
ガンプラHGオリジンシリーズより、ザクI(旧ザク)をデニム曹長機で作ります。

前回は腕と脚を作って組み立て作業を終えた。
今回は塗装作業に入ろう。

比較的新しいキットだけあって、問題なく進んでいるようだね。

とはいったもののオリジン旧ザクの発売は2016年の5月。
現在は2022年の2月なので、6年ぐらい前のキットなんですな。

スケールモデルだと50年前のキットとかが今でも販売されているから、それぞれ感覚が違うのかもね。
ちなみにガンダムの放送が1979年で、最初のガンプラはその直後の1980年7月に発売とのことだ。

約42年前ってことかな?

いずれにしろ長い歴史を持っているのですな。

これからも続いていくのだろう。
話はここで置いといて、今日の作業を早速開始しよう。
下地を作る

まずは下地作りから。
肩のポリキャップは外から目立つので、ガイアノーツのマルチプライマーで下地を。
これで多少は塗装が乗りやすくなるかと。

スケールモデルと違って、ガンプラはガシガシ動かす。
なのであくまで気休め程度だけどね。

続いてサーフェイサーを。
いつもなら
グレーサフ→黒い下地
の順番ですが、今回はいきなり黒いサーフェイサーを吹き付けます。
使用したのはクレオスのMr.フィニッシングサーフェイサーの1500番(ブラック)ですな。

いきなり黒の下地は珍しいね。

以前も行っていたんだけど、どうもグレーのサーフェイサーに比べて食いつきが悪かったんでね。
今回はテープを使って黒い下地が剥がれないか確かめながら作業した。
最初のほうに塗った肩ブロックなんかは一度剥がれかけたね。

作業中に手でベタベタ触ったので、脂分などがついて食いつきを阻害したのかもしれません。
後は攪拌不足とか。
ガイアノーツのサーフェイサーには
「攪拌が不十分の場合性能が劣化する場合がございます」
と注意書きがありますね。

- 塗装前にキット表面を綺麗にしておく
- 使用する塗料はよくかき混ぜてから使う
この2点が重要かな?
本体色の塗装

続いて本塗装となります。
それぞれ・・・・・・
- 関節や武器→Mr.メタルカラーのアイアン
- 胴体など緑色→Mr.カラーのロシアングリーン1
- 腕や脚などの青→Mrカラーのパープルとニュートラルグレーの1:1混色
- 脚の黒→旧ガンダムカラーのファントムグレー
となっています。
ファントムグレーは現行のガンダムカラーにもラインナップされていますな。
筆者は在庫の旧ガンダムカラーを使っていますが。

青い部分は混色。
その割には準備とかしていなかったような。

実は筆者が以前SEEDシリーズのブリッツガンダムとガイアガンダムを作ろうとしていてね。
それに使う暗い紫色の余剰品なんだ。

んで、その2つは完成したの?

ブリッツは十年近く前に完成したみたいだけど、ガイアは絶賛放置中だ。

SEEDのHGシリーズは当時の技術的な問題なのか、一体成型の部品が多く塗り分けが不十分なものがいくつかありますからね。
改造や塗装を色々考えた結果放置コースに入って、それっきりということだそうです。

スケールモデルと同じで、筆者は時間がかかりそうなものを放置する傾向がある。
そろそろ取り掛かりたいところだね。

反対にザクは比較的塗り分けが単純です。
なのでご覧のとおりあっという間に・・・・・・。

まだ警戒色が終わっていないよ。
肩の警戒色を塗り分ける

デニム機を象徴する肩ブロックの警戒色。
キットでは青い成型色の部品にホイルシールを貼り付ける構造になっている。
今回はここを塗装で仕上げてみよう。

セオリーどおりにいくなら、隠ぺい力の弱い黄色を先に塗るのがベスト。
なので白い下地を作った後、黄色をエアブラシで吹きつけ。
白い下地はガイアノーツのサーフェイサー、エヴォホワイト
黄色は今回RLM04イエローを使います。

この色は本来大戦中のドイツ軍機に塗られていたもの。
ドイツ機を頻繁に使う筆者らしいチョイスだね。


その後は1mm幅マスキングテープを使い、帯状のマスキング。
黒い部分を塗る準備をします。

余計なところへ黒が吹き込むと困るので、ここは筆塗り。
タミヤアクリルのフラットブラックを塗っていく。

マスキングを剥がせば完成!
・・・・・・なんかはみ出てない?

どうもテープが上手く密着していなかったらしく、テープ同士の隙間を塗料が伝ってしまったようです。
これはダメですな。

ついでにいうと、筆だとエアブラシよりも塗料が乗っかる量が多いから、その分マスキング漏れした際の被害が大きくなるんだ。
とりあえず、やり直し。

ここの塗り分け、どうやら黒い帯はパーツ表面だけに塗られていて、側面や窪んだ部分には回りこんでいないようです。
なのでテープの密着率を考えたらこちらのほうを先に塗ったほうが良さそうです。
先ほどのブラックサフを塗って下地を作ります。

んでもこれじゃあ黄色の発色に支障が出るような。

塗り終わったら再びマスキング。
先ほどとは隠す箇所が逆になるので注意です。
黒帯は側面には回りこまないので、表面だけが隠れるように・・・・・・。

んで黄色を塗りますが・・・・・・
そのまま塗るとやはり上手く発色しません。
先にエヴォホワイトを塗って真っ白にしてから、RLM04イエローを塗ります。

今度はどうなるかな・・・・・・。

マスキングテープを剥がすとこんな感じに。
今度は黒い帯の部分に白い下地が侵食している。

うーん、難しいなぁ。

これ以上は時間をかけたくないので、筆塗りで修正していきます。
白や黄色の上に黒を塗るのは容易。
それらしくしていきます。
今回の戦果

本体に取り付けるとこんな感じに。
多少粗は残っていますが、このくらいならウェザリングでどうにかなるでしょう。

これで決定かな?

塗料を何度も吹き付けたからか、接続軸部分が太くなって肩ブロックに上手くはまりませんな。
ここで無理にはめ込んで破損したりすると筆者のテンションが暴落するので、あらかじめ軸部分を少し削っておきます。

今回はここまで。
次回はウェザリングやマーキング作業をして完成予定だ。

続きは次回!
この記事で作っているキット