
ガンプラのHGUCシリーズより、ゲルググキャノンを組んでいきましょう。

前回は脚部を改造していた。
今回はバックパックなど武器を組み立て、全体の組み立て作業を終えよう。

そういえば筆者のところに例の物資が届いていたんだった。


やはり来ましたな、タミヤの新作オチキスH39。
それと他の2個は……。

送料無料ラインを超えるための巻き添えらしい。
新作を早く組みたいところだけど、これが届いた際に裏で筆者がゲルググの塗装直前まで進めていた。
塗装のスケジュールを延期したくないので、先にゲルググを片付けてからオチキスに取り掛かる予定だ。

この記事だとまだゲルググの組み立て中だけどね。
……ゲルググの塗装が終わってからオチキスに移ったら?

そこまで来たら、もうゲルググを完成まで進めてしまったほうがいい。
塗装が完了したということはもう7~8割方出来上がっている状態ということだ。
……というわけで後続キットが明確に控えていることもあるし、さっさと作戦を再開しよう。
武器・バックパックの組み立て


武器を組んでいきます。
ゲルググキャノン最大の特徴でもある、ビーム砲装備のバックパックもここで用意します。

手持ち武器はとりあえずビームナギナタのみ。
ライフルは今回保留だね。

ライフルも用意したフル装備でもいいですが、とりあえず保留ですな。
実体弾武器を持たせてもいいですが……。


上の画像には写っていないけど、腕に装備されたミサイルランチャーとバックラーシールドもここで作ってしまおう。
とはいっても、この2つは大きな改造をしないけどね。

腕装備や手持ち武器は特に問題なさそうなんだよね。
問題はバックパックという。
バックパックの後ハメ加工を施す


バックパックはご覧の構成です。
一部はモールドを兼ねた形になっていますが、ほぼ真っ二つな合わせ目が発生しますな。

砲身にキャノン基部に本体に……
本体はバーニアユニットを、キャノン基部は砲身をそれぞれ挟み込むから、後ハメをしないと。
砲身の後ハメ加工


まずは砲身と砲身基部から。
ここはヒザ同様、砲身側にポリキャップが仕込まれていますな。

後ハメの手順としては
- 砲身側にあるポリキャップ(PC-116のD)の軸を片側切り取り、基部側に移設
- 砲身のポリキャップがあった部分を画像のように下部から切り欠く
といった感じだ。
ポリキャップは片側の軸を切り取ったけど、残したもう一つの軸(後ろ側)を切り欠きにはめ込んで保持する形だ。

ヒザ関節と同じような手順だね。


組み込むとこんな感じに。
砲の仰角をつけると、前側の切り欠きは多少外から見えますな。
俯角はそこまでつけられないので、後ろ側の切り欠きはほとんど見えません。
微調整でさらに削り込む場合、後ろ側をメインにすると良いかと。

地味に砲身はABS製なんだよね。
ちょっと削りにくいというか。
現行品はKPSらしいから、多少は楽になると思うけど。
本体の後ハメ加工


続いて本体の、バーニアユニットを後ハメするための加工を。
色々迷った末に筆者が選んだのは、分割線の変更による後ハメ。
画像のモールド部分で、本体の外側パーツ(E4番パーツ)を切り離している。

ちょっとガタガタしているような。

側面の直線部分は外からほとんど見えないので、エッチングノコ類でバサッと切ってしまおう。
モールド部分は先にクレオスのラインチゼルで彫ってアタリを付けてから進めている。
寧ろこのラインチゼルである程度彫ることで切断してもいいかもしれない。


モールドに沿って切り取ったものの、多少隙間が広く感じた。
ここは作業台の上に落ちていた薄手のプラ板を貼り付けて埋めてしまおう。
使用したのはおそらくタミヤ製のプラ板。

プラ板の貼り付けからの切削。
難しいように見えますが、合わせ目消しの応用と思っていただければ幸いです。


乾燥後に切削するとこんな感じに。
内側は隙間が目立つけど、ここは外から見えないのでそのままにしておこう。
これでバックパック本体の上面&側面の合わせ目を接着しても、バーニアユニットの着脱が可能になった。

……バックパック下部の合わせ目が残っているんだけど。

筆者もここまで進めて、たった今そのことに気づいた。
ここはもう合わせ目を彫ってモールド化してしまおう。
下部なので下から覗かない限りは見えないのでね。

うーん、なんか消化不良感。


その他の武器は無加工。
ゲート処理やパーティングラインの整形などに留めていますな

3連ミサイルランチャーは3砲身が一体成型されている。
ただつながった部分が外装で隠れるので、バラしても効果が薄いと判断。
そのままにした。

ミサイルランチャーといいキャノンといい、ちょくちょく必要のなさそうな場所にABSが混ざっているんだよね。
たぶん成型色を合わせたり、ランナー数を減らす都合なのかもしれないけど。

筆者はABSに関して接着や塗装云々よりも、加工がしづらいのが気になったようですな。
現行品はKPS製のはずなので、もっと楽になるかと。
今回の戦果


これでようやく全ての部品が揃いました。
組み上げるとこんな感じに。

今回はとにかく後ハメだらけだったんだよね。


控えのゲルググを同じキャノンに組み替えて、比較。
左が控えの仮組み状態のもの。
右が今回の加工を済ませたものだ。

足首関節の改造の影響か、やや脚が長く見えますな。
それと肩周りの加工の影響で、縦長感がするといいますか。

なんかシュッとしているよね。


足首の可動を確認するため、射撃ポーズ。
破損防止のため各部の関節を緩めており、ややポーズを取りづらい。
これは塗装後の完成直前辺りで調整しよう。

足首の前後可動域は大幅に上昇。
ただ左右には少し動かしにくいかな?
ほんの誤差だけど。

手足は大幅に改造しましたが、胴体周りは肩関節の後ハメ加工のみです。
この辺りはさすがにゲルググマリーネやJよりも新しいキットだけあります。

とはいってももう18~9年前発売のキットなんだけどね。

長い時を経て、ようやく筆者が納得できるようなHGUCゲルググになりそうだ。
今回はここで中断。
次回は塗装作業になる。

続きは次回!
この記事で作っているキット