
ガンプラのHGBFシリーズより、パワードジムカーディガンを作っていきましょう。

前回は組み立てを終えたところだった。
今回は塗装や一部ウェザリングを施していく。

……いつもにも増して筆者の作業が遅れているんだけど。

このキットはアーム部品が多く、それで塗り分けにかなり時間がかかっているようですな。
更に今回は手首を追加したため、余計に塗るものが増えたという。

それと塗装中は窓を開けっ放しにしているんだけど、ここ最近の寒気で筆者の作業速度が余計に落ちているというのもある。
この季節は塗装が簡単なキットを中心に進めたほうがよかったかもしれない。
とりあえずまとまって紹介できる分の作業はできたので、その報告といこう。
下塗り


まずは下地から。
アンテナの真鍮線はガイアノーツのマルチプライマーアドバンスを筆塗り。
その後一度缶スプレーの1000番サーフェイサーを吹き付けたのち……
- 白や関節部分→Mr.フィニッシングサーフェイサー1500
- 黄色などの暖色部分→Mr.マホガニーサーフェイサー1000
と吹き付けていきます。
缶サフのせいか、よく見ると埃を結構巻き込んでいますな。

エアブラシの場合は塗料を吹く前にエアーだけが出るから、それで埃が飛ぶんだけど……
缶の場合それができないからね。
それと組んだ状態で缶サフを吹き付けたから、パーツの重なり部分で塗膜の段差ができてしまった。
薄く吹き付けるか、バラしてから吹き付けたほうがよかったかもしれない。
本体色の吹き付け


続いて本体色ですが……
少し困ったことが。

これは本体の黄色部分を塗ったみたいだね。
かなり彩度が高いというか。

当初はこのガイアノーツのエルドランカラー、レモンイエローを使ってみる予定だったようですが……
どうも彩度が高すぎるといいますか、やや緑色感が強いといいますか。
とにかく実際に塗ってみると少し筆者のイメージと異なった感じになったようです。

確かに少し緑寄りというか、赤みが足りないというか。
フミナ先輩のキャラ的に、陽気で明るい色合いもよさそうだけどね。


というわけで最終的に黄色を含めた機体色は
- 白部分→Mr.カラーのグランプリホワイト
- 黄色部分→グリーンマックス鉄道カラーの黄5号
- 赤部分→旧ガンダムカラーのレッド1
- 武器・関節部分→ガンダムカラーのMSグレー連邦系
といった感じに
脇腹部分を塗り分ける都合上、先に白を塗ってから黄色を塗るという順番にした。

またなんか場違いな塗料をガンプラに……。

黄5号は国鉄色の1つですな。
総武・中央緩行線で使われていた101系や103系などに塗られていたものとなります。
他にも事業用車輌前面の警戒色やら、赤2号と合わせて新潟の旧型国電などにも使用されていたり。

以前原型機のパワード・ジムでも鉄道カラーを使って機体色を塗った。
そのことを思い出して今回投入したようだ。
今回の黄色が総武・中央緩行線の色。
あちらのオレンジは中央線快速の色。
なので偶然にも隣同士の路線カラーになった。

鉄道カラーは模型用塗料ですが、普通のプラモデル系のお店ではなかなか見つかりませんな。
どちらかといえば鉄道模型店の方が置いてある可能性が高いかと。
部分塗装とスミ入れ


その後はバラバラなうちにスミ入れをしていきますが……
あまりにもパーツが多すぎて、道中の筆塗り部分塗装がやりづらい展開に。

ここはまず先に仕分け。
筆塗りが不要な部品はそのままスミ入れ塗料を流し込む。
その後に筆塗りが必要な部品は塗り分けを行い、第二次のスミ入れを施す。
今回はとにかく部品が多いからね。
いきなり「先に全部部分塗装→全部スミ入れ」をやろうとしても、見落としが発生するはず。

とっ散らかって何がなんだか……。
ドライブラシ


そのままドライブラシ。
ビルドファイターズ系キットは説明書に製作のヒントみたいなものがよく書かれていますが、今回のキットはちょうどドライブラシでしたな。
説明書ではガンダムマーカーを使っていましたが、筆者はいつも通りタミヤエナメルを使っていきます。
- 武器・関節部分→クロームシルバー
- それ以外の箇所→ジャーマングレイ
ですな。

ドライブラシについては過去記事参照だよ。
使った色はだいぶ違うけど。

ドライブラシっていうと
「本体の色よりも一段明るい色を使ってハイライトを強調」
というパターンが多い。
今回は
「本体の色よりも暗い色を使って、塗装が剥がれた感を強調」
「メタリックダークグレーにシルバーを使うことで、エッジと金属感を強調」
といった効果を狙っている。
今回の戦果


余りにも部品が細かく筆者の気力が危うくなって来たので、ここで一度組み立てて全体像を確認。
黄色の機体に強めのドライブラシをかけたからか、なんか重機感が出ましたな。

……あれ、フミナ先輩って確か中学3年生だよね?
設定上女子中学生が作ったものなのに、えらい渋い仕上がりになったなぁ。

元の機体チョイスが渋いというのもありますが……。

今回はここで一度中断。
次回はデカール貼り付けからになるだろう。

続きは次回!
この記事で作っているキット