模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回は伸ばしランナーについて語りましたな。
今回は……。
作っておきたい組みかけの航空機キットがある。
今回はそれの紹介だ。
再び航空機キットに。
最近多いような。
本当はこの前の月光の直後に作りたかったけど、さすがに航空機が続き過ぎた。
なので合間に実験やらガンプラやらを挟むことに。
フジミ 夜間戦闘機月光21型(一一型前期生産型?)
今回作るのはこちら。
フジミ模型より
夜間戦闘機 月光21型だ。
ただ現在だと「月光一一型前期生産型」という分類の方が一般的らしい。
これまた変な状態で転がっているなぁ……。
10年以上前に筆者が挑戦したものの上手く行かず。
そのまま放置したものですな。
作っている最中というより、持って帰ってくる際に満員電車で箱を潰されかけた記憶の方が印象的なようですが。
今回のキットの品番はH-6。
2015年頃に改訂され、品番C-7として再販されてもいる。
箱が大きく変わっただけで、基本的な内容はあまり変わらないようだ。
月光21型(一一型前期生産型)とは?
この航空機は第二次世界大戦期に大日本帝国海軍が運用した夜間戦闘機だ。
略符号はJ1N。
連合軍によるコードネームはIRVING(アーヴィング)
これは以前の23型(一一型後期生産型)を作った際にも語ったけど。
長距離双発戦闘機として開発スタート(一三試双発陸上戦闘機)
↓
戦闘機としては不採用になって、偵察機として採用(二式陸上偵察機)
↓
米軍の爆撃機に対抗して、斜銃を装備した二式陸偵が登場(夜間戦闘機 月光)
……って言う流れだったね。
月光の中でもいくつか種類がある。
以前作ったのは胴体後部に段のない、いわば後期生産型。
今回の21型(一一型前期生産型)は原型の二式陸偵同様の、段のついた胴体を持っているのが特徴だ。
どうも段付き胴体は陸偵との並行生産していたもののようですな。
そのため原型機の特徴が残っているという。
以前作った後期生産型に合わせて、今度は段付き胴体の前期型月光を作ってみよう。
中身を確認する
それでは中身チェック。
筆者が箱を処分してしまった上に組みかけなので、今回は開封なし。
パーツも説明書の一覧で確認。
画像の左側が今回の21型キット。
右側のが以前の23型キットだね。
違いは主に……
- Aランナーに含まれる胴体上部が、段なしのものから段付きのものに差し替え
- Gランナーのクリアーパーツがいくつか増えている
……といったところかな?
クリアーパーツが増えたので、23型キットよりも手間がかかりそうですな。
それと斜銃の金属銃身が今回も付属しますが……
よく見たら真鍮パイプではなく真鍮線でした。
これは実際に組んでからまた確認しましょう。
付属のデカール。
欠けている部分は機内の計器板だ。
23型同様、ややオーバースケールでパーツからはみ出た気がする。
撃墜マークが少しあるぐらいで、基本は機番と国籍マークぐらいだね。
海軍機らしく派手なマークはないという。
塗装は6種類。
やはり塗装パターンはどれもほぼ同じで、マーク違いによるもの。
英語表記だけどおそらく内訳は……
- 第302海軍航空隊 山本一飛曹&大山中尉搭乗機 1945年2月15日 名古屋 明治航空基地
- 第302海軍航空隊第2飛行隊所属機 1945年4月 九州 鹿屋航空基地
- 第51海軍航空戦隊付属夜間戦闘機隊 1944年6月 神奈川 厚木航空基地近郊不時着機
- 第332海軍航空隊第804戦闘飛行隊所属機 1944年5月 千葉 香取航空基地
- 第352海軍航空隊第4分隊所属機 1944年10月 九州 大村航空基地
- 第352海軍航空隊第4分隊所属機 1944年10月 九州 大村航空基地
といったところ。
5番と6番は同じ基地の同部隊所属の別個体のようだ。
特に部品選択はありませんので、組み立てた後で決めても大丈夫ですな。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から作業開始となる。
厳密には作業再開だけどね。
部品とか足りているのかな?
なんか壊れている部品もあったような。
未開封品を最初から組むよりも、中途半端な組みかけ品の再開の方が難しいという。
過去の筆者が変な組み方をしていることがあるからね。
ともかく詳しくは次回だ。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット