
アカデミーより発売されています、35(t)軽戦車を作っていきましょう。

前回は塗装をして、かつて筆者が作って余らせていたタミヤスケール限定シリーズ(CMK製)の35(t)用デカールを流用して貼り付けた。
今回は仕上げのウェザリングをして完成にしよう。

これで完成。
実際は一昨日、月末の時点で完成していたんだけどね。

どうしても実際の作業とズレがありますな。
ズレをなくそうとすると記事が作業に追いついてしまい、書けなくなってしまうわけですが。

裏では既に後続のキットが動き出しているのは内緒だ。
それでは作戦を再開する。
エナメル塗料でのウェザリング


まずはエナメル塗料で全体をウェザリング。
- スミ入れ→タミヤのスミ入れ用ブラウン
- ウォッシング→ガイアノーツの埃色
- ドライブラシ→タミヤのニュートラルグレイ
- オイル染み→タミヤのクリヤーオレンジ+フラットブラック
- 排気管下地→タミヤのハルレッド
を使用しています。
過去記事や直前に進めていたI号B型と同じ流れですな。



いつもならスミ入れとウォッシングは同じ塗料で済ませるけど、今回は2色に分けている感じだね。

ダークブラウン系の色で奥まった溝部分に陰を作り、ライトブラウン系の色で装甲表面に付着した砂埃をイメージしている。
35(t)はリベット部分が多いので、ダークブラウンの色はうっすらした錆っぽい雰囲気も出してくれるんだ。
ただ細い部品が多いので、塗料の拭き取りや擦り付け時に弾いたり折ったりしないように。
車体上部のウェザリング


車体上部は
- 排気管の錆
- 工具の木目
- チッピング
辺りですな。
これらも過去記事を参考にしていただければ。




雨だれは……。

35(t)はリベット部分が多くて雨だれで強調する余地が少なかった。
そこは先ほどのスミ入れ塗料を下方向に伸ばす形で済ませてしまおう。

車体下部のウェザリング


車体下部はクレオスのウェザリングカラー、グレイッシュブラウンとタミヤエナメルのクロームシルバーを組み合わせ。
ここもほぼ過去記事通りですな。
ブラウンを塗って付着した泥を。
シルバーのドライブラシで擦れた履帯や起動輪を表現しています。


転輪のゴムリム部分にシルバーが付着しないように注意して……
35(t)は複雑な足周りだから、奥まった部分に筆を突っ込むのが難しいんだよね。
おまけに筆者はケチだから、古くて先の広がった筆しか使いたがらないし。

時代が進むとだんだん大型で少ない転輪の車輌が増えてきますな。
完成へ


最後につや消しクリアーを吹きつけ、荷物や伸ばしランナーで作っておいたアンテナをセットして完成です。
伸ばしランナーに関しては過去記事を参考にしていただければ幸いです。


伸ばしランナーはアンテナの他、今回は車体側面の細い棒部分にも利用した。
アンテナや隙間埋めなどのほか、極細のプラ棒としても使えるのでまとめて作ってストックしておくのがおススメだ。

これで完成。
以下、ギャラリーだよ。
アカデミー 35(t)軽戦車(2輌目) 完成!









35(t)、ここでは散々作ってきたんだよね。
結構マイナーな車輌なのに。

軽戦車の中では筆者のお気に入りだそうです。
模型ですと足周りが複雑なのが難点ですが。


直前に作っていたI号戦車B型と。
実際は並行していたので、仕上がりは似たような感じになりましたな。


こうしてみると35(t)は軽戦車なのに頼もしく見えるという。

開戦時のドイツ軍戦車は大半がマシンガンのみしか装備していないI号戦車や20mm砲装備のII号戦車で、本来主力になるIII号戦車に至っては100輌にも満たなかった。
そんな中、初期のIII号同様の37mm砲を備えた35(t)や38(t)といったチェコ戦車はその穴埋めとして大いに貢献するんだ。

III号戦車は開発が難航したこともあって、支援戦車であるIV号よりも数が少ない状態でしたからね。
あまりにも数が少ないため、試作止まりのB~D型なども動員されていたという。




ここで今までに作ったアカデミー製35(t)シリーズを。
左から
- エアフィックス箱
- アカデミー純正(1輌目)
- アカデミー純正(今回作った2輌目)
ですな。



エアフィックスのはアカデミー純正のとはデカールがまったく違って、迷彩仕様になっているんだよね。
戦間期~開戦時のドイツ軍戦車でよく見られたグレーとブラウンの迷彩と、スロバキアの三色迷彩という。

近年の研究によると、開戦時辺りは結構グレーとブラウンの迷彩車輌がいたようだ。
モノクロの写真だと迷彩の区別がつかなくてグレーの単色にしか見えないみたいだけど。

ポーランド戦線仕様1輌とロシア戦線仕様が2輌。
ただ35(t)はフランス戦線がもっとも輝いていた時期だったので、それも欲しくなりますな。
作ってみた感想のコーナー


約6年越しに先行した同キット達と合流。
期間が開いたから、先行した2輌とはちょっと仕上がりが違ったり。

詳しい感想は先ほどのエアフィックス版の中で語っているので、今回は割愛。
2010年代の発売なので、古いCMK製に比べるとまだ部品精度は高くて組みやすい部類。
ただ目立つ部品表面にいくつか押し出しピン跡があるのが気になるポイント。
過去の筆者が埋めていたので、今回は特に触れていないけどね。



以前作ったIV突撃砲なんかも、車体下部側面に多数の押し出しピン跡がありましたな。
あちらはツィンメリットコーティングついでにパテで埋まるので、そこまで気にならなかったのですが。


この辺りはまだ技術面の発展途上だったというか。
後発のT-34辺りになるとそこまで押し出しピン跡の問題は出てこなかった気がしたような。


IV突やT-34に比べると、35(t)は2026年11月現在競合が少ないのが利点ともいえる。
アカデミーやCMKの他はブロンコぐらいしかなかったはず。
ブロンコのはまだ筆者も作ったことがないんだけどね。

ブロンコは通常型や指揮車型の他、砲塔後部形状の異なるルーマニアのR-2仕様があるのが特徴ですな。
筆者も気になっているようですが、同社のキットで苦戦した記憶があるせいか足踏みしているようで……。

トゥラーンとかトゥラーンとかトゥラーンとか……。


トゥラーン自体が35(t)の発展型であるT-21を原型にしているからね。
おそらく似たような構造なのだと筆者は予想している。
とりあえず今回はこれで終了。
次回はまた別のものを紹介予定だ。

続きは次回!
この記事で作っているキット




