
スーパーモデルのフィアットG.55S戦闘雷撃機を作ってみましょう。

前回は毎年恒例の一大集計をとった。
今回は通常運転に戻る。
細かい部品を機体に組み込み、組立作業を終えよう。

お盆なのに平常運転。
なんか筆者が塗料とかを漁っていたんだけど。

なにやら補給部隊が出撃予定らしくてね。
手持ち塗料などのチェック中とのことだ。

ただ塗料などはほとんど足りているようですな。
余計な積みを増やさないといいのですが。

組みにくいキットばかり残っているから、間に挟む息抜き用のものがまた増えるかもしれない。
それはともかく、作戦を再開しよう。
部品の確認


一回分期間が開いたので、一度おさらい。
前回は合わせ目部分を接着し、乾燥待ちの間に各部品を仕上げておきました。

パーツ自体はそんなに数が多くないんだよね。
古いキットだからか、細かい部品のイモ付けが多いみたいだけど。



そしてこちらは合わせ目部分を接着したものと、その後。
合わせ目部分を整形したり、隙間にプラ板などを突っ込んで埋めています。
どうしても埋まらない小さな隙間には500番サーフェイサーの筆塗りですな。

このキットは凸モールドだから、あんまり削ったりしたくないんだよね。
主翼付け根のプラ板埋めも、胴体と合わせる前にやっておいたほうが良かったかも。
管類を金属化する


ピトー管や機関砲は強度が不安な上に精度も気になります。
主翼の整形もしづらいので切り落として跡地に穴を開け、真鍮パイプや洋白パイプに置き換えています。

真鍮パイプはWAVEのだっけ。
外径が1.0mmのと0.4mmのだったはず。
洋白パイプはアルビオンアロイズ製。
こっちは外径が0.6mm。
1.0mmのと0.6mmのは内径が0.4mmだから、それを繋げて使えるという。

この辺りできるようになれば置き換えの他に修復も可能だ。
機関砲パーツを折っても製作をあきらめずにすむ。
機体下面の組み立て


続いてこの機体最大の特徴でもある魚雷と、それを装備する下部。
尾輪パーツは魚雷を装備するために延長されています。
支柱の長い尾輪と、嵩増しされた基部を使いましょう。

戦闘機型との兼ね合いか胴体下や魚雷周りは余計な穴が開いていたり、逆に細い部品の取り付け位置が何も記されていなかったりする。
各部アタリをつけて穴を開け直したり、不要な穴を埋めたりしよう。

なんかゴチャゴチャしてきたなぁ。
主翼下のラックはイモ付け。
補強用の軸を打つにはパーツが細すぎるからね。
増槽か爆弾でも装備できるのかな?
このキットにはどっちも入っていないけど。

魚雷パーツはスクリュー部分や一部の懸架装置が省略されているように見えますな。
今回はそのまま進めてしまいますが。

塗装図だとそれらは描かれていて、ボックスアートだと省略されているっぽいんだよね。
風防の取り付け


続いて風防。
多少座りが悪かったので、主に後部と下部の機体との接する部分を少し削っています。
極端に隙間ができるわけではないのが救いですな。

プロペラは後付けができる構造。
ここは塗装をしてから各部を接着しよう。

こういう後付けできるプロペラの構造、現在のキットにも採用してもらいたいよね。
空冷エンジン機だと難しそうだけど。
今回の戦果


風防をマスキング。
これで組み立てを終了させましょう。

あれ、思ったよりもすんなり進んだかな?

前の九七式軽爆撃機に比べればね。
実際は主翼付け根のプラ板部分の整形に少し時間がかかったぐらいだ。
今回はここで中断。
次回はお楽しみ、塗装のお時間になるだろう。

続きは次回!