ドラゴン社の品番6031、シャーマンファイアフライVCを作っていきます。
前回は車体を組んだ。
今回は砲塔を組んでいこう。
今月も後半に突入。
今月は何個完成できるかな。
どうも最近筆者の作業速度が落ちているような……。
あんまり1つのキットに手をかけすぎるのもあれだね。
サクサク作っていきたいところ。
ドイツ軍メインなのに米軍並みの物量なんだよね。
砲塔の組み立て
シャーマンファイアフライのトレードマークともいえる17ポンド砲を装備した砲塔。
見た感じ75mm砲装備型が原型のようですな。
M4シャーマンは76mm砲搭載型もあるけど、そちらはより改修に手間がかかるようだったので、17ポンド砲への換装は行われなかったようだ。
筆者が組みかけで放置していた砲塔。
主砲と外装部分だけが取り付けられていて、細かい部品はまだのようだね。
溶接跡を再現する
まずは合わせ目部分が実車の溶接跡を兼ねているようなので、こちらもそれを再現します。
お馴染み伸ばしランナーで隙間を埋めつつ、ディティールアップです。
砲塔左右のフックは単に貼り付けるだけになっているよ。
心配だからここは凹みをつけてフックが軽く埋まるように接着して強度を確保。
ファイアフライは17ポンド砲のカウンターウェイトも兼ねて、無線機収納ボックスが砲塔後部に付いている。
ここも溶接跡をつけてみた。
車輌によってはこの後ろに更に雑具箱が付くようですね。
本当はそれが欲しかったんだけど、残念ながらこのキットには付属しない。
なのでこのまま進めている。
鋳造表現を施す
フック類があらかた付いたら、ここで鋳造表現。
溶きパテで軽く表面をざらつかせるよ。
大戦期の米軍戦車は鋳造製の砲塔や車体がよく見られますな。
詳しくは過去記事参照です。
エッチングパーツを接着しよう
今回の難関ポイントがこのアンテナ部分。
エッチングパーツを丸めてプラパーツに接着する。
まずは筆や工具の柄などでエッチングパーツを丸めて……。
なんか筆者が接着にえらい苦労していたね。
このパーツは特に接着しにくかったようだね。
接着箇所は4つあるけど、いきなり全部くっつけようとせず
- 向かい合っている2箇所をピンセットなどで挟みながら圧着。
- 固着後、残りの2箇所を圧着
といった感じで筆者は取り付けている。
ここまででこんな感じに。
これで砲塔は組み立て完了です。
人形は乗せないけど、車長ハッチは接着していない。
ペリスコープ部分は押し出しピン跡があるから、開ける場合は処理したほうが良さそうだね。
今回の戦果
前回組んだ車体と組み合わせるとこんな感じに。
これで組み立て作業はおしまい。
ようやく形になりました。
17ポンド砲が頼もしいですな。
この主砲によってティーガーI重戦車を撃破することが可能になった。
ただし、砲弾(APDS装弾筒付徹甲弾)の命中精度がそこまで良くないのと、防御力は元のM4シャーマンと変わらないので、近づいて撃つ必要があったようだ。
そのため、通常の75mm型が先行して偵察、敵軟目標への榴弾砲撃を担当。
ファイアフライは重戦車に備えてそれに続くという形で運用されたようだね。
火力はあるものの、遠距離での撃ち合いではまだ分が悪い感じかな。
今回はここまで。
次回は塗装作業を行い、本格的にドイツ軍鹵獲車輌にしていこう。
続きは次回!
この記事で作っているキット