HGUC ザクII(リバイブ版)をシン・マツナガ機で製作する①

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ガンプラ製作記録
レーナ
レーナ

模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

アドルフ
アドルフ

前回は筆者が先日購入してきた、タミヤのIV号戦車H型(初期型)が無事完成しましたな。

となると今回は新しく何かを作ることに……。

ヴァルダ
ヴァルダ

ここ一年以内に筆者が新たに購入したものの中で、まだ完成に至っていないものがある。

今回はそれに着手しよう。

レーナ
レーナ

なんかあったっけ。

アドルフ
アドルフ

1つだけあったような気がしますな。

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今回のお題 HGUC ザクII(リバイブ版)

ヴァルダ
ヴァルダ

今回作るのはこちら。

ガンプラのHGUCシリーズより

ザクII(リバイブ)版

だ。

レーナ
レーナ

そういえば買っていたね、このザク。

アドルフ
アドルフ

筆者が昨年の9月に購入していたものですな。

どんな風に仕上げるのか迷って、しばらく放置していたという。

ヴァルダ
ヴァルダ

このキットはHGUCシリーズの第241弾として2021年12月に発売された。

大半のパーツは第234弾として2020年7月に発売された、シャア専用ザクIIの流用品だけどね。

価格は2024年6月現在、税込み1760円。

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レーナ
レーナ

筆者はリバイブ版のシャアザクは持っていないよね。

今回の量産型ザクも発売して少しした割りには、購入したのは初めてという。

アドルフ
アドルフ

両者共に流行り病の時期の最中でしたからね。

それと筆者は当時手持ちのザクの在庫処理に追われていたような。

まだオリジン系列のザクは何機か待機していますよ。

箱の中身を確認しよう

ヴァルダ
ヴァルダ

今回は新品キットなので、箱の中身を確認できる。

チェックしていこう。

レーナ
レーナ

筆者は仮組み済みの放置品を引っ張り出してくることも多いからね。

これは貴重という。

アドルフ
アドルフ

このキットも、実際はすでに昨年9月の購入直後に仮組み済みです。

これらの画像はその時に撮影したものですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

ランナーその1。

左側の多色成型のがAランナー。

そして右の武器一式がEランナー。

真ん中のスカートパーツがDランナーとなっている。

早速特徴的なものばかりだ。

アドルフ
アドルフ

スカートパーツは選択式のようですな。

Aランナーの硬質パーツのものと、Dランナーに入っている軟質パーツのものです。

軟質パーツはグニャグニャ曲がるので、TVアニメで描かれたような表現も可能になるという。

レーナ
レーナ

軟質パーツ、パーツリストの素材にはTPEって書いてあるね。

アドルフ
アドルフ

熱可塑性エラストマーのことだそうです。

エラストマーというと、タミヤの戦車模型に付属するベルト式履帯なんかを思い出しますが……。

ヴァルダ
ヴァルダ

Eランナーの武器はHGUCの高機動型ザクシリーズのものと同一のようだ。

流用の都合か、今回のキットでは不要な凹凸があったりする。

ヴァルダ
ヴァルダ

続いてBランナー。

主に四肢のライトグリーン部分。

B1とB2が存在し、左右対称部分はB2ランナーとしてもう1セット付属する。

レーナ
レーナ

この辺りは先行して発売されたシャアザクの色替えなのかな?

ヴァルダ
ヴァルダ

Cランナー。

主にフレーム部分。

ここも左右対称箇所がC2ランナーとして、もう1セット分付属する。

ポリキャップ類は付属せず、関節はすべてプラ製となっている。

アドルフ
アドルフ

ここもシャアザクと同じ……と思いきや、ランドセル基部の形状が微妙に違うようですな。

なのでC1ランナー下部のランドセル基部周りは不自然に隔離されているという。

レーナ
レーナ

公式HPのシャアザクを見たところ、あっちはランドセル上部にもバーニアがあるみたいだね。

こっちはそれがなくて、ランドセル下部の2基だけみたいだけど。

シャア専用機はS型だから、それの違いをイメージしているのかな。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回の量産型ザクIIは形式名が特に明記されていない。

