模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回は筆者が作りかけで放置していたF2ザクを完成させました。
ヴァルダ殿、今回はさすがに新規のキットになるのでしょうか。
前回は作りかけで放置されていたキットに手をつけた。
今回は数年前に購入して放置していた航空機プラモを紹介しよう。
どっちにしろ放置品じゃん。
ここ最近の筆者は比較的買ったものはすぐに作っているけどね。
先日購入したIII号突撃砲と20mm4連装は……。
今回のお題 Aモデル メッサーシュミットBf109 T-1型
今回作るのはこちら。
Aモデルより
メッサーシュミットBf109 T-1型
だ。
筆者が昔中古品店で確保してきた、箱なし商品となっている。
Aモデル?
聞いたことないメーカーだね。
ウクライナにある模型メーカーだそうです。
2021年4月現在、日本ではバウマン社が輸入代理店となっています。
筆者はこのメーカーのキット製作は今回が初めてとなる。
Bf109 T-1型とは?
Bf109は第二次世界大戦を通じてドイツ軍の主力として活躍した戦闘機だ。
開発はバイエルン航空機製造所。
後のメッサーシュミット社だ。
以前にも筆者が幾つか作っていましたな。
いくつかバリエーションがあるけど、今回作るのはT型。
これは初期量産型とも言えるE型をベースに、空母での運用を可能にした艦載機型としてフィーゼラー社で改造された。
あれ、でもドイツ軍の空母は……。
諸事情で未完成ですな。
Bf109Tはフックや折りたたみ式の主翼等、艦載機としての装備を備えていたけど……
空母自体の開発が止まってしまった。
そのため完成したBf109T型はそれらの装備が取り外され、主にノルウェーや北西ドイツなどの陸上基地で運用されたんだ。
あらら。
追加の装備のほかに、T型は主翼自体を延長していた。
これは翼面荷重を下げるのと同時に、主翼内に燃料タンクを増設して航続距離を延ばす目的もあった。
翼面荷重?
調べたところ、翼に与えられる単位面積あたりの重量とのことです。
翼面荷重を小さくする(機体重量に対して翼面積を広くする)と、低速でも大きな揚力を確保できるため、滑走距離が短くなる利点があるのだとか。
反対に主翼自体が大きくなるため重量増や空気抵抗増の原因となり、高速性能は落ちるようです。
艦載型のT型は
- 先行量産型のT-0型
- E-4/N型ベースの量産型T-1型
の2種類がある。
今回のキットはT-1型。
前述したとおり後に艦載機用装備を撤去するんだけど、それら陸上機型はT-2型となっている。
T-2型は延長した主翼のおかげで従来のBf109よりも離着陸がしやすく、実際に運用した搭乗員達からは好評だったようだ。
Bf109は主脚が虚弱なので、離着陸が難しいと言われていたのも一因かもしれませんな。
未成に終わった空母への搭載機として開発されたメッサーシュミットBf109T-1。
そんな珍しい機体を、Aモデルのキットで再現してみよう。
キットの中身を確認してみよう
本来このキットは箱入りだけど、前述通り今回のは中古の箱なし品となっている。
中身は説明書にデカール、そしてパーツ類。
パーツはこんな感じ。
1/72スケールの航空機キットらしく、パーツ数は少なめ。
右下の爆弾・増槽などが含まれるランナーはパイロット人形以外余剰品となっている。
なのでさらにパーツは少なくなる。
なんかバリがすごいことになっているね。
大丈夫かな……。
本機はT-1型なので、艦載機用のフック類も多数。
細かいパーツの整形がポイントになりそうですな。
塗装図とデカールはこんな感じ。
ベースがE型なので、塗装もE型に近いものとなっている。
タミヤのE-3型を彷彿とさせますな。
次回、製作開始!
今回はキット概要を紹介して終了。
次回から、早速作業に入っていこう。
パーツは少ないですが、精度はあまり良くないように見えます。
これは時間がかかりそうですな。
あんまり進みが悪いと別のキット紹介も途中で入りそうだ。
……そういえば今日は月末。
今月の戦果をまとめよう。
月末恒例 今月の戦果
今月の戦果は……
購入したキット 4(オペルブリッツ、ダガーL、III号突撃砲、20mm4連装対空機関砲38型)
完成したキット 7(シトロエン11CV、パナール178/AMD35、オペルブリッツ、ダガーL、震電、F2ザク×2)
だね。
差し引き3個消費ですな。
完成品のうち、2個は今月購入・今月完成となっています。
すぐ作るのはいいんだけど、購入してから数十年放置されているキットもあるようだ。
その辺もどうにかしたいところ。
その長年放置されているものの1つが、先ほど紹介したものなのですけどね。
とりあえず、続きは次回!