ガンプラのHGUCシリーズより、ジム寒冷地仕様を作っていきましょう。
前回は塗装とマーキングを済ませた。
今回はウェザリングをして完成に持ち込もう。
また放置品が一つ完成。
筆者の手持ち在庫のガンプラはあと……
たくさんですな。
もっと正確な数を数えてよ。
少なくとも10より多いので、たくさんですな。
実のところ放置品が複数箇所に散らばっていて正確な数がわからないんだ。
近々集計したいところ。
それでは作戦を再開する。
ウェザリングタイム
手始めにエナメル塗料を使ったスミ入れとドライブラシ。
スミ入れはタミヤのスミ入れ用ブラック。
ドライブラシは部位ごとに
- 武器・関節→クロームシルバー
- 白い部分→ジャーマングレイ
- それ以外の箇所→フラットホワイト
で施しています。
とりあえずこの2つをやるだけでもだいぶ印象が変わるというか。
シルバーは主張が強い。
他の塗料と同じ様な感覚でドライブラシをするとかなり目立つので、加減に注意しつつ……。
スミ入れはパーツの破損に注意ですな。
- 薄めた塗料を大量に塗って、パーツを長時間溶剤成分に浸した状態にしない
- スナップフィット部分などは分解し、極力パーツに負荷がかかった状態で作業はしない
などに注意すれば、破損の可能性は多少減るかと。
その他のウェザリング
今の筆者は上記2つの技法だけでは満足しないので、更に追加。
クレオスのウェザリングカラーとウェザリングライナーを使い、チッピングや錆だれを追加していきます。
この辺りも過去記事参照ですな。
スミ入れもそうだったけど、上から下に流れたような跡をつけてそれらしく……。
つや消しで仕上げる
最後に水性ホビーカラーのつや消しクリアーをエアブラシ吹きして、コーティング。
道中でタミヤのウェザリングマスターを使い、ほんのり色味の変化を加えています。
今回主に使ったのは「スノー(白)・スス(黒)・サビ(茶)」が収録されたBセットですな。
ススとサビを混ぜたダークブラウンを銃口や噴射口に擦り付け。
足元にはスノーを使っている。
筆者は最初泥汚れを施そうかと考えていたみたいだけど……
今回は北極基地の寒ジムをイメージ。
「北極は地面がなく氷上では?」
と思い、ドロドロした感じにはしなかったようだ。
あの世界の北極がどうなっているのかは知らないけど。
とりあえずこれで完成だね。
以下、ギャラリーだよ。
HGUC ジム寒冷地仕様 完成!
さすがに21年前のキットだからか、現行品と比べると可動範囲は狭い感じ。
筆者はそこまで気にしていないみたいだけどね。
強いて気になる点としては、マシンガンのストックが干渉しやすいぐらいですな。
そういえば筆者が紛失・自作したアンテナは……。
最終的にこんな感じに。
筆者のチェックが甘かったからか、基部に少し切削跡が残ってしまっている。
機体についたダメージ類のものだと思えば、そこまで目立たないけどね。
ここが原因で筆者は長年寒ジムを放置していましたが、パーツ自作という手段で解決しました。
他の放置品も何か進むといいのですが。
作ってみた感想のコーナー
ジムらしいシンプルなキット。
あっという間だったね。
筆者の感想としては……
- キット内容は安価でシンプル。初心者でも組み立て簡単
- 色分けも概ね良好。バーニアやシールドの内部、サーベル持ち手などだけ塗り分けてやる必要があるぐらい。
- 古い関節機構と形状の都合上でマシンガンがやや構えにくい。近年のキットは手首に角度がついたものがほとんどだけど、おそらくこれらを踏まえた改良だろう
- 右手が「サーベルと一体化したもの」と「銃持ち手」のみで、純粋な握り手がない。手の甲も人差し指部分に突起がある独特な形状なので、他キットの無改造流用もしづらい。
といったところ。
筆者としては「可動は最新キットに及ばないけど、単純な部品構成で組みやすい」ところが最大の高評価ポイントのようだ。
最新キットは可動範囲や色分けのレベルが高い分、薄くて細かいパーツが増えて取り扱いに気を使ったり、ポリキャップレスのために塗装時の持ち手に苦労するというやつですな。
何より複雑な部品構成で、道中の「組み立て・分解」時の手間が気になるという。
筆者みたいにガンプラに色を塗るのは一部の物好きだけだからなぁ。
他に最新キットと比べると
「足裏の肉抜き穴がない」
っていうのもメリットかな?
近年のキットは簡略化のためか、足裏の肉抜きが結構多いというか。
足裏の肉抜き穴は奥まった箇所で整形がしづらいものが多いので、ないと助かりますな。
古いキットには古いキットなりのいいところがあるんだ。
無事寒ジムが完成したところで今回は終了。
次回はまた別のものに手をつける予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット