
2016年に発売した、HGUCのギャン(リバイブ版)を作っていきましょう。

前回は筆者が作りかけで遺棄していたものを掘り出し、確認した。
今回は胴体に脚部を整形。
並びに腕部の補修作業を行う。

ここ最近放置品のサルベージが多いみたいだね。
今月は新規購入はなさそうかな。

ところが筆者のスマホに何やらお届け物のお知らせが。

なんだろう。

とりあえず今はギャンに集中だ。
それでは作業を始める。
胴体の製作

まずは比較的手をつける箇所が少なさそうな胴体から。
ほとんど一体成型で不動だった旧HGUCから大幅に進化したところですな。

胸部・腹部・腰部にブロック分けされており、それぞれがポリ製のボールジョイントで接続されている。
肩口もボールジョイントの受け皿があり、引き出し式の関節となっている。

ここはほとんどいじらず、基本的なゲート処理やパーティングラインの整形ぐらいかな。
グレーのバックパックが柔らかいKPS製で、少し整形作業に苦労するね。


それと以前の筆者が加工済みで見落とすところでしたが……
腰部のフロントスカートは左右が繋がった状態になっています。
ここは真ん中で切断すれば、左右で独立可動するようになりますな。

特に大きな加工を施す箇所も見当たらないので、これで胴体は終了だ、
脚部の製作

細かいディティールの多い脚部。
関節周りは2016年当時の最新フォーマットで、2023年現在でも十分通じるものとなっています。

旧HGUCだとヒザ関節がポリキャップそのままだったけど、リバイブ版はモールドの入ったKPS製になっているね。

ここはスネパーツの前後に合わせ目ができるので、それを接着処理。
筆者は以前に接着・整形済みのようだけど……
接着剤の量が足りなかったのか、一部凹みができてしまっている。
今回はWAVEの黒い瞬間接着剤で埋めている。

久々に使いましたが、容器内部で接着剤が固まりかけていますな。
これはそろそろ補充が必要かと。

最近はラッカーパテに出番を奪われてあまり使っていなかったからね。
それとスネ後部には六角形を半分にしたようなディティールがある。
ヤスリがけで消えると困るので、先にラインチゼルなどで彫り直しておくといいだろう。

モモ側は合わせ目をモールドが兼ねているみたいだから、ゲート処理のみ。
その他に後ハメとかをする必要もないから、簡単な整形作業だけで済ませているよ。

これで脚部の組み立ても完了だ。
腕部の製作

この記事のメインとなりそうな腕部の組み立てです。
ここも旧製品ではポリキャップそのままだったヒジ関節がKPS製の二重関節となってパワーアップしています。

ほかにも旧製品では肩と二の腕が一体成型になっていたけど、リバイブ版はきっちり独立しているね。
手首もサーベル用のは角度がつけられるように、可動軸が仕込まれていたり。

問題は筆者が中途半端に切り刻んだ袖口だ。
今回はそこの修復がメインとなる。

まずはなぜこんなことになったのか。
キットそのままの状態だと、前腕部分が前後に分かれたパーツ構成となっている。
途中までは合わせ目がモールドと兼ねているんだけど……
袖口ではパーツのど真ん中に合わせ目がくる。

画像の下の白いのが同型のギャンスロットの腕部ですな。
成型色が異なるだけで、今回のギャンと同じ形のものです。

なので後ハメを試みたのだけど
- 袖口のモールド部分でパーツを切り離した
- しかしノコで予定よりも幅広く切り取ってしまい、大きな隙間ができた
- 隙間を埋めるためにプラ板を接着
- 接着剤の乾燥待ちをしている間にモチベーションがなくなり放置
といったことがあって、現在に至る。

あらら。
今度は大丈夫かな?

とりあえず貼り付けたプラ板を削って整形する。
さすがに数年も経過していれば乾燥しているだろう。

この接着剤は速乾でしたかな。
それとも通常だったか……。

とりあえず成型してみたもののまだ切りしろ分の隙間が大きく、モールドとして誤魔化せていないように見える。

ちょっと離れている感じというか。

なのでさらに薄手のプラ板を接着し、袖口を嵩増しする。

このプラ板は以前の記事で使った……


プラ板の接着剤が乾燥後削って整形する。
とりあえず問題ないようなので、これで決定する。

流し込み式速乾を使ったので、半日程度の乾燥時間でもなんとかなりそうですな。

後ハメ加工を施したので、パーツ構成はこんな感じになる。
袖口ブロックが独立して、内部のポリキャップでフレームパーツに接続される。
それ以外の前腕パーツは合わせ目がモールドを兼ねているので接着はしない。

他の人の作例を見ると袖口を前腕と完全に切り離さず
- 前腕内側
- 前腕外側+袖口外側+袖口内側
の2パーツ構成にした後ハメもあるようですな。
この辺りはお好みで……。
今回の戦果

プラ板による補修は片腕のみ。
もう片方は隙間がそんなに広くなかったので、そのまま進めた。
後は各部ゲート処理などにとどめている。

どうなるかと心配していたけど、なんとか形にはなったみたいだね。

確か以前の筆者は2016年の発売直後に手を加えていたので……
約7年ぶりに進んだ感じですな。

今回はここまで。
次回は武器と、同じく改造途中で止まっている頭部を進める予定だ。

続きは次回!
この記事で作っているキット