TVアニメ放映時の、まだ詳しい型番設定のないものをイメージしているのだろう。

放送後のMSVの設定とかでC・F・J型とかが付与され、更に後年のMGとかで細かい形状違いが発生したはずだ。

アドルフ
アドルフ

MGキットとかみたいに、バーニアの数とか形を変えてみるのも面白そうです。

アドルフ
アドルフ

付属のシールは注意書きなどはなく、モノアイのホイルシールのみですな。

やはりTVアニメのシンプルなザクをイメージしているのかと。

レーナ
レーナ

筆者はどちらかといえばMGのVer.1.0みたいな、モールド多めで角ばったスタイルが好みみたいだけど。

アドルフ
アドルフ

90年代のザクキットは大体あのスタイルだそうですな。

年代が年代なので、可動範囲が現行品に比べかなり狭いわけですが。

ヴァルダ
ヴァルダ

説明書はこんな感じ。

海外での販売も考えてか、近年のガンプラは設定解説に英語も併記されているのが特徴だ。

レーナ
レーナ

そういえばヒートホークが紫じゃなくて黒指定になっているね。

黒でも十分それらしくなるけど。

アドルフ
アドルフ

筆者は後で塗り替える予定です。

仮組み開始! 胸部の組み立て

ヴァルダ
ヴァルダ

それでは早速仮組みして、全体の形状を確かめてみよう。

まずは胸部から。

旧HGUCでは腰部と一体で、双方独立可動ができなかった。

今回は胸部と腰部で分かれており、独立可動する。

レーナ
レーナ

左右のブロックも独立可動。

これはオリジン版に近い構成かな。

アドルフ
アドルフ

腹部と首関節を組み、胸部のフレームで挟みこんでいきます。

やや複雑な形ですな。

アドルフ
アドルフ

組み立てるとこんな感じに。

動力パイプは従来品のように軟質素材。

パーティングラインの整形に手こずりそうですな。

レーナ
レーナ

ランドセル周りは

胸部→ランドセル基部→パイプ→ランドセル外装

っていう順番に組むみたいだね。

今までのザクキットとはちょっと違うような。

頭部の組み立て

ヴァルダ
ヴァルダ

続いて頭部。

元がシャア専用ザクだったからか、アンテナ付き頭部も付属する。

旧HGUC(HGUC040)ではツノなし頭部のみだったので、嬉しい追加ポイントだ。

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アドルフ
アドルフ

今回はとりあえずツノなしで組みますけどね。

モノアイレールはオリジン版のような、断面が斜めになったもの。

底部のツマミで可動するのはF2ザクなどから引き継がれた構造ですな。

アドルフ
アドルフ

組み立てるとこんな感じに。

今回は仮組み段階なのでシールは貼りません。

いずれにしろ、クリアーパーツに置き換えてしまう予定ですし。

レーナ
レーナ

ツマミ可動なのがいいよね。

旧HGUCはツマミがなかったから、モノアイ可動に難儀したような。

腕部の組み立て

ヴァルダ
ヴァルダ

続いて腕部。

シールドとかスパイクもあるけど、まずは基部から。

ここもポリキャップレスで、全てプラ製の関節パーツを組み合わせる。

アドルフ
アドルフ

ヒジが独特の構造だそうですな。

実際に組んでみて確かめてみましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

組むとこんな感じに。

MGのVer.1.0みたいに、ヒジ関節が上下に分割されている。

なのでヒジを左右に曲げた状態で前にせり出すような形にもできるね。

レーナ
レーナ

手首も独特というか。

一番先端の区画が独立していて、ボールジョイント接続で可動。

袖口も斜めに切り取られた形になっているというか。

アドルフ
アドルフ

内側に手首を曲げた状態にできますが、人によっては少し慣れない形状かもしれません。

それよりも前腕がヒジ関節とヒジ外装を挟み込む構成になっているのが気になりますが……。

ヴァルダ
ヴァルダ

そのまま肩や手首を組み立て。

肩も関節部分を挟み込む構成となっている。

そのままでは合わせ目が残る。

アドルフ
アドルフ

キットの完成見本では極力この辺りを写さないようにしていますな。

手首は軟質なCランナーと硬質なEランナーに分かれています。

なので多少質感にバラつきがありますな。

レーナ
レーナ

スパイクアーマーは本体が一体整形。

