MONOプロデュースのドラゴン社製品、T-34/76を作っていきましょう。
前回は箱の中身を確認した。
今回は砲塔から組んでいこう。
そういえば、今回のT-34は塗装はどうするのさ。
筆者のことだから、またドイツ軍の鹵獲車輌にすると思うけど。
そのまさかですな。
偶然にも付属兵士もドイツ兵のようですし。
筆者が以前購入したAMMOのT-34塗装図書籍。
これに掲載されていたドイツ国防軍第18装甲師団の鹵獲T-34が、ちょうど1940年型だった。
しかしよく見たら書籍に掲載されていたその車輌は砲塔が鋳造製。
今回のキットのは溶接型だ。
あらら。
なのでググって他の溶接型砲塔を載せたT-34/76の1940年型を参考に塗る予定だ。
それでは作戦を開始しよう。
おまけの戦車兵を組み立てる
まず最初におまけの兵士を組み立てる。
どんなものか一度確認しておきたくてね。
ソビエト戦車だけどやっぱりドイツ兵。
QRコードを読み込んだ先の説明書を見ると、A~IタイプのうちのGタイプみたいだね。
元がエッチングパーツだったのか、ヘッドフォンのヘッド部分が付属しませんな。
ここは自作が必要かと。
元がドイツ戦車の搭乗員だったからか、左手がキューポラを掴んでいるようなポーズとなっている。
そのままではT-34には使えなさそうな気がするね。
確認が必要ですな。
まずは合わせ目消し
砲塔を組んで兵士との合いを確認したいところですが……
その前に合わせ目部分を接着してしまいます。
排気管、砲尾、砲身、駐退器カバーを接着します。
なんか写真が2枚も。
筆者が勝手に
「砲身は一体成型」
と思い込んでいて、作業するのを忘れていたらしい。
合わせ目消しについては過去記事を参照に。
砲尾部分はハッチを閉めると見えなくなるから、やらなくてもいいかもね。
砲塔内部の組み立て
乾燥時間がとれたので、早速砲塔を作っていきます。
砲尾全体の部品構成はこんな感じに。
もう乾いたんだ。
実際は以前完成させたマムートと並行作業していましたからね。
続いて砲身側の組み立てを。
1940年型最大の特徴ですな。
この1940年型ではL-11を装備。
次に登場する一般的に1941年型を呼ばれる形式では、砲身の長いF-34を装備するようになったんだ。
組み立てるとこんな感じに。
主砲はプラ軸接続。
そのままでは緩いので、軸に薄く瞬間接着剤を塗って渋みを与えています。
短いプラ砲身で軽いから、極端にキツめに調整する必要はなさそうだね。
砲塔外装の組み立て
続いて外装を組み立てていきましょう。
これも初期型のT-34の特徴ですな。
ピロシキ型砲塔とも呼ばれている。
容積が小さく内部での作業性に難ありだった。
後にそれを改善するために六角形のナット型砲塔が登場するんだ。
こちらは1942年型(古い資料では1943年型とも)と呼ばれているようだね。
ある程度組み立てたら、小さい部品も用意。
砲塔前面の上部に取り付けるフックパーツのC5番パーツ。
これはイモ付け指示だったけど、接着強度を高めるためにピンバイスで軽く凹みをつけてから取り付けているよ。
大型ハッチ上に取り付けられたペリスコープはスコープと丸い板の選択式。
今回はスコープを取り付けていきます。
そしてその後は砲塔左右で、組み立てた主砲を挟み込みます。
後部に外から見える場所に合わせ目が出来ますな。
これも接着して、後に処理しておきましょう。
前のほうは車体にセットすればわからなくなるね。
今回の戦果
砲塔外装は主砲と共に組み立てた、前面との合わせに注意ですな。
そのままだとパーツが浮いて隙間になりそうです。
上手く溶接跡に沿って出来た接着部分を噛み合わせましょう。
今回の砲塔は初期の溶接型。
装甲板を曲げる加工が手間だったからか、1941年頃には生産性の高い鋳造砲塔が登場。
後期の1940年型と1941年型に使用されたんだ。
……戦車兵を乗せてみたけど、やっぱりそのままだと腕が合わないみたいだね。
改造するのもアレなので、この戦車兵は別の車輌に回すことにしましょう。
今回はここで作業を中断。
次回は足回りを組んでいこう。
続きは次回!
この記事で作っているキット