プラッツより、ガルパン最終章に登場したBC自由学園のルノーFT-17を作っていきましょう。
前回は砲塔を組んだ。
今回は車体を組んでいこう。
1月も下旬に。
さすがにもう正月気分は抜けきったかな?
序盤の2機でだいぶ筆者は消耗したようですな。
ルノーFT-17はなかなか進まないようで。
逆に序盤で飛ばしすぎたから、のんびりモードに突入している感じだ。
その分じっくりと進めていこう。
それでは作戦を再開する。
車内の組み立て
まずは車内から。
大元のモンモデル製品ではエンジンなどが再現されたフルインテリアキットでした。
しかし今回のプラッツ・ガルパン版キットではそれらが一部省略されています。
なので工程1~3をすっ飛ばして、4からスタートすることに。
……というのは前回、前々回と説明しましたな。
その工程4番も、本来ならF・Gランナーのパーツだらけ。
だから今回のキットで実際に使うパーツはかなり少ないという。
内装省略とは言いましたが、操縦席周りや床板などの最低限の部品はセットされています。
本当に外見だけでいいと思う人は、これらも省略して組んでみるのもありですな。
内装ついでに、合わせ目が発生する車外のマフラーも貼り合わせておこう。
画像の左上にある筒状の部品だ。
このマフラー、実は向きが存在する。
間違えると後で車体にうまく取り付けられない。
実は筆者はこの時点で向きを間違えており、後々加工をすることに。
一度組み立てるとこんな感じに。
そのまま座席やレバー類も組んでしまいましょう。
エンジンを省略しているけど、戦闘室と機関室の仕切り部分も省略されちゃっているんだよね。
どっちにしろハッチを閉めると見えなくなるけど。
ルノーFT-17の画期的なポイントの一つが、戦闘室と機関室を区切ったことですな。
それ以前では仕切りがなかったので、乗員はエンジンの廃熱や騒音に苦労したり……。
衝撃でうっかり乗員がエンジンに触れてしまい火傷をする……みたいなこともあったとか。
組み立てるとこんな感じです。
操縦席周りはある程度内装が残っており、フィギュアを乗せてハッチを開けた際の分の賑やかしには問題なさそうですな。
ルノーFT-17って確か2人乗りだっけ。
マリー様の車輌は3人乗っていたみたいだけど。
後の2人は……。
確か祖父江(そふえ)と砂部(いさべ)だね。
このキットが発売されたときはまだ名無しのキャラだったはず。
金髪の方が祖父江で操縦手。
オレンジ髪(茶髪?)の方が砂部で砲手。
なのでこの操縦席に座るのは祖父江だ。
車体左側の組み立て
続いて車体左側の組み立て。
ここも内装部分は基本的に省略されています。
外装がメインですな。
赤い印がついているのは……。
小さい突起部分はキットで切り取り指示がありますな。
無論外から見えなくなるので、放置しても良さそうですが。
大きい突起は切り取り指示がありませんが、目立つ押し出しピン跡部分です。
こちらも外から見えませんが……。
このキットはこのパーツに限らず、凸状に残った押し出しピン跡が多い。
場所によっては接着に支障が出るので、なるべく切り取っておくのをおススメする。
組み立てるとこんな感じに。
U字フック周りは劇中の車輌と少し形が異なるようですな。
ここは後で手を加える予定なので、接着は後回しにした方がよかったかもしれません。
なんか早速金属パーツが組み合わさってかっこいいことに。
詳しくは右側を組むときに確認しよう。
車体右側の組み立て
続いて車体右側。
こちらも内部に不要な突起や押し出しピン跡があります。
気になる人は処理しておきましょう。
寧ろゲート部分の処理が重要かもしれない。
車体は箱組みなんだけど、噛み合わせのためにパーツ端に微妙な段差ができている。
その段差の上に太めのゲートが来ているんだ。
ここをきれいに切り取らないと、干渉して外装同士がうまく噛み合わないという。
んで金属パーツだけど……。
どうやらサスペンションの可動を再現するためのものですな。
スプリングパーツを軸に通し、その上からプラ製のD11番パーツを接着してフタをしてしまいます。
スプリングは大小2種類あるので間違えないように。
ここで使うのは大サイズですな。
金属パーツとプラパーツの接着には瞬間接着剤を使う。
軸とD11番パーツは向きがあるので、それも間違えないように。
突起があるのが同じ方を向くようにしよう。
この突起がサスペンション部分に繋がる。
組んだサスペンションパーツはB42番パーツ(左側はB41番)を被せるように車体に取り付け。
サスペンションパーツは車体に接着せず、B41/42番パーツと車体を接着する感じですな。
このB41/42番パーツも裏面に押し出しピン跡が派手に飛び出している。
そのままでは車体に合わないので、平らになるように削っておこう。
車体上部の組み立て
お次は車体上部。
ターレットリングやエンジンデッキ周りですな。
エンジンデッキ上部の吸気口らしき部分はエッチングで格子を再現している。
先ほども使ったゼリー系の瞬間接着剤で取り付けるといいだろう。
組み立てるとこんな感じに。
挟み込むような構造なので、先にハンマーを接着。
その後吸気口パーツを取り付けるといいですな。
接着面積が狭いから、戦闘室側と機関室側のをまっすぐにつなげるのが難しいかな。
ここは後で箱組みするときに一緒にするパターンでもいいかも。
他の装甲パーツも用意し、これで箱組みの準備が完了しました。
車体を形にしましょう。
リベットモールドの多い装甲板の箱組み。
接着剤がはみ出さないように……。
どうしても部品成型の都合で鋲打ち車体は箱組み構成が多い。
微調整しやすいよう、各板部分を貼り合わせるだけにしておくと好都合だったりする。
今回の戦果
箱組みが完了しました。
車体側面なんかは微妙に反っていて隙間ができそうだったので、そこは瞬間接着剤の点付けで仮留め。
その後流し込み接着剤で固着させています。
さっきも言っていたけど、側面と底面の噛み合わせ部分が難しいんだよね。
段差部分に太いゲート跡が来るから、そこを綺麗に処理しておかないと隙間ができるというか。
微妙な段差のせいで整形もしづらいのが難点だ。
今回はここまで。
次回はおそらく左右の足周りを組んでいくことになるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット