ガンプラのSEED HGシリーズより、ブレイズザクファントムを作っていきましょう。
前回は腕を進めた。
今回は残りの武器とバックパックを組んで全体の組み立てを終えよう。
肉抜き穴に比べたら簡単かな?
ところがそういうわけにもいかず……。
もう1つの難所が待ち構えている。
どんなものかは、実際に記事を見てのお楽しみだ。
それでは作戦を再開する。
武器の組み立て
武器はビーム突撃銃とビームトマホーク×2。
オリジナルのザクに近い武器形状となっていますな。
ここで主に行ったことは……
- ビーム突撃銃は合わせ目があるので、それを接着して消す
- マガジン裏に肉抜き穴があるので、これを埋める(前回のシールド裏のものと同時並行)
- ビームトマホークや突撃銃のグリップ周りは押し出しピン跡があるので、これを削って処理する
といったところ。
注意点としては合わせ目消しの際に接着剤が流れ込んでフォアグリップが固着しやすいことかな。
このキットのフォアグリップは先に組み込むから、接着時に外せないという。
というか筆者も固着しそうになったみたいだね。
グリップ根元が少し荒れていたり。
固着しないようにひたすら可動させていましたな。
ここは他に手を加えることはない。
どちらかといえば塗装でトマホークを塗り分けることのほうが重要だろう。
次に進もう。
バックパックの組み立て
続いてバックパック。
ザクウォーリア・ファントムはバックパックを換装することで各種任務に対応できるようになっていますな。
ウィザードシステムってやつだよね。
見た目はザクだけど、ザフトの次世代機で装備換装が容易なところを見ると、寧ろゲルググっぽいというか。
今回のキットに付属するのはブレイズウィザード。
高機動スラスターとミサイルポッドがセットになった装備ですな。
前部ミサイルユニットの加工
内部はこんな感じに。
スラスターユニット部分にポリキャップが仕込まれており、そこにミサイルユニットを接続する形となっています。
どちらも真っ二つで、いくつかのパーツを挟み込みますな。
唯一ミサイルハッチ部分だけCの字になっており、無改造でハッチを後ハメできる。
他の部分を後ハメしてみよう。
試しにミサイルユニットから。
赤いバーニアとミサイル部分ですな。
適当に削っています。
特に下のバーニア部分は接続ピンを削って着脱しやすくしているだけですな。
ミサイル部分は外しやすいように、外から見えない後部から穴を空け、真鍮線で突っついて外せるようにしています。
角度によっては難しいようですが……。
……とか何とか言っていましたが、実は後に外せなくなり
ムリに外そうと突っついたら破損してしまった
という展開に。
ダメじゃん。
念入りに調整したはずなのですが……。
合わせ目部分を接着したことにより、外装が狭まったということでしょうか。
ここは後ハメせずにそのまま組み込んで、後から筆で塗ったほうがいいかもしれない。
ミサイル本体は赤。
周りの部分は黒だ。
とりあえずこの段階で一旦合わせ目を消せる場所は接着してしまいます。
今手を加えたミサイルユニットと、中央のユニットですな。
なんか中央ユニットの合わせ目部分に色の違うものが。
微妙に隙間ができたので、筆者が伸ばしランナーを突っ込んだというやつですな。
戦車模型の溶接跡再現の技法を応用したというやつです。
筆者が
「プラ用接着剤で溶着したほうがパテで埋めるよりは隙間ができにくいのでは?」
と判断して試してみたとのこと。
スラスターユニットの後ハメ
続いて後部のスラスターユニット。
まずは黒いバーニア部分。
ここはグレーの本体側にある四角い接続穴を切り欠けば大丈夫です。
これで組み立て後も外からスライドしてセットすることが可能ですな。
画像の左側が加工前。
右側が加工後。
接続穴の外側にある1辺を切り欠けば問題ない。
問題はカバーパーツ。
筆者は脚部のバーニア同様、プラ棒とCの字加工で進めようとしましたが……。
なんか壊れてない?
どうもカバーパーツの面積が狭いせいで、普通に軸用の穴あけをしようとすると破損してしまうという。
あらら。
軸を細くしたらいけるかな?
というわけで軸を細くして進めることに。
まずは2.0mmプラ棒に1.0mm径の穴を開ける。
普通にプラパイプ使ったほうがよくない?
- 手持ちにちょうどいいプラパイプがなかった
- プラ棒のほうが粘りがあって可動部に組み込むには都合がいい
といったのが主な理由。
その後可動軸をはめ込む凹みを2.0mm径のピンバイスで一度さらう。
そしてプラ棒を切り出しその凹みにセットする。
……先に2.0mm棒を凹みにセットしてから1.0mm径の穴を開けたほうがやりやすそうですな。
続いて1.0mm径の真鍮線を切り出し、先ほどのプラ棒に開けた穴にセット。
これで基部側の改造は終了だ。
これで軸が2.0mm径から1.0mm径に小さくなったわけだね。
もう少し小さくできないかな?
これ以上は後ハメ時にかかる負荷に軸側が耐えられない可能性がありまして。
1.0mm径の真鍮線なら押してもそう簡単には曲がりません。
今度はカバー側の加工。
まずは元の接続ピンを切り取る。
カバーは上下にあるけど、両方とも加工方法は同じだ。
軸と軸の間、パーツの真ん中に補強板のようなディティールがありますな。
これもこの段階で切り取っておくとよいかと
切り取った軸跡に1.0mm径の穴を開け、切り欠いてCの字状にする。
2.0mmでは作業中に周りのプラ部分が破損してしまったが、1.0mm径では問題なかった。
いずれにしろパーツの破損とケガには注意です。
かなり細かい作業になりますので……。
これで後ハメ加工は完了。
真鍮線の軸に、Cの字に加工したカバーをパチンとはめ込む形になった。
強度とか大丈夫かな?
ちょっと心配になるね。
以前のパワードジムのアンクルガードみたいに、ネオジム磁石の接続にしてもいいかもしれません。
今回の加工は非常に細かく、筆者もいつケガをしてもおかしくないような危ない手つきで進めていました。
ここまでやっておいて言うのもなんですが、あまりおススメはできませんな……。
ちなみに改造に失敗して破損したカバー軸。
これはプラ棒をCの字に切り欠いて何とか修復している。
強度とか大丈夫なのかな?
流し込み式速乾と瞬間接着剤のコンボでなんとか接着できた。
パーツの着脱でも外れたりはしないから、これで進める。
後ハメが終了したので、スラスターユニット外装も接着。
合わせ目消しをしましょう。
今接着した外装パーツは丸い穴が3つ固まったディティールがある。
これは2.0mm径ピンバイスで開口。
ブチ穴……とは違う物かな?
とりあえずこれでブレイズウィザードは組み立て完了だよ。
今回の戦果
ようやく全ての部品が揃いました。
これで組み立て終了としましょう。
肉抜き穴埋めとバックパックでだいぶ時間を使ってしまった。
なのでまた作業が遅れて記事が追いついてしまっている。
とりあえず今回はここまで。
次回は塗装作業になるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット