しているみたいだけど。
難キットの息抜き……
と思いきや、むしろ動く分最近の筆者はガンプラのほうが難しく感じるのだとか。
今回のお題 HG ガンダムアストレイブルーフレーム
今回作るのはこちら。
ガンプラのHG SEEDシリーズより
ガンダムアストレイ ブルーフレーム
だ。
年末に筆者が
「自分用クリスマスプレゼント」
とか言い出して買ってきていたやつだね。
もう1ヶ月ぐらい経過しているけど。
実際はこの記事のために、すぐ仮組みだけしていたようですな。
なかなか紹介する機会が訪れず、今日に至ったわけですが。
このキットはガンダムSEED HGシリーズの第13弾として、2004年2月ごろに発売された。
価格は2024年1月現在、税込み1320円。
発売は2004年ですが、前年の11月に同じアストレイのレッドフレームが発売。
パーツの大半はそちらと共通ですな。
パーツを確認する
とりあえず箱を開ける。
中身はこんな感じ。
パーツの多いスケールモデルばかり見てきたから、なんか少なく感じるね。
各ランナーを確認。
まずはAランナーとBランナー。
Aランナーはバンダイお得意の多色成型で、複数色のパーツが1つのランナーに収まっています。
Bランナーは青一色。
ブルーフレームという名前だけあって、青がメインだね。
続いてCランナーとD3ランナー。
それぞれ黒い部分と、武器である無反動砲のパーツが収録されています。
この無反動砲、どっかで見たことあるような。
このD3ランナーは後に発売されたジンタイプインサージェントにそのまま流用されている。
厳密に言うと、ジンのほうは追加された投光器パーツもセットになっているけどね。
そういえばそんなの居たね。
確か筆者が作りかけで放置していたのを、ウェザリングの実験台にしたんだっけ。
ポリキャップとシール類。
キャップは当時のHGシリーズで主流だったPC123プラスですな。
関節に合わせて青色になっています。
成型色の都合上、破損や紛失した際に他キットの余剰品を使うと目立つ。
取り扱いには注意だ。
付属の説明書と塗装図。
どうもブルーフレームの青は通常のガンダムのものと比べると、少し淡いようですな。
筆者は一時期ガンダムカラーセットを狂ったように集めていたけど……
このブルーフレーム用の青、ブルー32は持っていなかった気がするね。
ホワイト5とファントムグレーは現行品に似たようなものがあるから、そちらでも補えるけど。
ホワイト5ってガンダムの手足の白でよく指定されているよね。
ということは現行品のMSホワイトがそれに該当するのかな。
アンダーゲートに注意しつつ仮組みを開始する
それではとりあえず仮組みをしてみよう。
……とその前に、このキットはアンダーゲートを多用している。
アンダーゲート……
なんか以前も言っていたような言っていなかったような。
普通ならパーツの表面にゲートがつきますが、アンダーゲートはパーツの裏面にゲートが来ます。
パーツ表面にゲート跡ができないのが特徴ですな。
スケールモデルなんかでもパーツ表面のザラザラした装甲面表現を潰さないようにするため使われていることがある。
ガンプラの場合はメッキ加工がされたパーツ表面にゲート跡を残さないように採用されていることが多いみたいだ。
アストレイはシリーズの中にゴールドフレームがあるから、それに備えたのかもしれないね。
説明書の通り、まずはパーツにニッパーを垂直になるよう密着させて切る。
この段階ではパーツ同士の接合面に小さいゲートが残る。
この状態だと接合面にゲートが残るから、パーツを合わせる際に邪魔になるね。
再びパーツにニッパーを密着させ、切り取る。
これで切り取り完了となる。
切る際にズレたり、切れ味の悪いニッパーを使っているとうまくできないけどね。
その場合はゲート部分をデザインナイフやヤスリで削って整えることになる。
ちょっとでも残っているとパーツを合わせた際に浮いて隙間ができる。
でも削りすぎるとやっぱり隙間ができる。
ちょっと面倒だね。
ゲート跡がパーツ表面に残りにくいという点では、成型色仕上げの際は見栄えが良くなりそうですな。
筆者は最終的に全塗装で仕上げる予定ですが。
胸部の仮組み
そんなこんなで組み立てをはじめよう。
まずは胸部。
ほとんどが青いパーツとなっている。
バックパックの接続が少し特徴的だね。
胴体内部にアームパーツを組み込んで、それを背中側にスイングさせて……。
スイングしたアームは背面の穴に接続。
これでバックパックの接続は完了だね。
設定ではこのバックパックのアーム部分にさまざまな追加装備を取り付けられるようですな。
取り付け忘れていた胸部の黒いパーツを用意。
それとついでにサーベルの柄も用意。
この段階で取り付けてしまおう。
組み立て説明書だと、実際は最後のほうでサーベルの柄を取り付けるみたいだね。
胸部はこれで組み立て完了です。
バックパックの接続が特殊なだけで、それ以外はそこまで問題ないですな。
独特な配置の肩関節が特徴的だ。
当時のSEED HGシリーズはほとんどが棒軸関節だったから、これは可動範囲に期待できるね。
頭部の仮組み
続いて頭部。
太めのV字アンテナが特徴的ですな。
組み立てるとこんな感じに。
頭部本体は前後に真っ二つ。
そこに赤いフェイスパーツを挟み込みます。
後ハメに難儀しそうですが……。
腕部の仮組み
お次は腕部。
ここも青いフレームパーツに、白い装甲パーツを貼り付ける構成となっている。
組み立てるとこんな感じに。
ヒジ周りは真っ二つで、更にそれを前腕で挟み込む形になる。
合わせ目を消すとヒジが取り出せなくなるけど、どうするか……。
手首は左右の握り手と、右の銃持ち手だけだね。
開いた手はついてこないんだ。
このころのガンプラHGシリーズはあまり開いた手がありませんでしたな。
2000年代後半になると今度は左手が開いた手しかついてこなかったりと、手首を削る傾向になりますが。
手首の話はこれくらいにしておこう。
あんまり長引くとまた筆者がザクII改を擦り始める。
腰部の仮組み
次は腰部。
たった4パーツだね。
組み立てるとこんな感じに。
外装前後と内部フレーム、そして上半身の受け手になるポリキャップの構成だね。
スタンド用の接続穴はないよ。
スタンドが一般的になったのはこの後のSEED DESTINYシリーズの途中からですな。
確かグフイグナイテッドシリーズあたりからだと……。
脚部の仮組み
続いて脚部。
パーツが多くてわかりにくいですが、足首は左右で同じですな。
先にこちらから組むと良いでしょう。
組み立てるとこんな感じに。
足首はスネとポリキャップ接続。
ヒザはスネで挟み込む感じですな。
ここも塗装派は後ハメに難儀しそうですな。
ここも合わせ目はモールドを無視した真っ二つなもの。
この頃はまだそれが主流だ。
本体を形にする
これで本体の部品が揃いました。
組み合わせてMSの形にしましょう。
組み合わせるとこんな感じに。
青いボディが爽やかでいいね。
引き続き、残りの部品を仮組みしよう。
武器の組み立て
武装は
- ビームライフル
- M68キャットゥス500mm無反動砲
- シールド
- ビームサーベル×2
ですな。
ビームサーベルは断面が楕円型の、アストレイシリーズ独自のものとなっています。
組み立てるとこんな感じに。
黒いシールド表面は、設定上の青や白の塗り分けが一切されていません。
シールも付属しないので、ここは成型色仕上げでも塗り分けておきたいところですな。
仮組み完了!
これで武器が揃い、完全な状態になった。
早速眺めてみよう。
まずは前後から。
青と白を基調とした機体色は成型色でばっちり再現されています。
ただ細かい部分はまだ不足していますな。
ホイルシールだとセンサー類の緑と、腰の青しかついてこないんだよね。
成型色仕上げの人も、シールドとかを塗り分けておくといいかも。
無反動砲はグリップの位置や手首の可動範囲の都合上、やや構えにくいですな。
肩にかけようとすると指がトリガーからズレた位置になったり。
この頃はまだバズーカ・ランチャー類もグリップ非可動のものが主流だ。
ライフルを構えてヒザ立ち。
装甲類が少ないこともあって、この頃のキットとしては可動範囲は広めだね。
ヒジも単純な構造ですが100度ぐらいは曲がりますな。
ビームサーベル。
楕円形の断面をした独特な形になっています。
なので両手で構える際は少し工夫が必要ですな。
肩関節が動くから、両手にさえ持たせることができればかっこいいんだけど。
あっ、いつのまにかレッドフレームが。
筆者の放置品をサルベージしてきました。
確か3.11の震災直後に筆者が手をつけていた記憶があるので……
2010年の暮れ~2011年の冬ごろには購入・筆者宅には存在したものと見られます。
もう13年近く前だよ。
こっちを先に作ったほうがいいんじゃないの?
筆者が中途半端に手を加えてましてね……
先に新品のブルーフレームから紹介したほうが好都合なのですよ。
追記
レッドフレームはじめました。
次回、製作開始!
とりあえず仮組みをし、筆者がガシガシ遊んだところで今回は中断。
筆者としてはプロポーションや可動範囲にはあまり不満がないようですな。
色分け周りが少し気になるようです。
どうも挟み込みのパーツが多いように感じる。
そのあたりをどうにかしていきたいところだ。
続きは次回!
この記事で作っているキット