
HGUCのヅダ。
それを予備機で作っていきます。

前回は作りかけのキットを整形・塗装まで済ませた。
今回はマーキングやウェザリングをして完成させよう。

よしよし、また完成だね。

三番機の塗り分けにてこずったからか、今月の完成品は少なくなりそうですな。

今月ももう下旬だ。
デカールのマーキングを行う

以前作った三番機の記事でも触れましたが、キット付属のマーキングシールの一部はガンダムデカール29番、HGUCジオン系MS用②にも収録されています。
確認も兼ねて、まずはデカールで再現できるマークを先に貼り付けてしまいます。

画像では1セットしか写していないけど、筆者は使いかけ含めて5セットくらい保有している。
温存してもそのうち劣化して使えなくなるし、惜しまず使ってしまおう。

貼り付けるとこんな感じに。
特にヨーツンヘイムの部隊章とかはあまり流用しなさそうだし、使っちゃおう。
・・・・・・そういえばヨーツンヘイムってなんか由来があるのかな?

北欧神話に出てくる霧の巨人族と丘の巨人族の住む国の名前だそうです。
表記ゆれで「ヨトゥンヘイム」とも。
ゼーゴック回の冒頭で轟沈した同型艦のムスペルヘイムも、同じく北欧神話に出てくる灼熱の国の名前だとか。

IGLOOの兵器にはヨルムンガントとかヒルドルブみたいに、序盤は神話由来の名前が多い。
筆者がヅダを作る際に参考にした書籍、「ガンダムウェポンズMS IGLOO編」の巻末には監督の今西氏とスーパーバイザーの出渕氏のインタビューが掲載されているんだけど・・・・・・
そこで今西氏が
「モビルスーツ以前のメカなので、ネーミングセンスもちょっと時代がかかっている」
と語っているのが載っているね。
ヨーツンヘイムもそれを意識しているのかもしれない。
スミ入れ作業

続いてスミ入れ。
これ以降も以前組んだ三番機と同様の工程になりますな。
全体のスミ入れはクレオスのウェザリングカラーのマルチブラック。
部分的に存在する白いラインはタミヤエナメルのフラットホワイトを使用しています。

当該記事は以下参照だよ。
そうそう、折れていたバーニアはこの時点で接着しているよ。

ドライブラシ!

続いてドライブラシ。
ヅダの本体にはタミヤエナメルのスカイグレイを使用。
これをキットのエッジに擦り付ける。
画像の左側がドライブラシ前。
右側がドライブラシの後だ。

これをやると立体感が強調されるというやつですな。
詳しくは過去記事を参照に・・・・・・。


武器や関節、そして関節周辺の擦れそうな場所はクロームシルバー。
IGLOO登場のMSはシルバー系の表現がよく似合うように感じる。

ただ機体本体にやりすぎると、せっかくのグレーのドライブラシが目立たなくなるからほどほどに・・・・・・。
シールを貼り付ける

予備機なので迷彩はありませんが、シール貼りは健在。
本機最大の難関ともいえますな。
例によって、余白をなるべく切り落として貼り付けましょう。

- 大まかにハサミでマークを切り出す
- 大まかに切り出したマークを台紙ごとピンセットで挟みつつ、ハサミでギリギリまで余白を切り落とす
これで筆者は上手く余白を落とせたね。

以前の筆者はいきなりデザインナイフでマークをギリギリに切り出していたけど、それだと切り出し中にマークが台紙から浮く事故が多発したんだよね。
右手にハサミを、左手にピンセットを!

攻守逆転はしませんよ。

シール貼り付け後の全体像はこんな感じ。
文字だけだとあっという間だけど、実際はかなり時間を使っている。

大変ですがしっかり貼り付けると劇中CGのように・・・・・・。
最後の仕上げ!

最後にやるべきことは3点。
- 全体につや消しクリアーを吹きつけ、つやを整える
- 銃口や噴射口にウェザリングマスターで軽く汚れを付ける
- WAVEのH・アイズ3の2.2mm径で、モノアイとスコープを再現
だね。

ウェザリングマスターは水やアクリル溶剤でわずかに湿らせた筆を使うといいかな?

- 筆を水で濡らす
- ウェス等で水気をほとんど拭き取る
- わずかに水気が残った筆でウェザリングマスターを取り、擦りつける
といった感じでしょう。
水分が多いとキット表面で定着せずはじいたりするので注意です。

H・アイズに関してはアルミテープを貼り付けて光らせるのを忘れずに。

これでヅダの予備機が完成だ。
筆者がガシガシ遊んで磨耗していた肩関節なんかは、このタイミングで関節軸に薄く瞬間接着剤を塗って補強している。

14・5年前に購入、適当にいじられて長年放置されていたのがようやく完成しましたな。

以下、ギャラリーだよ。
HGUC ヅダ予備機 完成!

続いて以前作った三番機と。

迷彩の有無でだいぶ印象が変わる感じ。

劇中での三番機と予備機は入れ替わりで登場するので、こうやって並ぶ場面はないんですよね。

予備機は主に第603技術試験隊のモニク・キャデラック特務大尉が搭乗。
一年戦争終結まで生き残るなど、主役である一番機に匹敵する活躍を見せてくれる。
作ってみた感想のコーナー

作りかけだったからか、なんかあっという間に完成したね。

基本的には先に作った三番機と同様。
ただし予備機の場合は迷彩塗装がないので、その分簡単になっている。
胴体の一部を青く塗ってやるだけで予備機になるので、無塗装派も安心だ。
シール貼りは相変わらず時間がかかるけど。

というか物語序盤で自爆した三番機よりも、予備機のほうが活躍しているという・・・・・・。

定価1540円(2021年11月現在・税込み)とは思えない細かさが魅力的なキットだ。
もっとも、この記事を書いている現在は例の品薄状態が問題だけどね。

クリスマスが後1ヵ月だけど、大丈夫かなぁ。
これはガンプラに限ったことじゃないけど。

メーカー・販売点・消費者が各々やれることをやるしかないさ。
今回はここまでだ。

この流れですと次回もヅダなのでしょうか?

本当はそうしたいんだけど、筆者がヅダの改造に使った「Uフラット・バーニア4(長方形)」の在庫がどこにもなくて、残る2機分の補充が追いついていないんだ。
なので次はヅダ以外のものとなる。

補充品リストに入れないと・・・・・・。

次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット