模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はタミヤMMシリーズのティーガーI後期型が完成しましたな。
今回は……。
並行して進めていた航空機が紹介できる状態になった。
今回はそれにしよう。
紹介できる状態って……。
少なくとも、ある程度作業が進んでいる状態というやつです。
今回のお題 RSモデルズ ハインケルHe112B-1
今回作るのはこちら。
RSモデルズより、ハインケルHe112B-1だ。
なんかずいぶん古ぼけたパッケージ。
……というかどこかで聞いたことあるような名前のような。
以前同メーカーの同機体を作りましたな。
あっ、2年前に作ったあれか!
あちらは2021年になって発売されたもの。
今回作るのは、どうやら2000年代前半に発売されたものらしい。
ということは同じような内容になるのかな?
ただハンガリー軍のマークは以前のには入っていなかったような。
ハインケルHe112とは?
この航空機は第二次世界大戦の直前、1930年代にドイツのハインケル社が開発した戦闘機だ。
先ほども紹介したRSモデルズの2021年版だけでなく、エレール金型のアンコールモデルズ版も先日作ったばかりだ。
なので実機に関しては簡易的な紹介に留めよう。
複葉の戦闘機He51に代わってドイツ軍の主力戦闘機が募集された。
それにハインケル社が出品したのが、このハインケルHe112だったわけだね。
メッサーシュミット社のBf109に負けて不採用になったわけだけど。
100機ほどが生産され、東欧や日本などに輸出されたことに留まったというやつですな。
第二次世界大戦に先駆けて、スペイン内戦でもコンドル軍団によって運用されています。
ざっくり言うとそんな感じ。
ここでは3機目となるHe112。
先行した2機と並べられるよう、完成目指して作ってみよう。
箱の中身を確認しよう
それでは箱を開ける。
中身はこんな感じ。
箱がだいぶヘロヘロだね。
中古品で確保したやつですからね。
筆者も長期間積んでいたので余計に歪んでいます。
箱がキャラメルボックス式で薄っぺらいのも、疲労感に拍車をかけています。
こういう箱はあまり長期間の積みに適していないんだ。
プラパーツはこんな感じ。
中古品だからか、それとも薄くて小さい箱に入れるためか、やたらランナーが折れている。
ちなみにこちらが2021年版。
同じメーカーの同じパーツ。
……と思いきや、パーツの配置とかが変わっていますな。
別物でしょうか。
それと、風防パーツ。
いわゆるバキュームフォームキャノピーらしい。
バキュームフォーム?
一般的なインジェクションキットは
- 金型に溶かしたプラを注入し成型(射出成型)
するものとなっています。
一方バキュームフォームは
- 熱した板状のパーツを型にはめる
- それを真空機で空気を吸い圧を加え、形を変形させる
といった手順で作ります。
似たようなものに、凸型の型に熱した樹脂板を単純に押し当てて成型するものもあります。
こちらはヒートプレスというもののようですな。
とにかく、熱した樹脂板に圧を加えて変形させて作る……みたいな感じかな?
なんか手作り感満載というか。
しっかりした金型で作っているわけではないから、精度が気になるところだね。
もっとも、以前組んだ同社同機のインジェクションキャノピーですらまるでアテにならない精度だったわけだけど。
付属のデカール。
尾翼周りの派手なマーキングが目を引きます。
鉤十字は分割されて付属しますな。
付属の説明書はこんな感じ。
きわめて簡易的なものとなっている。
取り付け指示もやはり曖昧だ。
比較のために、2021年版も持ってきました。
やはりパーツ配置が異なりますな。
部品番号なんかは同じような感じに見えますが。
前回のキットには尾輪基部の34番の部品がなくてなんか困った気がするね。
組み立て図には書いてあるのにパーツ一覧には写っていないという。
今回のキットには入っているので安心してください。
塗装は2種類。
ドイツ空軍とハンガリー空軍のどちらかとなる。
以前ドイツ空軍で組んでみたので、今回はハンガリー空軍で作ってみよう。
筆者は当初ドイツ軍で組む予定だったみたいですな。
積んで放置している間に2021年版がやってきて、そちらがドイツ軍版で完成したわけですが。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から組み立てに入る。
パーツ配置が以前のものと違うけどどうなんだろう?
どっちにしろ簡易インジェクション系だから組みにくそうだけど。
なによりバキュームフォームの風防が気になりますな。
筆者はバキュームフォームパーツは初めて目にするようなので。
パーツの切り出しとかには注意したいところだね。
とにかく、実際に作って確かめてみよう。
続きは次回!