
HGUCのゲルググマリーネを作っていきましょう。

前回は腰部の改造を済ませた。
そのまま胸部も改造したいところだけど……
まだ紹介の準備が整っていない。
なので先に準備ができたバックパックと武器から紹介しよう。
それとトラブルが発生したので、それの解決も行う。

筆者の更新速度がだんだん落ちているなぁ。


他の用件などもあったみたいですな。
ついでに物資の補充もしてきたようですが。

そういえばゲルググMはもう1機あるんだよね。
それ用の部品かな?

それ用のPC-02プラサポ②が在庫切れだったようですな。
なので2機目が進まない可能性が。

2機目に関しては裏でジャンクパーツに使えるのものがないか捜索中だ。
今はとりあえず1機目を先に進めよう。
それでは作戦を再開する。
バックパックの製作


オリジナルのゲルググでは換装式だったバックパック。
マリーネは独自のものを装備していますな。
2本のプロペラントタンクが特徴的なものとなっています。

ここは確か筆者がアンテナを折っていたんだよね。
それの修理をしないと。
可動箇所はほとんどないし、そっち方面のは気にしなくていいかな?


手始めにバックパック本体とタンクを貼り合わせて合わせ目消しの準備。
バックパックは一部合わせ目が平面上にあるので、接着剤のはみ出しだけでは消えにくそうだった。
ここは伸ばしランナーを突っ込んで、プラ成分を追加してやろう。
……実際は本体の背面にほとんど隠れて見えなくなるから、神経質に処理してやる必要はないけどね。

アンテナ部分はいつも通り真鍮線を使用。
- 元のアンテナ基部にピンバイスで0.5mm径の凹みをつける
- 0.5mm径の真鍮線に瞬間接着剤をつけて、凹みに差込み接着
- 所定の長さに切り出す
といった流れですね。

……あれ、アンテナ基部がバックパックに入らないよ。

本来はアンテナ基部をバックパック前後で挟み込む構造ですからね。
基部の左右にある凸ピンを切り取り、バックパックへ接着する方式にしてしまいましょう。

実際のところは本来の構造を忘れていて、最初から後付けできるものだと筆者が思い込んでいたようだ。
本体の合わせ目整形もあるし、後付けしたほうが作業しやすいというのもあるけどね。


後は各部の整形作業。
ポリキャップ接続のプロペラントタンクぐらいしか可動部がないので、これでここの組み立ては終了ですな。

気になる人はバーニアを別売りパーツに交換したりして、強調してもよさそうだね。
プロペラントタンクも3mm棒軸とポリキャップの接続だから、別のものに交換してもよさそう。

大型バーニアに交換して、継戦能力を捨てた機動力増加……みたいなのですかな。
または両方兼ねたバインダーユニットのようなものとかも……。
武器の製作


続いて武器の製作。
- 90mmマシンガン
- スパイクシールド
- ビームサーベル
ですな。
設定ではビームライフルが装備できるゲルググマリーネですが、劇中では物資の乏しいシーマ艦隊が運用していたこともあり、このような装備に。

余裕のある部隊に配備されたり、ビルド系の世界の機体という設定にしたりして、他の装備を持たせても面白そうだね。
……柄の一体化されたサーベルが気になるなぁ。

非クリアーパーツのサーベルと、クリアーパーツ化された刃が別パーツ化されたサーベル。
それの過渡期のようなものですな。
クリアーパーツ化はしましたが、刃と柄の分離はできていないという。
筆者の手持ちですと他にHGUCのキュベレイMk.II(非リバイブ版)がそうでしたな。

ここは今までの機体とは違い、刃を残して柄のみ塗り替えることになるだろう。
それより筆者はスパイクシールドが気になったようだ。
今回はそちらを中心に手を加えていこう。
スパイクシールドの小改造


スパイクシールドは他のHGキット同様、安全基準の都合上で先端が丸まっている。
ここはプラ棒を接着・削りだして整形することにした。
やり方は過去記事を参考にしてもらいたい。
裏側が見えるものなので裏から穴開けをして通す手段ではなく、今回は先端を平らにしてから直接接着する方式にしている。

3つのスパイクが密集しているので少し整形しづらいですな。
気になる人は一度切り取ってから整形するか、別売りパーツに交換してしまうのがよいかと。

横にある台形の丸モールドも気になったけど……
ここは手持ちにちょうどいいものがなかったので、そのままにした。


整形の都合か、スパイクの裏側は空洞になっている。
旧ザク付属の個体とは違い、前面の裏側を塞ぐパーツもない。
ここはとりあえず
- 浅い押し出しピン跡があるので紙ヤスリで削って均す
- スパイク裏の空洞はコトブキヤのマイナスモールドIIの4番薄型サイズを貼り付け
といったことで対処した。

