ドイツレベル ハインケルHe70F-2 製作記⑤

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航空機等製作記
アドルフ
アドルフ

ドイツレベル社から発売されています、ICM社パーツを使ったHe70を作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は尾翼やプロペラを取り付けた。

今回は主脚や風防などを組んで全体の組み立てを終了しよう。

レーナ
レーナ

ようやく組み立てが終了するみたいだね。

早く完成させないと、まだまだ作るものがたくさん……。

アドルフ
アドルフ

作るものがまた増えてしまったようですな。

レーナ
レーナ

あっ、また筆者が積みを増やした。

この前ティーガーを積んでまだ作っていないのに。

ヴァルダ
ヴァルダ

明日の月末集計が楽しみだ。

それでは作業を再開しよう。

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主脚の組み立て

アドルフ
アドルフ

まずは主脚から。

1930年代前半に作られたHe70ですが、当時としては先進的な引き込み脚を採用しています。

レーナ
レーナ

30年代後半になるとこっちのほうが主流なんだよね。

アドルフ
アドルフ

黎明期の航空機は

  • 引き込み脚にすると部品の分重量が増してスピードが出ない
  • 部品が多くなるので高コストになり、破損もしやすくなる

ので、より簡易的な固定脚式が基本ですな。

時代が進むとエンジン出力の向上や機体設計の洗練により、重量増によるスピード低下を解消できるようになります。

そうなると今度は固定脚の空気抵抗が嫌われて、引き込み脚式が主流になるという。

ヴァルダ
ヴァルダ

話をキットのほうに戻す。

例によって本体に仮留めをしながら、脚パーツ同士を接着・微調整する。

今まで作ってきた他のキットと違い、ピタっと位置が決まらない。

入念な調整が必要だ。

アドルフ
アドルフ

ここではまだ後述するタイヤ周りのカバーを取り付けていませんが……

あちらを先に取り付けたほうが良さそうですな。

タイヤカバーを後付けしようとしたら、他の支柱パーツと干渉したので。

ヴァルダ
ヴァルダ

そのタイヤ周りのカバーがこちら。

主翼とコクピット組み立ての際に格納部分を一部削ったけど……

このカバー部分も加工の必要がある。

うっすらと見える線の部分で切り取ろう。

切り欠きのある側だけ使用して、ただの半円になった部分は不要となる。

レーナ
レーナ

以前作ったJu86みたいに折れ曲がった状態になると思いきや、完全に切り取るんだ。

アドルフ
アドルフ

これで組み立て完了。

……と思いきや、パーツの座りが悪いですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

このキットの主脚は支柱部分とカバー部分が一体整形になっている。

どうもカバー部分が干渉して、支柱が本体奥まで入らないようだ。

ヴァルダ
ヴァルダ

なのでカバー部分を少し切り取り、支柱が本体奥まで入るようにする。

おそらく閉じた状態でも組めるようにした結果、こうなっているのだろう。

レーナ
レーナ

細かいパーツがいつの間にかあれこれセットされているね。

ヴァルダ
ヴァルダ

本当は最後のほうになって筆者がこの決断をした。

実際の作業順にすると、あちこち飛んで混乱するから、ここで画像を掲載することに。

アドルフ
アドルフ

タイヤ部分はリング状のA22番パーツを、主脚とタイヤの間に噛ませる指示が出ています。

ただ噛ませるとイマイチ安定しない気がしたので、現時点では取り付けていません。

ヴァルダ
ヴァルダ

いずれにしろ塗り分けを考えてタイヤはまだ接着しない。

これで主脚の組み立ては完了とする。

窓周りの組み立て

アドルフ
アドルフ

続いて本体の窓周りから。

その前に以前できなかった、計器デカールの貼り付けをしておきましょう。

レーナ
レーナ

5、10、14番のデカールだね。

しっかり付属するのに、何故か説明書にはこれを使う指示は出ていないという。

アドルフ
アドルフ

内部はこれで組み終わったので、窓を取り付けていきます。

そのままではやはりうまくはまらないので、クリアーパーツ・本体側共に少し削りこむ必要がありますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

まずは本体側の窓周りにくるバリやパーティングラインを削って整える。

その後クリアーパーツ側を削り、ぴったりはまるように調整。

削りすぎて隙間ができないように注意だ。

レーナ
レーナ

窓パーツは胴体に合わせて微妙に曲面になっているね。

向きを間違えないようにセットしよう。

ほとんどピッタリだから、接着剤は使わなくても大丈夫そう。

アドルフ
アドルフ

曲面のおかげで多少押しても大丈夫なのがいいですな。

キットによっては内側からでないと取り付けられず、しかも押すと外れて中に入ってしまうものもあるので。

風防の組み立て

アドルフ
アドルフ

続いて風防。

操縦席側が1パーツ。

後部座席側が2パーツとなっています。

レーナ
レーナ

ここは特に変わった構造をしているわけではなさそうだね。

アドルフ
アドルフ

ここで気になったのは操縦席側の前部風防。

キットの完成見本では本体に被さらないようにセットされていますが……

どうも調べたところ、実際は後部が本体に被さるようで。

レーナ
レーナ

じゃあ被さるようにセットしないと。

アドルフ
アドルフ

ところがそのまま被せようとしたところ本体側のパーツが幅広で、風防を被せたら浮いてしまうという。

ヴァルダ
ヴァルダ

というわけで被さる部分を削り込んで薄くする。

せっかく組んだ本体に削りカスが入らないよう、テープで覆いながら作業をしよう。

アドルフ
アドルフ

青いテープはスジボリガイドテープですな。

本来はモールドを彫るために使うものですが、今回はヤスリで余計なところに傷をつけないように保護目的で使用しています。

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アドルフ
アドルフ

削り込むとこんな感じに。

無事風防を被せることができました。

レーナ
レーナ

後部風防は問題ないと思いきや、以前穴あけした機体上部。

ここは少し削りすぎたようだね。

微妙に隙間ができていたから、溶きパテで埋めて……。

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アドルフ
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その後は窓をマスキング。

丸い部分やテープが重なり合う部分はマスキングゾルも併用しています。

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レーナ
レーナ

テープのマスキングに関しては過去記事も参照にしてね。

その他部品の組み立て

アドルフ
アドルフ

最後に残った部品を取り付けます。

アンテナやラジエーター類ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

風防のときも少し触れたけど、完成見本では何故かループアンテナなど一部部品が取り付けられていない。

適当に調べて出てきた画像を参考にしてアンテナパーツなどは取り付けている。

レーナ
レーナ

アンテナはともかく、左主翼のピトー管は説明書に取りつけ指示すら出ていないね。

取り付け穴はあるのに。

アドルフ
アドルフ

ボックスアートではループアンテナやピトー管は装備されていますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

各パーツ自体にはわずかな凸ピンがついている。

イモ付けだと強度的に不安だったので、ピンバイスで凹みをつけつつ接着しよう。

アドルフ
アドルフ

相変わらず説明書の取り付け指示が曖昧ですな。

このB33番パーツはラジエーターの正面ど真ん中にくるようです。

今回の戦果

アドルフ
アドルフ

これでようやく組み立てが完了です。

だいぶ時間がかかりましたな。

レーナ
レーナ

なんか機体頭頂部のアンテナ達が不安定な。

ヴァルダ
ヴァルダ

接着面積が狭いからね。

最悪途中で取り外して作業を進めることになるだろう。

今回はこれで中断。

次回は塗装作業になる予定だ。

レーナ
レーナ

続きは次回!

この記事で作っているキット

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