HGUCのジョニー・ライデン少佐のザク。
それを小改造・塗装変更でロバート・ギリアム大佐機に仕上げてみましょう。
前回は簡単なキット解説を行った。
今回は早速組み立て作業に入ろう。
主に頭部、胴体、腕部を組み立てる。
とはいっても、基本的には以前組んだシン・マツナガ大尉のR-1型と変わらないんだよね。
詳しくはその過去記事を参照に・・・・・・。
金型流用キットの利点ですな。
発売順では、黒い三連星→シン・マツナガ→ジョニー・ライデン・・・・・・。
発売が近いキットの金型流用はいいんだよ。
世の中には、発売から随分経った古いキットの部品を使い回したキットがあってね・・・・・・。
なんだっけそれ。
なんでもガンプラ高額転売ヤーに大打撃を与えた英雄的キットなのだとか。
そんなことはさておき、早速作業に取り掛かろう。
頭部の組み立て
頭部は従来のザクキット同様、上下に分割されている。
モノアイは裏側のツマミで可動。
シールが貼られていたり、パーツが黒く塗られていたり・・・・・・。
これは以前の持ち主が行ったみたいだね。
モノアイ部分は後でクリアーパーツを取り付けるので、ピンバイスで凹みをつけます。
アンテナは左右斜めから削ってシャープ化。
先に前方を黒く塗っておくと削っているときに確認しやすいです。
頭部上下の接続ピンも短めにカット。
長いと保持力が高すぎて、作業中の分解時大変だからね。
うっかり引っかいて塗装を剥がしたり。
これで頭部の工作は終了。
軟質素材のパイプパーツがちょっと整形しにくいかな。
普通ならパーティングラインはデザインナイフのカンナがけで処理しますが・・・・・・軟質素材の場合、筆者は鉄ヤスリ等、粗めのヤスリで一気に削っていますな。
その後紙ヤスリ等で均します。
胴体の組み立て
胴体は胸部、腰部で構成。
間に腹部のパーツを挟みこんでいる。
R-2型のバックパックはR-1型とは微妙に異なるが、キットでもバッチリ再現されている。
バックパックの赤い部分はシールで再現。
これも元の持ち主が貼り付けたようだね。
元の持ち主がミスしたのか、背面にえぐれが。
ここはパテで処理します。
もっとも、ここはバックパックで隠れるから処理しなくても良かったようだね。
前面スカートは左右が一体成型。
ここは筆者定番の分割改造をするよ。
鋸でパーツを3分割。
真ん中のパーツは小さくなるので紛失注意。
普段なら受けのC1-26パーツの、画像で黒く印した部分を削るのですが・・・・・・。
どうやらF2ザクと違ってR型ザクは削らなくて大丈夫そうですね。
今回はそのままにします。
ただし今回は塗り分けの都合上、接着しないで作業を進める。
後は普通のゲート処理。パーティングライン消しといった整形作業。
これで胴体の工作は終わり。
腕部の組み立て
腕部は専用のスパイクアーマー、前腕の塗り分けといったジョニー・ライデン機の特徴がよく現れた箇所。
前腕は新規に黒い成型色のものが付属、赤い成型色のものも余剰品で付いてくる。
手は5種類。
やっぱり指部分の成型色が黒とグレーで混在しているね。
まずスパイクアーマーを取りかえる。
ロバート・ギリアム機は通常のモールドなしアーマーを装備している。
残念ながらキットには余剰品で付属しないので、別のところから持ってこよう。
今回は筆者のジャンクパーツ入れに入っていた、HGUCガルマ専用ザクから拝借したよ。
接続方法が同じなので、無改造で取り付けることが出来ます。
やや前後幅が広いからか、肩を後ろに動かすと微妙に干渉しますが。
旧HGUCのザクIIは肩関節がL字型で、後ろには回らなかったからね。
それとR型は大型化したバックパックを装備しているのもあるし。
このパーツ、スパイク側面に合わせ目が来る。
接着剤だけでは消しにくいので、パテでも盛っておこう。
腕は後ハメ加工。
この辺りはシン・マツナガ機を参照に・・・・・・。
R型ザクの後ハメ方法は以前独立した記事にまとめましたな。
これで腕部の組み立ては終了です。
今回の作業は一旦ここで中断。
続きは次回としよう。
脚まで紹介できなかったね。
R型ザクの脚は飾りではありませんよ。
寧ろ重要な部品……。
R型ザクは脚とバックパックに特徴があるからね。
とりあえず、ここまで。
続きは次回!
この記事で作っているキット