旧ザクのものは前面裏に別パーツがあるから、空洞が発生しないんだよね。
この辺りも進化しているというか。

代わりにこちらは前腕への接続軸があります。
なのでぐらつかず保持ができるのが利点ですな。
もっとも基本的にゲルググ系しか前腕に受け皿がないので、基本は旧ザク付属のものが流用しやすそうですが。

模型だとどうしても旧ザクのイメージが強いスパイクシールド。
ただ0083でゲルググマリーネが持っていたものが元祖だったはずだ。

これも物資不足で即席装備していたものなのかな?
シャア専用機や通常のゲルググなんかは笹かまぼこ型のシールドを持っているけど。

余談ですが、HGUCのゲルググ(A型もしくはシャア専用機)が装備しているシールド。
あれはマリーネの前腕に無改造で装備することができます。


マシンガンはそのまま接着からの合わせ目消し。
サーベルは今回切り離さず、整形して後で柄を塗り分けるのみにします。
筆者はゲルググマリーネをいくつか保有しているので、柄と刃を分離したりするのはそれらに任せてしまいましょう。

いつものノリだと分離して真鍮線で接続。
……なんだけど、それだと刃がクリアーパーツだから打ち込んだ接続軸が見えるんだよね。
クリアーパーツだけど塗っちゃうか、クリアーイエローのサーベル刃パーツを別キットから流用するか……。

クリアーイエローのサーベル刃は貴重ですな。
筆者が知っている限りだとケンプファーやドラッツェ辺りに付属したいたはずですが。
股関節の修復


さて順調に進んでいたはずですが……
ここでトラブル発生。
筆者が組み立て完了した部品で遊んでいたところ、股関節がポッキリと。

あー、折れないと思っていたけど結局逝っちゃったか。

筆者としてはゲルググマリーネは特に折れやすい分類らしい。
他にもここの開設以前に、ゴッグとかドムトローペンとかのを頻繁に折っていたね。
どうも初期のHGUCはこんな感じになりやすいようだ。


というわけで過去記事の通り、元のボールジョイントを切り取り穴開け。
そこに新しいボールジョイントを埋めるように接着します。
今後の塗装中に破損するのが心配なので、無事なもう片方のほうも作り変えてしまいましょう。
新しいボールジョイントには1.0mmの真鍮線も通し、更に強度を確保します。

受けのポリキャップ内に残ったボール部分は
- ピンバイスで穴開け
- 荒作業用のニッパーでつまんで引っこ抜き
みたいな感じで撤去。
ピンバイスで穴開けついでにバラバラにするのが確実だけど、今回はポリキャップ内で回っちゃったからニッパーで引っこ抜くことに。

新しいボールジョイントはいつもならウェーブのBJ-05プラサポ①を使うけど……
今回は足首の改造時に撤去したボールジョイントを再利用してみよう。
プラサポのものとは軸径が異なる点に注意だ。
BJ-05プラサポのはボール軸径5.0mmで棒軸径は3.0mm。
足首のはボール軸径が同じ5.0mmだけど、棒軸径は4.0mmとなっている。

筆者が持っているピンバイスの最大径が3.0mmですな。
それ以上になると加工が手間という。
他にも穴開け箇所の内部はパーツ取り付け用の凹凸があります。
いきなり所定の穴を開ける前に、まず小さい径で穴開けをするなどしてそれらを切削しておくとズレにくいかと。


後は軸を埋め込んで接着。
……ところが更にトラブルが重なる。
今度は基部に亀裂が入った。

なんかトラブルが続くなぁ。

はめ込みがキツめだったので、流し込み速乾の接着剤が浸透したようですな。
亀裂部分は合わせ目消しの要領で再接着。
軸部分は浸透しない通常のスチロール系接着剤や瞬間接着剤で留めることにしましょう。

補充した新品のリモネンセメント君が早速活躍。
力が加わる場所だから、主役は瞬間接着剤だけどね。
今回の戦果


再接着した部分を整形し、ボールジョイントを接続。
これで修復完了ですな。

埋めるように接着したので、特に横からの負荷に強くなっている。
今度はそう簡単に折れないだろう。
……今回はここで中断。
次回は残る胸部の改造になる予定だ。

続きは次回!
この記事で作っているキット