アミュージングホビーから発売されています、試作型のポルシェティーガーを作っていきましょう。
前回はパーツを確認した。
今回は組み立て開始。
合わせ目部分を接着して、待ち時間に砲塔を進めていく。
さてさて、今回はどうなるかな。
お伝えするのを忘れていましたが、パーツ表面に目視で確認できる離型剤が付着していました。
なので一度洗剤で洗っていますな。
気分もパーツもすっきりしたところで、早速作戦を開始しよう。
まずは合わせ目接着
手始めに合わせ目部分の接着。
見た感じマズルブレーキとサスペンション部分ですな。
サスペンションは内部に付属の金属線を仕込んでから接着する形に。
これはこのキットの後に発売されたフェルディナント同様ですな。
微妙にパーツに傾斜がついているのかな。
サスの合わせ目は接着剤だけだとうまく消えないような。
後でパテでも塗っておくといいかも。
合わせ目消しについては過去記事を参考にしてね。
砲塔の組み立て
乾燥待ちに説明書の順所を無視して、先に砲塔から組んでしまいます。
まずは本体外装から。
ここだけ見ると見慣れたティーガーIとあんまり変わらないんだよね。
砲塔に関してはポルシェ案に搭載されたものが採用されたようですな。
厳密には期日に間に合わせるためヘンシェル案がポルシェ砲塔を流用し、合わせてきた形になったのだとか。
この砲塔、他のティーガーIキットと違って合わせ目がなく一体成型となっている。
その代わり後部にパーティングラインが発生。
目立つので削り取っておこう。
パーツの端にも細かいですが、バリがありますな。
見た目はもちろん接着部分に飛び出ているものは貼り合わせに支障が出るので、削り落としておきましょう。
なんかバリなのかディティールなのかわからないものも多いね。
説明書でパーツ形状をよく確認しながら……。
主砲基部は砲塔外装を軽く曲げて、上から内部に押し込む格好になる。
軸に歯がありギア感覚でカクカク可動する。
保持力的にはそのままでも問題ないかな？
遊んでいて磨耗しないか気になるけど。
天板部分の組み立て
続いて天板部分。
試作型のティーガーI砲塔で最も特徴的な箇所ですな。
いわゆるモヒカンスタイルという。
真ん中の一段盛り上がった箇所は砲尾の干渉を防ぐために設けられたもの。
生産性向上のためか、量産型の砲塔では天板全体を嵩上げした簡易構成になっている。
なのでモヒカン部分の内部は空洞のはずなんだけど、キットでは一体成型になっており内部も埋まっている。
砲尾部分も省略されている。
組みやすさ重視の構成だね。
ハッチ類の内部はしっかり再現されていますな。
ゲートが多いですが、その分ハッチ裏に押し出しピン跡が残らない構成となっています。
内部再現はありませんが、開いたハッチの裏は十分観賞に耐えうるかと。
ただ取っ手パーツをはめ込む凹みが浅く、径も小さめ。
筆者は0.8mm径辺りのピンバイスで一度さらっている。
天板組み立て後はこんな感じに。
モヒカン部分以外は見慣れたティーガーIのものですな。
そのまま本体に接着。
天板と側面の境目にある溶接跡もバッチリ再現されている。
多少隙間ができるが、そこは伸ばしランナーでも突っ込んでおこう。
砲塔前後の組み立て
続いて砲塔前後の部品を。
後部には予備履帯も取り付けるので、履帯パーツも6枚分用意しましょう。
まだ専用の雑具箱がないからか、III号やIV号で使われていたものと同じタイプだね。
リベット部分を横切るようにパーティングラインやゲート跡があるのが気になるけど。
ここは何とかよけながら……。
手始めに後部の予備履帯と雑具箱から。
下部の雑具箱支柱は合わせ目が発生しますな。
ここはひっくり返さない限り見えない。
筆者は流し込み速乾の接着剤で急遽処理しているけど、そこまで神経質にならなくて大丈夫だ。
予備履帯を組んでフックに引っ掛けてから、雑具箱を接着。
なんか複雑そうな構成。
塗装時に奥まで塗料が届かない可能性が高い。
なので筆者はこの後黒く塗りつぶしている。
今回の戦果
主砲と雑具箱を取り付け。
これで砲塔の組み立てが完了です。
同軸機銃は塗り分けに備えて、まだ接着せず。
どこかで見たことあると思いきや、レオポンさんチームのあれだよね。
あれですな。
確か公式キットでも品番GP-46のは、今作っているアミュージングホビー製品が元になっているはずです。
あのアニメの放送直後に発売された品番GP-05のはドラゴンの実戦型ベースで、当時物議を醸し出したのはいい思い出だ。
あのアニメの放送時(2011～12年)は古いイタレリ製品しか試作型のキットがありませんでしたからね。
アミュージングホビー製品はその後の2018年頃発売です。
今回はここまで。
次回は乾燥待ちになっていたサスペンションの組み立てから再開予定だ。
続きは次回！
この記事で作っているキット
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