前後のスパイクが別パーツだから、従来品よりも綺麗な円錐型になっているのがいいね。

アドルフ
アドルフ

ザクIIに限らず従来品は成型の都合か、頂点が片側に寄った円錐型でしたからね。

ヴァルダ
ヴァルダ

組み立てるとこんな感じに。

右の握り手は似たようなものが2種類付属する。

Cランナー付属のものは親指内側の突起が干渉してヒートホークを握れない。

Eランナーのものを使おう。

アドルフ
アドルフ

突起を削ればうまく持たせることができそうですな。

片方を余らせて別のキットに譲るのもよさそうです。

ヴァルダ
ヴァルダ

ここまでのパーツを組み合わせるとこんな感じに。

全体的な雰囲気はMGのザクVer.2.0に似ている気がする。

レーナ
レーナ

旧HGUCのザクに比べると、少し肩アーマーが小さく感じるかな。

これはオリジン版なんかでもそんな傾向だったけど。

脚部の組み立て

ヴァルダ
ヴァルダ

ここからは下半身。

まずは脚部。

足首はこんな感じの部品構成になっている。

ここは同一のパーツを使って2つ組む。

レーナ
レーナ

ここもポリキャップレスで、プラ製の関節。

足の甲はボールジョイント接続の別パーツ。

旧製品は一体整形だったから、踏み込むポーズがうまく取れなかったよね。

アドルフ
アドルフ

更にモモやスネを。

旧HGUCではまったくモールドがなく左右に真っ二つでしたが、こちらは合わせ目部分をモールド風に処理しています。

やはり雰囲気はMGのVer.2.0に近いかと。

レーナ
レーナ

スネ、モモ共にフレームに外装を貼り付けていく感じだね。

股関節部分はF2ザクとかからお馴染みのロール可動付き。

アドルフ
アドルフ

組み立てるとこんな感じに。

ヒザ関節の可動範囲は広いですが、パイプパーツの強度が不安ですな。

軟質パーツですが「ぐにゃり」と曲がるので……。

レーナ
レーナ

あんまり繰り返していると千切れそう。

前はプロトタイプグフでそうなったよね。

腰部の組み立て

アドルフ
アドルフ

続いて腰部。

ここは前述の硬質パーツと軟質パーツでの選択式です。

ヴァルダ
ヴァルダ

とりあえず今回は硬質パーツで進めてみよう。

アドルフ
アドルフ

組み立てるとこんな感じに。

従来のスカートパーツとは違った箇所で分割されており、前後左右共に単純な板状になっているのが特徴ですな。

レーナ
レーナ

可動範囲優先ってことかな。

ちょっと薄っぺらくも感じるけど。

ヴァルダ
ヴァルダ

フレーム部分はジョイントパーツを取り付けられる。

アクションベースを使用する際は、このパーツを取り付けることでベース側の軸を通すことができるようになるんだ。

レーナ
レーナ

直接パーツに穴が開いているわけじゃないから見栄えはいいけど、その分手間というか。

アドルフ
アドルフ

下半身のパーツを組み合わせるとこんな感じに。

可動範囲は申し分なく、ヒザ立ちも余裕です。

ただフットミサイルはこのキットに付属しませんが……。

レーナ
レーナ

左右が一体整形になったフロントスカートが多いけど、このキットは最初から分割されているね。

だからヒザ立ち時も違和感がないという。

アドルフ
アドルフ

上半身と合わせるとこんな感じに。

これで本体は組み立て完了です。

レーナ
レーナ

残るは武器のみ。

武器の組み立て

ヴァルダ
ヴァルダ

前述通り、武器は高機動型ザクシリーズのものの流用品。

ただし高機動型ザクと今回のザクは本体への取り付け部分の規格が異なる。

なので無意味な取り付け部分の凹凸がいくつかあるんだ。

手首の規格は同じなので、手に持つ分には問題ないけどね。

アドルフ
アドルフ

その関係でヒートホークのアタッチメントのみ新規パーツですな。

R型ザクはホーク本体の四角い突起を直接接続する方式。

今回のザクはアタッチメントを介して、ボールジョイントで腰部に接続します。

アドルフ
アドルフ

ここは単純に部品を組んでいくだけ。

マシンガンのマガジン裏の肉抜き穴が目立つぐらいです。

これはHGUCのザク系キットの大半に言えることですが。

アドルフ
アドルフ

これで全ての部品が揃い、仮組み完了です。

近年のザクキットでは省略されることも多かった、腰部のバズーカラックのギミックも再現されていますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

