F2ザクの目処が立ったようなのでこちらの作業を再開します。
今度はドダイYSが置き去りだ。
あちらも進めたいですが、とりあえずこちらから片付けます。
なにやら筆者がある「期限」に間に合わせたいらしくてね。
筆者はこのザクを特にコンペとかに出すようではないみたいですが・・・・・・。
グレネードの投擲状態を作ってみる
F2ザク用のグレネード、同機を大量に生産した筆者は複数個余剰がありました。
この余剰品を使って投擲時のグレネードを製作することに。
まずは一体成型されている二つのグレネードを切り取って分ける。
取り付けピンのないほうを投擲形体に改造するため裏の肉抜き穴をポリパテで埋める。
設定上使用時は柄が伸びるようなのでこれを2mmプラ棒で自作、接着する。
手に持たせるなら3mm径プラ棒のほうがいいのでは?
3mm径だとグレネードの持ち手上下パーツより太くなるので不自然と思って。
このポテトマッシャー型のグレネード、おそらくドイツ軍のM24型柄付き手榴弾がモデルと思われる。
ちなみにその手榴弾、なんとマイクロエースから1/1スケールでプラモが出ているようだ。
マイクロエース、筆者としては鉄道模型で珍車を出しているところという印象があるようですな。
緊急指令!ザク小隊を編成せよ
ここで筆者が放置品から他のF2ザクを2機掘り出してきた。
今回は3機同時製作になるようだね。
3機も同時に大丈夫なんですかね。
以前Ju87の2機同時製作でえらい事になっていましたが。
工作自体は既に進めていたものとほぼ同じ。
せっかく3タイプの頭部があるので残りのアップリケアーマーとアンテナをそれぞれ選択した。
手首の数が足りないようですが……。
アホな筆者が紛失したらしい。
期限が迫っているのでとりあえず握り手のみで進める。
さっきからヴァルダ殿がおっしゃっているその「期限」というのも気になりますね。
とりあえず、塗装に入ろう。
塗装前の下地作り
例によってスパイクアーマーのポリキャップ部分にガイアノーツのプライマーを塗っておきます。
サーフェイサーはクレオスのグレー色の1000番を使用。
これもいつも通りですね。
しかし、3機同時製作なので時間がかかる。
複数機同時製作だと塗料の切り替え回数を少なくするからエアブラシの洗浄時間を省くことが出来る。
反面、なかなか工程が進まないので気をつけないと心を折られることがある。
本塗装開始
もう一つ塗り分けが必要なヒートホークも塗っておく。
刃の部分を黄橙色で。
この色は本来旧日本軍の航空機の主翼前面に塗る味方識別色なんだ。
黄色系の色は下地の影響を受けやすいです。
筆者は今回省略しましたが、先に白を塗っておくと黄色系は明るく発色してくれます。
ここで各部のマスキング。
単純なものですがやはり作業量が3倍になるので……。
筆者オリジナルアレンジ ストライプを入れてアクセントに
ところで筆者はジオンの量産機を作る際、脳内で部隊編成を考えているようでその識別用マーキングを施しています。
今回のF2ザクにもそれを行います。
仕様云々でうだうだ言っていたのもこういうのが原因。
とりあえず部隊識別用という設定で腕にストライプを引いてみる。
色はRLM74グレーグリーン。ドイツ第三帝国の航空機に使われていた色だね。
マスキングにはスクエアのテープを使用。
高価ですがビニール製なので一般的な紙製テープより綺麗に塗り分けられます。
本当はここで関節以外の部分全体に黒を塗っているんだけど・・・・・・。
同じ工程で心を折られていた筆者が撮影を忘れていたので写真がない。
そのためいきなり本色の塗装を紹介することになる。
ヒートホークの色は紫色で指定されています。
混色が面倒なので旧ガンダムカラーのドム用、パープル3で塗装。
現行のガンダムカラーでもMSパープルが近似色となっています。
筆者はパープル3の不良在庫が2つもあるのでまだ確保していないけど。
ここでようやく本体の塗装に入ります。
ここでも不良在庫と化していた旧ガンダムカラーを使います。
用意したのはMGのザクVer2.0用セットに含まれているグリーン27とグリーン28.
どうやらこの2色、現行のMSグリーンやMSディープグリーンをほぼ同じ色らしい。
下地を生かしたグラデーション塗装になると塗料の重ね方で色調も変わってきます。
上の写真左が下地の黒、真ん中が薄くグリーンを重ねた状態、右が更にグリーンを重ねた状態です。
各パーツの色調が不自然にバラバラにならないようにしたいところ。
ザクの四肢や頭部はグリーン27で。
やはり量が多いのでなかなか先に進みません。
今回の作業、一回にまとめているけど実際は複数日かかっているんだ。
胴体はグリーン28。
ここから塗るパーツの量が大幅に減ってきます。
各グレー部分はファントムグレーとグレー16を使っている。
前者は足や胸部、後者はパイプとバックパックに。
ここまででようやくエアブラシ塗装が終了です。
メタルカラーのアイアンを磨きながら組んでいきます。
筆による部分塗装
F2ザクは細かい塗り分けが少々必要です。
脚部の補助バーニアなどに関節色のアイアンを塗ります。
バーニア内部には水性ホビーカラーのモンザレッド。
この色はF2ザクに限らずジオン系MSのバーニアの部分塗装によく使う。
ジオニストなら常備しておきたいカラーの一つだね。
普通の赤と比べてやや白みがあるのが特徴です。
今回の戦果
なんとか3機のザクの塗装が終わりました。
結構筆者が考えている時間があったからね。
仕様というか、浸透戦術を行う突撃歩兵的なイメージのザクを考えていたようだね。
突撃歩兵に浸透戦術……確か第一次世界大戦のドイツ帝国軍の。
アホな筆者は難しくて説明が上手く出来ないようですが、ざっくり言うと・・・・・・
「機動力を生かして敵との交戦を極力さけて抵抗の弱い部分から侵入、敵後方の司令部や通信部を破壊、補給や援軍の得られなくなった敵前線部隊を降伏に追いやる」といったところでしょうか。
とりあえずウィキペディアのリンクでも貼り付けておきます。
武装も射程の長いライフルやバズーカではなくてマシンガンやグレネード、ヒートホークでそれらしく。
浸透戦術なら足の速いドムのほうがいいのでは?
「森林地帯や市街地など入り組んだ地形で戦闘している部隊」と想定しているんだとか。
単純に「ドムが回されてこない」説と「パイロットがザクを好んでいる」説もあるけど。
なお筆者は迷彩塗装も検討していたんだけど、今回は不採用。
何故です?
「元のグリーン系塗装で十分迷彩効果がありそう」説と
「名も無きエース感を出したかったから」説が有力。
色々考えるのは楽しいですが、ほどほどにしないと先に進みませんな。
今回はここまで。
次回はウェザリングやマーキングの予定。
この記事で作っているキット