模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はタミヤのティーガーI(中期型)が完成しました。
今回は……。
筆者がガンプラを作りたくなったらしい。
なので在庫の仮組み放置品をサルベージしてきた。
今回はそれを紹介しよう。
いつもの放置品サルベージ。
また古いキットになりそうな。
10年以上放置しているものが多いですからね。
今回のお題 HGUC ブルーディスティニー1号機
今回作るのはこちら。
ガンプラのHGUCシリーズより、ブルーディスティニー1号機だ。
やっぱりまた古そうなのを。
最新キットは追いかけないの?
筆者は
「争奪戦に参加したくない」
などと供述しており……。
この機体はHGUCシリーズの第207弾として、2017年8月頃に
「HGUC 1/144 ブルーディスティニー1号機 “EXAM”」
という商品名で一度リメイクされている。
今回作るのはそのリメイク前の旧版。
HGUCの第80弾として、2007年7月頃に発売されたものだ。
価格は2024年8月現在、税込み1650円。
「EXAM」って書いてあるほうが新版だね。
ブルーディスティニーシリーズはゲーム出典の機体だっけ。
90年代に発売されたセガサターンのゲームに登場する機体のようですな。
筆者は未プレイ……というかセガサターン自体持っていませんが。
この頃の筆者はスーファミや64だからねぇ。
仮組み品簡易レビュー
まずは前後から。
名前の通り、蒼基調の機体色となっている。
ジム系を彷彿とさせる頭部が特徴的だ。
設定によると当初陸戦型ジムをベースに開発していたのが、陸戦型ガンダムをベースに変更。
EXAMシステムを組み込んだジムの頭部だけが変更されずに使われたようだね。
HGUCのキットでは2007年頃に
- 第77弾→ブルーディスティニー2号機
- 第79弾→陸戦型ガンダム
- 第80弾→ブルーディスティニー1号機(今回作っているもの)
- 第82弾→ブルーディスティニー3号機
の流れでキット化されたようですな。
後に2017年~18年にかけて
- 第202弾→陸戦型ジム
- 第207弾→ブルーディスティニー1号機
- 第208弾→ブルーディスティニー2号機
- 第209弾→ブルーディスティニー3号機
- 第210弾→陸戦型ガンダム
という形で一連の新版が発売されたようですが。
しかしずいぶんと雑な切り取り方だなぁ。
ゲート跡がすさまじいことに。
まだゴッドハンドのニッパー投入前に購入・仮組みしたもののはず。
筆者がこれを購入したのは、確か2010~11年辺りだったような。
可動チェック。
肩関節は単純な棒軸に見せかけて、ポリキャップ接続の可動軸。
前後左右に少しだけ動いて調整できる。
ヒザとヒジは二重関節。
ただ内部で干渉するのか、画像ではヒジが100度ほどしか曲がらない。
※追記 ヒジは筆者の処理が適当すぎて、飛び出したゲート跡が干渉していた模様。
後に整形をしたところ、もっと曲がるようになった。
関節類はこの頃のガンプラによく見られたABS樹脂製です。
粘りがありますが、磨耗することもあるのが難点ですな。
画像ではわかりにくいけど、つま先部分も少しだけ可動して角度がつけられる。
おそらく陸戦型ガンダムでの180mm砲射撃ポーズのためのものだろう。
股関節はこの頃の主流であったボールジョイント式。
近年は脚側に可動軸が設けられているけど、このキットは股関節自体が回転するようになっている。
底部にはカバーがあり、外すとスタンドに接続するための3mm径穴が出てくる。
股関節もABS製。
説明書には
「ABS部分への塗装は破損する恐れがありますので、塗装はお勧めできません」
って書いてあるけど、筆者は塗装しちゃうんだろうなぁ。
付属の武器は
- 100mmマシンガン
- ビームサーベル(柄は脚部に収納)
- シールド
となっている。
手首は
- 右握り手
- 右銃持ち手
- 左平手
という構成。
……左の握り手は?
そんなものはない。
それに、なんか手の甲も足りなくない?
筆者が紛失したのかな。
筆者が紛失したのを疑って部品一覧を確認しましたが……
手首が3つなのに対して、手の甲パーツであるE11番パーツは2つしか付属しません。
組み立て図でも、手首を取り替える際にE11番パーツも交換する指示が出ています。
手首を無闇に削ることは、許されないんDA☆
どうも2000年代後半に発売されたHG系列のガンプラは手首を削る傾向にあったようだ。
ここで以前パワード・ジムやザクII改などを紹介したけど、彼らもその時期の犠牲者に含まれる。
この時期に発売されたキットで、手首が揃っていたもの……
筆者の手持ちだとケンプファーぐらいしか思い浮かばないんだけど。
付属のシールは機番のマーキングシールと、配色を補うホイルシール。
ゴーグルやセンサー部分は緑と赤の選択式で、通常時とEXAMシステム起動時を選ぶことができる。
筆者の場合、ほとんど塗って再現することになりそうだけど……。
ポージング集
武器を持ってポージング。
まずは100mmマシンガンとシールド。
陸戦型ガンダム・ジムが装備するものと同型ですな。
マシンガンのストックやフォアグリップは可動式。
ただ左手が開いた手しか付属しないので、握ることはできない。
マシンガンのマガジンは設定上では白。
ただこの1パーツのために成型色を白くできなかったのか、腰部の予備マガジンと同じブルーになっていますな。
胸部バルカンも設定ではパープルですが、やはり成型色が分けられなかったのかグレーになっています。
ビームサーベルは原型機同様、脚部に収納されている。
付属のサーベル刃はこの頃に一般的だったSB-6。
長いものに交換してもいいかもね。
シールドは腕に固定する他、陸戦型ガンダムなどと同様設置することも可能ですな。
股関節の接続軸を使いスタンドと組み合わせて。
画像ではアクションベース1を使っているけど、HGUCシリーズならアクションベース2とかの方がちょうどいいかもね。
……開きっぱなしの手が気になる。
この機体の場合、シールドで隠せるからまだいいのですが。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から手を加えていこう。
気になる点としてはやっぱり手首かな?
ディティールはいいんだけど、少ないという。
筆者としては
- 少ない手首をどうにかする
- 過去の筆者が適当に行ったゲート処理をやり直す
- 合わせ目部分の整形・ならびに後ハメ加工
辺りをメインに進めたいようですな。
いつも通り、プロポーションにはあまり手を加えず進めていく形になるだろう。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット