
イタレリ社より、ドイツ軍仕様のフィアットCR.42ファルコを作っていきましょう。

前回は組み立てを終えた。
今回は塗装とマーキングを施し、イタリアの航空機であるCR.42をドイツ軍仕様に近づけてみよう。

この辺りは順調そうに進んでいるような。

実際は以前のイタリア軍仕様とほぼ同時進行していましたからね。
このキットの後がまた記事に追いつかれそうなわけですが。

とりあえず完結目指して作戦を再開しよう。
塗装図の確認


このキットに収録された塗装は3種類。
いずれもイタリア戦線での夜間任務に投入されたドイツ軍所属機となっています。

使用塗料が多そうなんだよね。
見ていて混乱しそうな。

見た感じ、イタリア軍向け塗装の上からドイツ軍向けの迷彩を上塗りしてるようだ。
なのでまずはイタリア軍向け塗装を施してみよう。
今回は塗装図Aの機体「E8+JK」で仕上げることにした。
イタリア軍向けの塗装をしてみる


というわけでまずはイタリア軍向けの塗装を。
基本的に前回のAS版から白帯と下面のグレーを抜いた感じになりますな。
- 風防の下塗り→Mr.カラー308番のグレーFS36375
- 全体の下塗り→クレオスのMr.サーフェイサー1000
- 上面のグリーン→タミヤラッカーのNATOグリーン
- 上面迷彩のブラウン→Mr.カラーのレッドブラウン
- プロペラの塗装・金属塗装部分の下塗り→Mr.カラーGXのウイノーブラック
- 排気管→Mr.カラーの焼鉄色
- エンジン→Mr.カラーの黒鉄色
といった順番です。
説明書道中の指示ですと、プロペラは機内と同じライトグレーの塗装になっています。
ただ塗装図やボックスアートですと黒系に見えたので、今回は変更していますな。

サーフェイサーのグレー部分が下面色と被るから、下面色を省略してもそれらしく……。

今回はドイツ軍向け塗料の下面色塗装で完全に塗り潰してしまいます。
なので下面の色合いはこの時点で気にしなくて大丈夫ですな。
ドイツ軍向け塗料で迷彩を施す


さて、ここからドイツ軍向け塗料を使用していきます。
まずは下面色。
Mr.カラーのRLM76ライトブルーを吹き付けていきましょう。
今回はマスキングではっきりした塗り分けにはせず、ぼかしを入れて元の塗装の上から塗り潰したような感じにしてみました。

主翼とか水平尾翼周りとかは遮られたり吹き込んだりで不自然な塗料のかかり方になりやすいんだよね。
この辺りは一時的に簡易的なマスキングをしながら吹いた方がいいかも。


続いてMr.カラーのRLM75グレーバイオレットで斑迷彩を吹きつけ。
この色は下面・側面・上面と機体のあらゆる場所に吹き付けていきます。
主翼や水平尾翼の下面にも吹き付けるので、見落とし注意ですな。

この色が加わると、一気に夜間迷彩間が出てきたね。
実際はFw190とかの昼間戦闘機にも使われていた色だけど。


最後にMr.カラーのRLM74グレーグリーン。
こちらは上面には塗らず、主に下面や側面下部を中心に細かい斑を吹き付けていきます。
胴体側面下部はうねった線上になっているのが特徴です。

筆者の環境だと、極端に細い蛇行迷彩のエアブラシ吹きは難しいみたいだけどね。

ただその部分をやりたくて、今回はこの塗装パターンを選んだようだ。
このキットの胴体側面は、選んだ塗装によって塗り分けがだいぶ異なる部分になっている。
マーキング!


その後は筆で細かいところを塗り分けしつつ、マーキング開始。
キット付属のマークはこんな感じです。
大戦後期の機体らしく、部隊マークなどが収録されたAS版と比べてシンプルです。

こっちも使う指示がないのにシートベルトデカールが収録されているんだよね。


シートベルトのデカールは以前指示を無視してAS版で使ってみたけど、ちょっとサイズが足りない感じがしてイマイチだった。
なので今回は省略してしまおう。
今回の戦果


貼り付けるとこんな感じに。
崩れたりはしませんが、やはり羽布張りの凸凹で浮きやすいですな。
タミヤのマークフィットなどを併用すると良いかと。

付属しない鉤十字は筆者の手持ちにあった別売り品、エクストラデカールの鉤十字を使っているよ。
一番小さいやつだから、Bf109とかで使われているのと同じサイズかな。

乾燥待ちのため今回はここまで。
次回はウェザリングや最終組み立てをして完成に持ち込もう。

続きは次回!






