模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回は押し出しピン跡の処理について語りましたな。
今回は……
通常の製作記に戻る。
前回のピン跡処理で出てきたキットを掘り出してみよう。
そういえば前回の実践で、過去作じゃないものが混ざっていたね。
前回の記事のために、筆者があまり深く考えず積み山からとってきたようですが。
今回のお題 ハセガワ メッサーシュミットBf109E-4N(ガーランド)
今回作るのはこちら。
ハセガワより
メッサーシュミットBf109E-4N(ガーランド)だ。
実際は選択式なので、商品名ではBf109Eと表記されている。
ドイツ軍主力戦闘機Bf109。
ここでは久々だね。
最後に作ったのは2年前のファインモールド製G-2型でしたな。
Bf109Eとは?
この航空機は1930年代から40年代、スペイン内戦から第二次世界大戦期にかけて活躍したドイツ軍の戦闘機だ。
詳しいことは過去の派生機でも語っているから、ここでは簡潔に済ませる。
派生種がたくさんあって、戦闘機としては史上最多生産のようだね。
今回のキットにはE-4N型とE-3型が収録されている。
E-3型は以前タミヤのキットでも作ったもの。
モーターカノンの搭載を想定していたBf109だけど、振動の問題が解決できず。
機首のモーターカノンを廃止し、機首に7.92mm機銃を2つ、主翼内に20mm機銃を2つ装備した形式だ。
モーターカノンはF型になってからようやく搭載されたようですな。
しかしE型の翼内機銃が廃止されたので、火力派と運動性能派で評価が分かれたとか。
E-4NはそのE-3型に続いて登場したタイプ。
まずE-4型で20mm機銃が強化され、また風防が生産性を高めた角型に変更された。
更にE-4N型ではそれまで搭載していたダイムラーベンツのエンジン、DB601AシリーズをDB601Nに換装して強化しているのが特徴だ。
模型でのE-3型とE-4(N)型の違いは、風防が角型になっているところぐらいかな?
今回のキットでは最終的に撃墜数104機の記録を残したエース、アドルフ・ガーランドの搭乗機が収録されている。
ハセガワの1/72スケールキットで、エースの機体を再現してみよう。
箱の中身を見てみる
それでは中身を確認。
こんな感じになっている。
右上に見える銀色の物体はホワイトメタル製の座席と照準器。
特に照準器は他キットではあまり見かけない、望遠タイプのものだ。
外袋がなく、過去に筆者が開封済みのようですな。
ところでなんで筆者はこんな簡単そうなキットを放置していたんだろう。
実は過去の筆者が同型機のパーツを紛失してね。
このキットはその際パーツ取りにされた。
なので一部の部品が足りず、放置されていたんだ。
主翼下のバランサーパーツと、水平尾翼下の支柱パーツですな。
今の筆者なら紛失したパーツの自作ぐらい簡単。
……そんな感じで今回掘り出された感じですな。
付属デカールはこんな感じ。
Bf109らしく、細かい注意書きまで再現されている。
デカールシートに右下に「1994.1」って表記されているね。
仮にこれが初版なら、30年前の発売になるという。
塗装は3種類。
商品名通りいずれもエースパイロット、アドルフ・ガーランドの搭乗機となっている。
- E-4N型 第26戦闘航空団司令機 フランス 1940年9月
- E-4N型 第26戦闘航空団司令機 フランス・オーデンバール 1940年12月
- E-3型 第26戦闘航空団第III飛行隊司令機 フランス 1940年6月
といったところ。
部品選択があるので、先にどれで作るか決めておこう。
時系列的には
3番→1番→2番
のようだね。
今回はボックスアートにも描かれている、1番で作ってみよう。
というのも、
- 筆者は2番の塗装でここの開設以前に同じキットで作っている
- 3番はE-3型でタミヤのキットに同じ塗装が収録されており、過去に筆者がそれで仕上げている
などの理由がある。
過去に作った同キット。
それのパーツ取りに使われたのが、今回出てきたキットですな。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から製作開始となる。
……あの日が近づいているけど、間に合うのかな?
かなり微妙な期間ですな。
持ち越す可能性もあるかと。
パーツの自作もあるし、おそらく間に合わない可能性が高いだろう。
とりあえず、進められるところまで進める予定だ。
続きは次回!