ZTS PZL.37ウォシ 製作記⑤(完成)

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航空機等製作記
アドルフ
アドルフ

ポーランドのZTSより発売されていますポーランド製爆撃機、PZL.37ウォシを作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は風防を取り付けて塗装を済ませた。

今回はマーキングをウェザリングをして完成に持ち込もう。

レーナ
レーナ

実際は先月末には完成していたけど。

アドルフ
アドルフ

実際のものとズレが出ていますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

あまり早く進めすぎても記事が作業に追いつくのが悩みだ。

それではウォシがどうなるのか、確かめてみよう。

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マーキング

アドルフ
アドルフ

キット付属のデカールはこちら。

今回はルーマニア軍仕様なので、国籍マーク6枚と尾翼の機番だけになります。

レーナ
レーナ

結局右に写っている謎筒は使わなかったね。

アドルフ
アドルフ

おそらく接着剤か何かとは思いますが……

今はスチロール系接着剤がありますからね。

ヴァルダ
ヴァルダ

デカールを貼り付けるとこんな感じに。

古い東欧製品のデカールは品質が悪いと聞いたことがあるけど……

そんなことはなかった。

崩れたりもせず発色もいいし、ちょっとした凹凸なら問題なく馴染んでくれる。

レーナ
レーナ

国籍マークの真ん中にある青い点が一部ズレているところかな、気になるところは。

アドルフ
アドルフ

後は透明のニス部分ですな。

他のキットのものよりかなり広いものとなっています。

気泡とかが入ると目立つので、なるべく余白はカットしてから貼り付けるといいですな。

アドルフ
アドルフ

そのままタイヤなど細かいところを塗り分け。

翼端灯は主翼上面しか塗り分けのモールドがなかったので、急遽彫って追加しています。

レーナ
レーナ

色とマークがついてだいぶそれらしくなってきたね。

もう少しで完成……。

アドルフ
アドルフ

実際完成したのは先月末ですけどね。

スミ入れ!

アドルフ
アドルフ

ここからはいつものウェザリング。

まずはスミ入れ。

タミヤのスミ入れ用ブラックを流し込んでふき取ります。

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レーナ
レーナ

フラップ周りとかは凹んでいるからそれでいいけど、やっぱり凸モールド部分は残りにくいというか。

アドルフ
アドルフ

筆者は黒をドライブラシすることでその辺り多少解消していますな。

排気管やら銀剥げ

アドルフ
アドルフ

続いて銀剥げと排気管汚れ。

この辺りは過去記事どおりです。

レーナ
レーナ

というか排気管ってこれで合っているのかな?

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者自体もよくわかっていないようだ。

位置的におそらくこれだろう、と言った認識らしい。

説明書でもRUSTY、要するに錆色で塗り分ける指示が出ている。

最後の仕上げ!

アドルフ
アドルフ

最後は全体につや消しクリアーを吹き、マスキングを剥がして完成としましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

そうしたいところだけど

  • 風防内部に塗料が吹き込んだのか、曇りが発生した
  • 機首下の着陸灯(?)パーツが外れて中に入ってしまった

ので、一度風防を外して、用を済ませてから再接着している。

ヴァルダ
ヴァルダ

それと保留していた機首下のクリアーパーツ、22番パーツ。

これを最後に接着する。

接着面積が狭いので、やむなく瞬間接着剤を使う。

白く曇るといけないので、最低限だけ使用する。

レーナ
レーナ

なんか随分いかつい見た目だなぁ。

アドルフ
アドルフ

実際はもっと薄っぺらいようですな。

プラ成型の限界と言うやつです。

とりあえずこれで完成としましょう。

以下、ギャラリーとなります。

ZTS PZL.37ウォシ 完成!

レーナ
レーナ

箱が小さかったけど、完成してみると結構なボリュームに。

アドルフ
アドルフ

曲がりなりにも双発の爆撃機ですからね。

ただ双発爆撃機にしては小さいようにも見えます。

アドルフ
アドルフ

いままで作ったルーマニア空軍所属機たちと。

これで3機目ですな。

レーナ
レーナ

He112はドイツから買ったもの。

それ以外は撤退してきたポーランドからの接収品だね。

ヴァルダ
ヴァルダ

他所からの機体が多いけど、ルーマニア自体もIAR-80など国産の機体を開発、量産していたようだ。

同国は飛行には至らなかったものの、コアンダ=1910という世界初のジェット機を開発していたことでも知られる。

アドルフ
アドルフ

同時期のドイツ軍双発爆撃機、ハインケルHe111と。

並べてみるとウォシは小柄に見えますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

小ぶりに見えるウォシだけど……

爆弾搭載量は約2.5t、最高速度は445km/hと単純な性能では列強の機体と遜色なかったりする。

作ってみた感想のコーナー

レーナ
レーナ

なんか思ったよりはサクッと仕上がったような気がするね。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者の感想としては……

  • パーツがバリだらけでガタガタだけど、整形してやるとそこまで組みづらさはなかった
  • 古そうな見た目の割りにデカールは貼りやすい。余白が多いのでそこを切り落としておくとより見栄えがいい。
  • 整形すれば何とかなるが、ほとんどのパーツがバリだらけでガタガタ。バリなどをしっかり落としてやる必要がある
  • 風防に目立つ傷が多い。筆者は一度研磨したり光沢クリアーを吹いてある程度整えた

といったところ。

とにかくバリでガタガタなキット。

そこさえクリアーできればなんとかなるというか。

意外とボリュームはあるので筆者は満足している様子。

中古品で購入した950円のキットだったので、値段的にも十分だろう。

レーナ
レーナ

というかこんな謎メーカーのキット、筆者はよく見つけてきたね。

新品ではまず見つからなさそうな。

アドルフ
アドルフ

PZL.37ウォシのキットとしては、今回のZTSと同じくポーランドのIBG社が新たに発売しているようですな。

筆者はそちらを作ったのことないので内容は不明ですが、こちらのほうが現在は入手しやすいかと。

レーナ
レーナ

ポーランド製の飛行機だけあって、やっぱりポーランドのメーカーたちが立体化しているんだ。

アドルフ
アドルフ

ZTS、他に何か出しているのか調べてみましたが……

昔のポーランドのメーカーらしく同国兵器や旧東側陣営のものが多いようですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

まさか2023年にこんなところで紹介されるとは当時の人々は思ってもいないだろう。

……今回はここまで。

また別の航空機が進んでいるようなので、次回はそれを紹介する予定だ。

レーナ
レーナ

続きは次回!

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