
ガンプラHGUCのザクI。
闇夜のフェンリル隊指揮官、ゲラートシュマイザー少佐機で作ってみましょう。

前回は脚部や武器を組んで、全体のパーツをそろえた。
今回は塗装とマーキングを行い、本格的に少佐専用機に仕上げよう。

ようやく塗装に。
戦車とかに比べるとガンプラの塗装は塗り分けに時間がかかるんだよね。

しかし以前のレッドホーンに比べればなんともないという。

あれはHGのガンプラを同時に5~6体塗るようなものだった。
それではさっそく作戦を再開しよう。
下塗り


とりあえず下塗りを。
先にグレーのサーフェイサーを吹き付けて各部の凹みや傷をチェックした後、クレオスのMr.フィニッシングサーフェイサー1500ブラックで全体を塗りつぶします。

2回もサーフェイサーを。

1500のサーフェイサーは粒子が細かい分傷などの埋めには不向きですからね。
逆に500とかの粗いサーフェイサーは傷の埋めに向いていますが、キット表面が凹凸になりやすいという。
今回は合わせ目貼り合わせやスジボリの新規追加など、切り貼り箇所が多いですから確認を怠らずに。

グレーのサフはその辺に転がっていた500番と1000番を混ぜている。
使い切りそうな500番のビン内部を溶剤で希釈・洗浄して、その廃液と1000番を混ぜている感じだ。

またケチな筆者が廃材再利用を……。
本体色の塗装


続いて本体色を塗り、ゲラート・シュマイザー少佐機にしていきましょう。
同機はザクIというよりはザクIIに近いような塗り分けをしていますな。
胴体はグリーン、四肢はライトグレー。
そしてヒザや足先などはブラックとなっています。

とりあえず今回は手持ちのMr.カラーをメインに使用。
- 四肢のライトグレー→Mr.カラーの明灰白色1
- 胴体のグリーン→Mr.カラーの明灰緑色(中島系)
- バックパックのグレー→ガンダムカラーのMSグレージオン系
- コクピットハッチやヒザ・足底のブラック→旧ガンダムカラーのファントムグレー
- スパイクシールドのライトグリーン→ガンダムカラーのMSグリーン
- 武器・関節→Mr.メタルカラーのアイアン
……といった感じに。

なんかちょっと四肢の色が明るいだけで、ほとんどザクIIみたいな色合いに。
胴体の明灰緑色も、ザクII用のMSディープグリーンにしてよかったかも。

媒体によっては四肢のライトグレーが緑かかっており、余計にザクIIっぽくも見えますな。
ちなみに四肢の色は当初灰緑色に塗る予定でしたが、黄色っぽい感じが強かったので急遽明灰白色に変更されたというやつです。

シールドは汎用装備ということで、通常のザクIIの塗装と同じにした。
これは陸戦型ガンダム色のシールドを持っているEz8みたいなノリだ。
後でグフのシールドが手に入ったらそちらに持ち替えて、ザク用シールドは別の機体に回すことも考えてのこの色だけどね。

塗ってから気が付いたのですが、媒体によってはスパイクなしのシールドを持っているパターンもあるようですな。
仮にフェンリル隊の機体を他に作るなら、それらも再現してみたいものです。

まあ今はキットが手に入らないんだけどね。
第一次ウェザリング作戦


バラバラな状態のうちにスミ入れやドライブラシをしてしまいます。
スミ入れはタミヤのスミ入れ用塗料のブラック。
ドライブラシは部位ごとにタミヤエナメル各色を使用。
- 四肢のライトグレー部分→ジャーマングレイ
- 武器・関節のアイアン部分→クロームシルバー
- それ以外→明灰緑色
と施していきます。

バラバラでなかなかモチベが上がらないけど、組んだままスミ入れとかをすると余計に破損しやすい気がするのでね。
少々面倒だけど、もっと面倒なことになるのを防ごう。
別売りデカールで闇夜のフェンリル隊所属機にする


ここでいよいよデカールの登場です。
2年前に発売されたガンダムデカール137番、サイドストーリーズ汎用2にフェンリル隊のデカールが収録されていますが……
今回は手持ちのガンダムデカール17番、MGジオン軍用MS用に収録された同隊のマークを使ってみましょう。
フェンリルとは北欧神話に出てくる狼に似た幻獣。
なのでフェンリル隊も青い狼のマークですな。

MG用だけど、筆者はHGにもよく使うんだよね。
コーションマークは同じものがたくさん付いてくるし、部隊マークとかは大きくて目立つほうが見栄えがいいし。

ただ部隊章なんかは余り気味だった。
ようやくその出番ができたというやつだね。

このデカールは2005年発売。
闇夜のフェンリル隊が登場するジオニックフロントは2001年発売のようですな。


ジオニックフロントでの機体はマーキングがないようで、他ゲームやカードなどでもマーキングパターンはバラバラらしく……
先人達の作品を参考しつつ、フェンリル隊のマークは左肩に貼り付けてみます。
球体型の部分に貼るので、デカールの軟化剤を忘れずに。

ちょっとマークが削れているのは気のせいかな?

密着させようと筆者が擦って押さえつけようとしたみたいだけど、それで少し剥がれたようだ。
このデカール自体購入してから15年近くは経過しているはずだからね。
後でウェザリングかレタッチしておこう。
他の細かいマークはガンダムデカールの28番、HGUCのジオン用MS1を使っている。

バックパックには「MS-05S」の文字。
これはガンダムデカールHGUCジオン用MS1に含まれる
「MS-05B」と「MS-06S」
を切り貼りして再現していますな。
今回の戦果


とりあえずマーキングをしてこんな感じに。
塗装も行い、ようやく全体像が見えてきましたな。

シールドには何もマーキングをしていないね。

少々筆者が迷っているようですな。
- 広い面なのでマーキングをしたい
- 消耗品であるシールドにマーキングは不自然
みたいな。
それとザクのスパイクシールドだとマークの向きもありますな。
- 本来のザクの肩シールドと同様の向き(スパイク部分が上向き)
- 手に持った際の上下の向き(スパイク部分が下向き)
のどちらにするかで。

前に作ったゲルググマリーネのシールドはスパイクが上向きになる状態でマークを貼り付けていたね。
こっちだと手に持った際にマークが逆さになるという。

筆者はこれで統一するか、それとも展示時の見栄え重視で今までの反対向きにするか悩んでいるようだ。
とりあえず今回はここで中断。
次回は残りのウェザリングをして完成させよう。

続きは次回!
この記事で作っているキット