トルコの模型メーカーPMモデルから発売されています、メッサーシュミットMe328の試作グライダーを作っていきましょう。
前回はパーツ紹介をした。
今回は機体本体を組んでみて、大まかな形にしてみよう。
見た感じ部品は少ないから、すぐ完成するかな?
形にするだけならすぐに形になりますな。
今回は新たな道具を使って少し手を加えつつ、進めていく予定だ。
それでは作戦開始といこう。
コクピットの組立て
すぐに合わせ目を消す場所がないので、今回はコクピットを最初に組んで見ましょう。
コクピット内はわずか2パーツ。
座席と操縦桿だけとなっています。
すっごい簡素。
操縦桿を座席パーツに接着するだけだね。
その後はその座席パーツを胴体で挟み込み接着します。
左右がズレて段差が出来ないように……。
なんか胴体のモールドが少しずれるのかな?
微妙に合わないような。
今回はモールドよりも胴体の形が合うように接着だ。
合わせ目消しについては過去記事を参照に。
接着剤が乾燥後はヤスリで整形。
接着位置がずれたのか、胴体下部に段差が出来ますな……。
ここは一度ラッカーパテを塗ってから再び削って整形だ。
心配なのでこの段階でサーフェイサーを吹きつけ。
まだ段差が見つかったので、再び整形しています。
エアブラシを用意するのが億劫だったので、ここでは缶サフを使用していますな。
そういえば、いつのまにかモールドが彫り直されているような。
それについては後述です。
モールドを彫り直す
胴体が出来上がったので次は主翼や水平尾翼。
パーツ状態でも説明したけど、このキットでは主翼を長短2種類から選択できる。
今回は長い主翼にした。
うーん。
やっぱりモールドが浅くて梨地が目立つね。
モールド箇所はそこまで多くないし、単純な形状をしている。
今回はこれを彫り直してみよう。
彫り直す際に使う道具は、筆者がいつも愛用しているBMCタガネとクレオスのラインチゼル。
ただ今回はこれに加えて、スジボリ堂のスジボリガイドテープも使ってみましょう。
筆者の作業場にずっとぶら下がっていたやつだ。
以前購入したものの、筆者がなかなか使わず……
今回ようやく作業に投入したというやつです。
ガイドテープは粘着テープ付きの薄いプラ板といった感じだ。
テープ自体に厚みがあるので、スジ彫り時にズレずに真っ直ぐ刃を動かすことが出来る。
引いてみるとこんな感じに。
真っ直ぐ引けているのですが、ちょっと画像ではわかりにくいですな。
後でスミ入れした際に確認できるかと。
テープの粘着力は余裕があるので数回なら再利用可能だ。
ただ作業中に削りカスがつくと、より寿命が縮まるね。
画像の左がスジ彫り前。
右側がスジ彫り後の部品です。
並べるとなんとかわかるかと。
この後は梨地を消すため軽くヤスリがけをしている。
モールドは深めに彫り直したので、多少のヤスリがけでは消えない。
今回の戦果
主翼や尾翼を取り付けるとこんな感じに。
これだけでほぼ形になりましたな。
やっぱりシンプルな出来。
極めて単純な形というか。
低コストで仕上げるのが本機のコンセプトの1つだったからね。
胴体断面も単純な円形となっている。
今回はここで作業を中断。
次回は風防を取り付けたり、その他小物を作って組み立て終了となる予定だ。
続きは次回!