タミヤ マルダーIII 7.62cm Pak36(r)搭載型 製作記④(完成)

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戦車・装甲車等製作記
アドルフ
アドルフ

タミヤMMシリーズより、7.62cm Pak36(r)搭載型のマルダーIII(マーダーIII)を作っていきます。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は全体の組み立てが完了した。

今回は塗装を行いウェザリング、一気に完成させる。

レーナ
レーナ

もう完成させちゃうの?

アドルフ
アドルフ

本当は塗装とマーキングで終える予定だったのですが……

単色塗装であっという間に終わってしまったので。

ヴァルダ
ヴァルダ

最近作業速度が遅れ気味だったからね。

たまには速攻をかけてみよう。

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塗装作業

アドルフ
アドルフ

今回は塗装作業から始めます。

本キットには5種類の塗装・マーキングが収録されています。

筆者が今回作るのは武装親衛隊の「ダス・ライヒ師団」所属の車輛。

ジャーマングレーの単色が特徴です。

ヴァルダ
ヴァルダ

同師団は武装親衛隊の精鋭師団の1つ。

ハッピータイガーこと倒福の虎もここの師団の所属だったね。

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アドルフ
アドルフ

塗装完了です。

レーナ
レーナ

早くない?

アドルフ
アドルフ

単色ですからね。

ヴァルダ
ヴァルダ

いつも通り、ガイアカラーのブラックサフで下地を作る。

履帯はモデルカステンの履帯色

車体色は下地を残しつつタミヤラッカーのジャーマングレーを使用。

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アドルフ
アドルフ

いつも通りの作業ですな。

悪く言えば、変わり映えのない作業ですが。

ヴァルダ
ヴァルダ

何色も重ねてグラデーションをつけるのもいいけど……

それなりに手間と時間がかかるからね。

筆者は陰色+車体色で手軽にグラデーションをつけている。

レーナ
レーナ

かっこよければなんでもいいよ。

デカールを貼り付ける

ヴァルダ
ヴァルダ

その後はマーキング作業。

車体前後左右にデカールを貼り付ける。

大戦前期の車輛だからか、各マーキングも多めだ。

アドルフ
アドルフ

黄色い師団マークが栄えますな。

久しぶりにモンエナが。

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部分塗装を行う

レーナ
レーナ

そして部分塗装。

細かい塗り分けをしていくよ。

アドルフ
アドルフ

ガスマスク→タミヤアクリルのフィールドグレイ

木目→タミヤアクリルのレッドブラウン

機銃→タミヤアクリルのガンメタル

砲弾→Mr.カラーのゴールド

……で塗っています。

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レーナ
レーナ

ゴールドだけMr.カラーなんだ。

アドルフ
アドルフ

一時期筆者は何でもかんでもMr.カラーにしていた時期がありましたからね。

ウォッシング作業を行う

ヴァルダ
ヴァルダ

いつものスミ入れ作業。

埃っぽさを出すため、車体はタミヤエナメルのバフ

履帯は今回ブラウンで土や錆っぽさを狙ってみる。

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アドルフ
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これに関しては過去記事を参照に……。

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ドライブラシで凸部分を強調する

レーナ
レーナ

お次はドライブラシ。

グレー系の車体色だから、明るいグレーをチョイス。

タミヤエナメルのニュートラルグレイを使っているよ。

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アドルフ
アドルフ

これも過去記事を参照に……。

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ヴァルダ
ヴァルダ

次のチッピング作業に備えて、やや粗めに行っている。

擦るだけでなく、筆を平面に叩きつけて、ぶつかったような跡をつけたり。

ウェザリングカラーで各汚れを描きこむ

アドルフ
アドルフ

続いてクレオスのウェザリングカラーを用意。

グランドブラウンを筆に含ませ、先ほどのドライブラシの上から傷を描きこみます。

レーナ
レーナ

ついでに雨だれも追加。

主に主砲装甲板のリベットや傷から、縦に流れるように溶剤で……。

ヴァルダ
ヴァルダ

マフラーや車載装備はステインブラウン・ラストオレンジ・マルチブラックのトリオで。

最後のはマフラー排気口部分だけに使うけど。

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レーナ
レーナ

あまり深く考えず、適当にペタペタと……。

これも過去記事にまとめているよ。

https://letztbatallion.com/%e9%83%a8%e5%88%86%e5%a1%97%e8%a3%85%e7%9c%81%e7%95%a5%ef%bc%81%e6%88%a6%e8%bb%8a%e3%81%ae%e8%bb%8a%e5%a4%96%e8%a3%85%e5%82%99%e3%81%ab%e3%81%84%e3%81%8d%e3%81%aa%e3%82%8a%e9%8c%86%e3%82%a6%e3%82%a7/

足回りを汚す

アドルフ
アドルフ

AFVといえば、やはり土汚れ。

今回はウェザリングカラーのグレイッシュブラウンを塗って表現します。

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レーナ
レーナ

なんか物足りなくない?

アドルフ
アドルフ

筆者が後続のキットを作りたがっているらしく……。

マルダーを早く完成させたいそうです。

レーナ
レーナ

愛がないねぇ。

アドルフ
アドルフ

早く完成させないと放置ルートですよ。

ヴァルダ
ヴァルダ

これだけでは流石にあっさりしすぎているので、タミヤのウェザリングマスターAセットを使う。

定着率を上げるために、アクリル塗料溶剤を染み込ませて擦り付ける。

アドルフ
アドルフ

オープントップの車輛なので、人の歩きそうな車輛の上面にも汚れを施します。

つやを消して完成させる

アドルフ
アドルフ

今回は足回りの汚れはあっさり目に留めます。

タミヤのフラットクリヤーをエアブラシで吹き付け、つやを消します。

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ヴァルダ
ヴァルダ

そして接着していなかった転輪や履帯を接着。

履帯の弛みを再現する。

レーナ
レーナ

ベルト履帯がちょっと緩めかな?

アドルフ
アドルフ

とりあえず、これでマルダーIIIが完成です。

以下、ギャラリーとなります。

タミヤ マルダーIII 7.62cm Pak36(r)搭載型 完成!

レーナ
レーナ

改めてみると背が高くて主砲が長く、アンバランスな感じだね。

アドルフ
アドルフ

戦車型の車体をほぼそのまま流用したので、車高が高くなってしまったのだとか。

より急造品感が伝わりますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

マルダーシリーズはこの後

  • 戦車としては完成しなかった38(t)H型の車体を使ったマルダーH型
  • 自走砲専用車体を使ったマルダーM型

と改良される。

オープントップの自走砲ゆえ、いずれも防御力の問題があった

最終的には不採用になった新型38(t)の部品を使い、密閉式の装甲を持った駆逐戦車ヘッツァーが登場する。

アドルフ
アドルフ

ヘッツァーは元々生産が止まったIII号突撃砲の代替品でしたが、38(t)系列の対戦車兵器という点ではマルダーIIIの後継ともいえますな。

レーナ
レーナ

原型となった38(t)軽戦車との比較。

車体後部にも面影が残っているね。

ヴァルダ
ヴァルダ

38(t)はE/F型のキット。

マルダーIIIは更に改良されたG型の車体を使っているようだ。

アドルフ
アドルフ

38(t)については過去記事を参照に……。

https://letztbatallion.com/%e6%96%b0%e8%a3%bd%e5%93%81%ef%bc%81%e3%82%bf%e3%83%9f%e3%83%a4%e3%80%801-35%e3%80%8038t%e6%88%a6%e8%bb%8a%e8%a3%bd%e4%bd%9c%e8%a8%98%e2%91%a0/
アドルフ
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続いて同じ名前を持つ、マルダーI型との比較。

車体が大きい分、III型のほうが余裕がある感じに見えますな。

レーナ
レーナ

どっちにしてもアンバランスで、撃ったらひっくり返りそうにみえるけど。

ヴァルダ
ヴァルダ

マルダーI型については過去記事を参照に。

https://letztbatallion.com/%e3%82%bf%e3%83%9f%e3%83%a4%e3%81%ae%e6%96%b0%e4%bd%9c%e3%83%9e%e3%83%ab%e3%83%80%e3%83%bci%e8%a3%bd%e4%bd%9c%e8%a8%98%e2%91%a0/

作ってみた感想のコーナー

アドルフ
アドルフ

自走砲キットは内部が見えるので、装甲板の押し出しピン跡を処理してやる必要がありますな。

そこさえ乗り切れば、タミヤキットらしく組みやすいものとなっています。

ヴァルダ
ヴァルダ

5種類の豊富な塗装が魅力的。

東部戦線からアフリカ戦線まで好きな塗装やマーキングで作れる。

レーナ
レーナ

38(t)同様のシンプルな足回りだから、転輪の処理も簡単。

初心者向けの自走砲キットとも言えるかも。

アドルフ
アドルフ

塗っているとき思ったのですが、奥まった部分にエアブラシの霧が入らず、陰色を塗るのに苦労しました。

組んでる最中に筆で塗っておいたほうがいいかもしれません。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はこんな感じかな。

マルダーIIIはこれで完結だ。

アドルフ
アドルフ

筆者のコレクションがまた1つ増えました。

次のキットは……。

レーナ
レーナ

ジーク・ハイル!

この記事で作っているキット

 

 

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