
スーパーモデルより、フィアットG.55S戦闘雷撃機を作っていきましょう。

前回は組み立てを終えた。
今回は塗装とマーキングになる。


筆者が補給部隊を出撃させたようだね。
大量の資材に、キットが2つ……。

右上のモルガ以外は秋葉原のヨドバシで仕入れたようですな。
なにやらガンプラのみならず、スケモコーナーの棚もスカスカ感があったようですが。

WBコレクションのBf109E-4やタミヤMMシリーズのカーロ・アルマートM13/40なんかも候補だったけど、それらは切らしていたようでね。

ガンプラならともかく、スケモも少なかったんだ。
とりあえずその中でもIV号突撃砲に。

ゾイドのモルガ共々、後々組むことになるだろう。
何はともあれ、今はお手つきのG.55Sを進めていこう。
それでは作戦を再開する。
塗装図の確認


このキットに収録された塗装は2種類。
サンドカラー迷彩のイタリア社会共和国軍機(RSI)と、ジュラルミン地になった戦後のイタリア共和国軍機(AMI)ですな。
今回は前者で進めていきます。

サンドカラーの地にグリーンの迷彩の指示だけど、洋上に溶け込むためかグリーンやグレー系の迷彩という説もあるようだ。
今回はとりあえず説明書の指示に従ってみよう。
下地系の塗装


手始めに下地から。
- 金属パーツの改造部分→ガイアノーツのマルチプライマーアドバンス
- 主脚カバー内側の下地→Mr.サーフェイサー500の缶スプレー
- 風防・脚カバーなどの塗装→Mr.カラーのグリーンFS34227
- 全体の下塗り→クレオスのMr.サーフェイサー1000
- プロペラや魚雷の黒部分、シルバー部分の下地→クレオスのMr.フィニッシングサーフェイサー1500ブラック
- 魚雷先端・主脚などのシルバー部分→Mr.カラーのシルバー
ですな。

サフが多くて混乱……。

脚カバーとかは塗料の切り替えが億劫なので、はじめに缶スプレーを使っているだけだ。
缶サフで脚カバーの下地を作って、風防下塗りと合わせて機内色を塗る流れに。
上下面の塗装


続いて本体の塗装を。
まずは下面のグレー。
今までのイタリア機同様、Mr.カラーの306番であるグレーFS36270を使用しています。

サフの色とほとんど同じなんだよね。
ちゃんと塗れているのかな?

少々わかりにくいですな。
サフの色を白とかにしたほうが良かったかもしれません。


続いて上面色。
ここはMr.カラーのサンディブラウンですな。

以前のマッキMC.205ヴェルトロに合わせた色だ。
形も似ているので、一瞬見分けがつかなくなる。
マーキング!


続いてマーキング。
以前のヴェルトロは何故かドライデカールでしたが、今回は水転写式ですな。
またあちらではRSIのマークであるファスケスが鏡像になっていないなどの問題がありましたが、今回のG.55Sではそれは解消されています。

あれ、まだグリーンの迷彩ができていないんだけど。

先に迷彩を施してからデカールを貼ると、そのグリーンの部分がデカールを貼っても透けてしまうことがある。
なので今回はデカールを貼り付けてから、それを避けるように迷彩を施してみよう。
主翼上面に貼るRSIのマークは白地に黒文字のものと、白文字のみのものがある。
今回は前者を使ってみよう。


貼り付けるとこんな感じ。
台紙からすぐに剥がれてくれて、破損もほとんどありませんでした。
ただ凹凸への馴染みが弱く、また透明部分の変色がすさまじいですな。

変色部分は後で機体色を上塗りしてしまおう。
上面は黄色系の色なので、そのままでも目立たない。
主に下面のグレー系が目立つ感じだ。
迷彩色を塗る


とりあえずマーキングをしたので、残った迷彩を。
鉛筆で下書きをし、それを目印にグリーンを筆塗りしていきます。
使用したのはMr.カラーのRLM80オリーブグリーンですな。

今までのイタリア機のものに比べて、太い線が目立つような。

塗装図は右側しか迷彩が掲載されていないうえに、上面と側面では辻褄が合わない箇所もあった。
また線が繋がらず途切れている箇所も。
なのでこの辺りは塗装図を無視して、うまく繋がるように微調整している。

筆塗り迷彩は過去記事も参照にしていただければ。
今回はラッカー系塗料なので、あまり筆を往復させると下地の塗料が溶ける点も注意です。
今回の戦果


塗装後はこんな感じに。
多少ムラとかがありますが、これは後のウェザリングでうまく馴染ませましょう。

塗っている最中は心配になるけど、できあがるとそれらしく見えるという。
2、3回ぐらい重ね塗りするといいかな。

今回はここまで。
次回はウェザリングで仕上げて完成に持ち込もう。

続きは次回!