武器は高機動型ザクの流用で、同機のシールド用アタッチメントも付属。

ただ規格が異なる(今回のザクは高機動型ザクよりもシールドが幅広に造形されている)ので、残念ながらそのまま取り付けることはできない。

レーナ
レーナ

代わりに謎の穴が開いているんだよね、このシールド。

アドルフ
アドルフ

調査したところ、どうやらこの穴はオリジンシリーズのザクに付属するバズーカの予備マガジンがそのまま取り付けられるようです。

筆者としてはあまり使わなさそうですが……。

ヴァルダ
ヴァルダ

他には余剰パーツとしてCランナーのC13パーツが1つ余るのみ。

これは肩基部のシールド取り付け部分のパーツがもう1個ついてきた感じだ。

それでは仮組み品を見てみよう。

仮組み品簡易レビュー

ヴァルダ
ヴァルダ

まずは前後から。

見紛うことなきザクである。

レーナ
レーナ

CとかFとかJとか、型番は明記されていないんだよね。

TVアニメの作画に合わせて旧製品ではランドセルのバーニアも省略されていたけど、今回はバーニア付きで造形されているという。

アドルフ
アドルフ

武器を構えてみます。

まずはザクマシンガン。

ストックが広い形なので、やや構えにくいですな。

これはストック幅が狭い旧製品のほうが構えやすい気がします。

ヴァルダ
ヴァルダ

武器は何度も言っているけど、同シリーズの高機動型ザクに付属するものの流用品。

MGのザクVer.2.0のものに似た形をしているから、そのデータを流用して設計しているのかもしれない。

アドルフ
アドルフ

続いてバズーカ。

高機動型ザクのものの流用品なので、アタッチメントに取り付けるための凹みもそのままです。

前述通り、このキットにはそのアタッチメントを取り付けられないのですが。

レーナ
レーナ

ヒザ立ちも余裕。

なんだけど、動力パイプの強度が気になるかな。

アドルフ
アドルフ

ヒートホーク。

従来品同様、黒系の単色です。

ザクのヒートホークは紫色指定のことが多いですが、本製品では黒系の色に指定されていますな。

レーナ
レーナ

刃先だけでも黄色とかに塗り分けてあげるとそれらしくなるかな?

刃の部分はモールドの境界線があるから、そこまで塗り分けは難しくないはず。

アドルフ
アドルフ

軟質のスカートパーツに交換して一枚。

TVアニメの雰囲気に近づくというやつですな。

武器の取り付け穴はありませんので注意です。

アドルフ
アドルフ

アンテナ付きの頭部。

これでF型やJ型の指揮官機を再現できますな。

レーナ
レーナ

シャア専用ザクとはランドセルとかの形が微妙に違うから、S型じゃない指揮官機みたいな感じで……。

アドルフ
アドルフ

筆者の放置している他のザク系キットと。

  • 左→HGUC040、旧製品のHGUC量産型ザク
  • 真ん中→HGUC241、今回のリバイブ版量産型ザク
  • 右→HGオリジン、オリジン版のザクIIC-5型

ですな。

同じザクIIでもこれだけ差があります。

レーナ
レーナ

旧HGUCはやや頭でっかちなスタイル。

ただTVアニメのイメージには一番近いかな?

オリジン版は多めのモールドと濃い成型色が特徴的というか。

アドルフ
アドルフ

このキットはザク系の装備は一通り揃っていますが……

フットミサイルだけありません。

他のザクから流用できないか試してみましたが、どれもピッタリというわけではありませんな。

ヴァルダ
ヴァルダ

画像の1枚目が旧HGUCの量産型ザクII付属のもの。

2枚目はF2ザク付属のもの。

強いて言うならまだF2ザクのものが近い気がするね。

アドルフ
アドルフ

ピッタリでないので多少グラつきます。

使うならもう少し手を加えるか、両面テープやネオジム磁石を仕込む必要がありそうですな。

レーナ
レーナ

付いてきたところで結局余り気味になるんだよね。

だから今回は最初から外されたのかな。

次回、本格製作開始!

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここで終了。

次回からいつものように、本格的に手を加える。

レーナ
レーナ

どんな風になるのかな。

アドルフ
アドルフ

量産型はより仕様を変えやすいですからね。

筆者もどうするかかなり迷い、購入してからしばらく置いていたという。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者の手持ちに以前作ったシン・マツナガ大尉の高機動型ザク用シールが余っている。

これと組み合わせて彼が中尉時代に乗っていたとする、頭部と肩だけ白いF型ザクを作ってみようと思う。

レーナ
レーナ

そういえば前はガンダムデカールで済ませたんだよね。

アドルフ
アドルフ

RG用のをHGUCに使った感じですな。

肩の青いラインがシールでは難しいと判断したようで。

ヴァルダ
ヴァルダ

いずれにしろ、まずは塗る前に工作を済ませる。

次回はそこからになるだろう。

レーナ
レーナ

続きは次回!

この記事で作っているキット

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