ガンプラのSEED HGシリーズより、ガンダムアストレイのブルーフレームを作っていきましょう。
前回は先日筆者が購入したキットを仮組みして、内容を確認した。
今回は早速手を加える。
頭部・腰部、腕部に小改造を施していく。
臨時休業詐欺していた筆者だけど、ついに連日更新が途絶えたね。
このキット、普通にパチパチ組んでそのまま遊ぶ分にはかなり優秀なのですが……
合わせ目を消したり塗装を施すとなると途端に難易度が上がるのですよ。
筆者宅にはレッドフレームも存在する。
こちらも13年近く前に購入しておきながら加工方法が思いつかず、長年放置することになった。
んで同じく今回ブルーフレームで同じく壁に当たりまくり、その結果更新が大幅に遅れることになった。
ちゃんと完成するのかなあ?
とにかくできるところから進めていこう。
うまくいけば放置しているレッドフレームも再開できるからね。
それでは作戦を開始する。
頭部の組み立て
まずは頭部から。
目や顎の赤い部分は一体成型。
それらを白い外装パーツで前後から挟み込む形になっています。
いきなり違う色の部品を挟み込んでいるね。
ここは後ハメ加工をするのかな?
何のことはない。
そのまま挟み込んだ状態で合わせ目を接着する。
塗り分けどうすんの?
面相筆でちまちま塗り分ける。
このキット、ここ以外にも赤く塗り分ける箇所がいくつかあってね。
それと一緒に筆塗りしてしまう予定だ。
筆者は後ハメも当初考えたようですが……
「極小パーツで後ハメ加工を施しても苦労のわりに効果が見合わない」
と判断し、今回は一体化。
筆で塗り分けることにしたそうです。
おそらく筆者が大量のスケールモデルを組んできたからだろう。
細かいところを筆で塗り分けたり、マスキングテープを貼ることに抵抗がなくなってきたようだ。
アンテナは他ガンプラHGシリーズ同様、先端が丸くなっていますな。
厚みもあるので前面の両側面から削りこみ、先端を薄く尖らせた形にしてみます。
アンテナの左側が加工前。
右側が加工後ですな。
簡単にできる定番改造。
これもそのうち独立した記事で紹介したいね。
追記 アンテナ加工に関する記事ができました。
後は合わせ目部分を整形。
これで頭部は組み立て完了ですな。
両目の下の白い部分に縦の窪みがあるが、ここも赤く塗り分ける指示が出ている。
顎や目元と共に後で塗り分けてしまう予定だ。
腰部の組み立て
腰部は4パーツ構成だったね。
ここも青い基部を白い外装で前後から挟み込む構造だよ。
腰側面に唐突な合わせ目がありますな。
そのまま消すと青い基部が取り外せなくなるので、塗り分け時に不便です。
ここは後ハメ加工を施して、着脱できるように改造しましょう。
今回は分割ライン変更式の後ハメを試みます。
手を加えるのは前側の部品。
腰部前面と側面スカートの間にあるモールド部分でパーツを切断し……。
切断した側面スカートを後部パーツに接着。
合わせ消しのための接着をしてしまいます。
このキットでは側面スカートが腰部に一体成型されている。
後に新規で登場した量産型のM1アストレイやそれらをベースにしたアストレイシリーズは、ポリキャップ接続の別パーツにされているんだけどね。
非可動でも脚部の可動に支障がないので、今回は可動化改造を行わない。
別パーツでもう一つ。
赤く囲った側面スカートの後部は、成型の都合上か後部スカートと繋がったような形をしています。
別パーツっぽく見せたいので……。
少し削りこんで後部と側面を独立したような形状にします。
とりあえずこれで腰部の加工・組み立ては終了ですな。
一昔前のキットだから、スタンド接続用の穴はないね。
アクションベースを使う場合は、股関節部分を挟み込むジョイントパーツを使う形になるかな?
腕部の組み立て
続いて腕部。
一昔前のキットらしく、モールドを無視した単純な分割がされています。
ヒジ部分は二の腕と一体成型で、さらにそれを前腕で挟み込むような構造。
合わせ目を消すために前腕を接着すると、ヒジが外せなくなる。
ここも後ハメ加工を施したいところだ。
散々悩んで筆者が行った後ハメ加工は画像の通り。
前腕のモールド部分に沿って片側の部品を切り取り、もう片側に接着する。
これで合わせ目を消すことと、前腕を分解してヒジを外すことが両立するんだ。
画像の左が加工前。
右が加工後。
かなり細かい部分だから切り出しに注意だね。
刃が薄くて切りシロが少なくなる、エッチング製のノコギリを使うといいかな。
各社から発売されているけど、筆者はコトブキヤのモデリングのこを使っているよ。
この記事を書いている2024年1月現在はあまり見かけませんな。
少し前にタミヤが似たようなエッチング製ののこ、精密ノコギリを発売していた気がしますが……。
反対側も切り出して片側に接着。
こちらはより小さい部品になるので、紛失に注意だ。
この辺りは上から白い装甲パーツを貼り付けるから、多少余計に削っても大丈夫そうだね。
別の角度から見るとこんな感じに。
肩ブロックとヒジはそのまま接着して合わせ目処理に備えます。
アンダーゲートの部分なので、ゲート処理が甘いと隙間ができるので注意ですな。
接着剤の乾燥後に整形作業。
ヒジ周りはモールドや凹凸が多いので注意です。
接着剤の部分と間違えて必要なモールドを削らないように……。
前腕は切り出した部分の反対側もスジ彫りを強化して、切り出し部分を目立たなくさせる。
今回の後ハメでは手首周りの合わせ目が残るけど、これはモールド化して済ませる。
筆者としては
「手で隠れるから問題ないだろう」
とのこと。
上から手首カバーパーツを自作して貼りつければ隠せそうな気がしますな。
今回の戦果
後はゲート跡などを処理するだけ。
肩アーマーは同時期の他SEEDキット同様挟み込み式だが、色分け部分で分割されているのでそのまま着脱でできる。
これで腕も組み立て完了だね。
ここだけでずいぶん時間がかかったような。
腕は塗り分けも大変そうですな。
ヒジ周りは青い成型色ですが、設定ではところどころ白くなっている部分があるので、後で塗り分けてやる必要があります。
凹凸が激しいのでマスキングしながらのエアブラシ吹きは難しそうだ。
筆者もいつもと違う塗り方をするか検討しているね。
……今回はここまで。
次回は残りの部品を進めることになるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット