ガンプラのHGBFシリーズより、ラルさんの愛機ドムR35を作っていきましょう。
前回は筆者が放置していた仮組み品をサルベージして確認した。
今回は各部の細かい製作開始。
まずは小手調べとして、武器や頭部に手を加えてみよう。
今月最初のキット。
随分手を加える箇所が多くなりそうだけど、大丈夫かな?
目処は立ったようですな。
今までは目処が立たず、購入してから9年近く放置していたわけですが。
それでは作戦を開始する。
パテ盛れ!
まず本キットに対して筆者が気になったこととして……
非常に肉抜き穴が多いということですな。
- ヒジのクロー
- ヒザのクロー
- シールドの可動パーツ
を取り外します。
どの部品も左右対称だから2倍のパーツ数に。
ちょっといつもより多いかな?
これ以外にもいくつか肉抜き穴はあったけど、それらは筆者が骨組み部分と解釈して気にしなかった。
とりあえず筆者が気になった、これら3箇所の肉抜き穴を埋めてみよう。
穴埋めに使用するのはタミヤのエポキシパテ(速硬化タイプ)
黄緑色の箱が目印だ。
基本として25g入りが発売されていますが、筆者は徳用の100g入り(25g×4セット)を持っていましたな。
ただ戦車のツィンメリットコーティングに多用したからか、もう1セット分しかないという。
A材とB材に分かれているので、それぞれを同量ずつ切り出し練って混ぜる。
混ぜたら穴部分に埋め込もう。
べたつくので、手や道具に張り付かないように水で濡らしながら作業するといいだろう。
筆者は素手でやっちゃっているけど、説明書には手袋を着用して作業することが推奨されているね。
みんなはちゃんと手袋を使うんだゾ。
エポパテは薬品の塊みたいなものですからね。
道具はヘラみたいなものがあると作業に便利だ。
筆者はタミヤの調色スティックをヘラの代用にしている。
本来は塗料ビンをかき混ぜるためのものだけど、パテ盛り時のヘラ代わりにもできる隠れた優れものだ。
盛りすぎると削るとき大変なので、ほどほどに……
パーツとパテの隙間ができないよう、そこの境目は圧着させておくと良いでしょう。
乾燥後は削って整形する。
パテがプラと比べて柔らかいので、ヤスリだけだと目詰まりして中々進まない。
デザインナイフなどで大まかに削ってから、ヤスリで整えるといいだろう。
平坦な面が多いので、筆者は仕上げに板付きの紙ヤスリを使っている。
エポパテは銘柄によっては高密度で非常に削りにくいものがありますからね。
このタミヤの速硬化タイプは比較的柔らかいので、薄く伸ばしたり切削しやすいのがメリットです。
現在筆者が使用するエポパテの主力になっていますな。
主に戦車のツィンメリットコーティング要員になっているんだけどね。
というかちゃんと穴は埋まっているのかな?
塗装とかするときに、プラとパテの間に隙間がよく発生するけど。
後でサーフェイサーを吹いて確認ですな。
クローの根元なんかは外からほとんど見えないので、そこまで気にしなくても良いかと。
筆者が気にしていた箇所の肉抜き穴埋めはこれで完了。
乾燥時間との兼ね合いで、実際は他の箇所と並行して進めている。
武器の製作
それでは各部位の製作から。
まずは武器。
キットには多目的シールドが付属。
そのほか劇中で使用したもののキットには付属しない、ヒートサーベルをHGUCグフ(リバイブ版)から拝借しています。
グフは1本しか装備していないのに2本付属するので、複数個持っていれば余剰品の確保は容易ですな。
リバイブ版グフはグフR35の金型流用品だから、2本付属するんだよね。
シールドには肉抜き穴が……
って、さっき埋めたはずのが埋まっていないよ。
この画像含めて、各部位の画像は作業開始前に撮影している。
実際はこの画像が先で、その後に先ほどの肉抜き穴埋めを行っているんだ。
とりあえず。肉抜き穴埋め以外の改造を施そう。
基本的にはゲート処理などの整形作業のみ。
大きく手を加えたのはスパイク部分ですな。
プラ棒を継ぎ足して削り、シャープ化を図っています。
スパイクのシャープ化に関しては過去記事で取り上げていますので、そちらを参照に……。
当初はプラ棒の消費を減らすため
- スパイクの先端を平らに削る
- 短く切ったプラ棒を接着
- 乾燥後、削って整形する
といったパターンだった。
ただ削っているうちに2本ほど接着部分が外れてしまったので
- スパイク内部から2mm径の穴を開けて、そこに同径のプラ棒を差して接着
- 乾燥後、削って整形
といった形に変更している。
基本的にイモ付けよりも、埋めるようにして削った方が強度が高いんだよね。
筆者がプラ棒をケチった結果回り道に。
湾曲したスパイクみたいに、埋め込むことができない場合のみイモ付け方式を使った方がいいですな。
……濃い青部分のシールド裏側は埋めなかったんだ。
そこは筆者がそういうデザインと解釈して埋めなかった。
面積が広すぎて、埋めるのが大変というのもあるけどね。
武器に関してはこれで完了。
頭部の製作
続いて頭部。
大型のブレードアンテナが付いた以外は、原型のドムとほぼ同じ形ですな。
キットとしてもモノアイ基部の構造が若干異なるだけで、可動機構は健在です。
ドムは基本的にアンテナがないから新鮮だね。
それにしても、随分アンテナがデカいのは気のせいかな?
1/144スケールに1/100スケールのをくっつけたような。
今回の戦果
ここは
- アンテナを両サイドから削ってシャープ化
- モノアイをクリアーパーツ化
といった改造を施している。
詳しい方法はやはり過去記事があるので、そちらを参照に。
モノアイはいつものHアイズ3だけど、基部はバーニアパーツだね。
コトブキヤの丸ノズルですな。
- 元のモノアイ基部を切り取り
- コトブキヤの丸ノズルの4.0mm径を接着
- ウェーブのHアイズ3(ピンク)の2.8mm径にアルミテープを貼り付け、丸ノズル部分にはめ込む
といった流れです。
丸ノズルの厚み分、頭部の内部に干渉することがあるので注意ですが。
今回はここで中断。
残りの部位も手を加えることがたくさんある。
順を追って紹介することになるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット