ZTS PZL.37ウォシ 製作記①

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航空機等製作記
レーナ
レーナ

模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

アドルフ
アドルフ

前回はRSモデルズのHe112がハンガリー軍仕様で完成しましたな。

今回は……。

ヴァルダ
ヴァルダ

また戦車と航空機が並行しているんだけど、今回は航空機が優勢。

なのでそちらを先に紹介しよう。

レーナ
レーナ

引き続き航空機だね。

今度は何かな?

アドルフ
アドルフ

なにやらまた筆者がが積み山を漁っていましたが……。

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今回のお題 ZTS PZL.37ウォシ

ヴァルダ
ヴァルダ

今回作るのはこちら。

ZTSより、PZL.37ウォシだ。

レーナ
レーナ

またなんか得体のしれない謎メーカーの謎飛行機が。

アドルフ
アドルフ

ZTS。

調べたところ、どうやらポーランドのメーカーだそうですな。

何度か箱を変えているみたいですが、80年代が初版だそうです。

PZL.37ウォシとは?

ヴァルダ
ヴァルダ

この機体は第二次世界大戦直前に開発されたポーランドの爆撃機だ。

P.37と表記されることもある。

ウォシとはヘラジカのことらしい。

レーナ
レーナ

以前作ったPZL.23カラシュは魚のフナのことだったよね。

フナよりは強そうな感じ。

ヴァルダ
ヴァルダ

そのPZL.23カラシュが開発された後の1934年に、新たな爆撃機の開発がスタートする。

この機体が後のPZL.37ウォシとなり、1936年に試作機が初飛行し量産が決定した。

レーナ
レーナ

見た目はなんかドイツ軍のハインケルHe111と似たような感じだね。

時期も同じくらいっぽいし。

アドルフ
アドルフ

PZL.37は単葉で引き込み足を持った全金属製の双発爆撃機。

1930年代としては十分先進的な設計をしていますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

しかし装備の刷新をしている最中の1939年9月1日、ドイツによるポーランド侵攻で第二次世界大戦が勃発。

PZL.37ウォシは前線部隊に配備されていたのが30機ちょいと、近代的な航空機であるものの数が足りなかった。

訓練部隊から前線に回されたり追加で生産を行ったりしたものの、最終的には100機ほどしか完成しなかったようだ。

レーナ
レーナ

急に始まったからねぇ。

ヴァルダ
ヴァルダ

以前PZL.23カラシュのところでも触れたけど、さらに同年9月17日にソ連軍もポーランドへ侵攻してくる。

これ以上の抵抗は不可能だと判断したポーランド司令部の判断により、ポーランド軍各部隊はルーマニア方面に脱出。

PZL.37ウォシも20~30機ほどがルーマニアに脱出した。

それらの機体はルーマニアに接収され、後に同国によって対ソ連戦へと投入されている。

アドルフ
アドルフ

元々ルーマニアも輸出仕様のPZL.37を購入するつもりだったようですな。

大戦勃発の影響で輸出仕様が手に入らず、代わりに本国仕様を手に入れたわけですが。

ヴァルダ
ヴァルダ

ポーランドの中型爆撃機PZL.37ウォシ。

同じくポーランドのメーカーらしいZTSのキットで作ってみよう。

箱の中身を確認しよう。

アドルフ
アドルフ

とりあえず箱を開けます。

小さめの箱なので、中身の密度は高めですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

まずはランナー。

通常のプラランナーが4枚と、クリアーランナーが1枚となっている。

双発の爆撃機なので1/72だがまずまずのパーツ数だ。

レーナ
レーナ

古い製品らしく凸モールドだね。

モールドよりも合いが気になるけど。

アドルフ
アドルフ

付属のデカールはこんな感じに。

本家のポーランド軍の他、接収されてからのルーマニア軍仕様にもできますな。

レーナ
レーナ

この謎の筒は何だろう?

アドルフ
アドルフ

詳しくは不明です。

おそらく接着剤か何かだと思いますが……

いずれにしろ今回は使いませんな。

中古品で購入したものなので、個体によっては入っていないかもしれませんが。

アドルフ
アドルフ

説明書はこんな感じです。

以前のマッチボックス製品を彷彿とさせる、ペライチ説明書ですな。

レーナ
レーナ

これはまたアバウトそうな。

ヴァルダ
ヴァルダ

塗装は4種類収録。

  1. B型 ポーランド軍所属
  2. A型 ポーランド軍所属
  3. B型 ルーマニア軍所属
  4. A bis型 ポーランド軍所属

となっている。

尾翼のパーツ選択があるので、どれで作るかは先に決めておこう。

枢軸国びいきな筆者は今回3番のルーマニア軍所属機のB型で作る予定だ。

アドルフ
アドルフ

以前のPZL.23カラシュ同様、ルーマニア仕様のポーランド機になりますな。

レーナ
レーナ

尾翼が選択式なんだ。

ヴァルダ
ヴァルダ
  • PZL.37A→最初の量産型。エンジンはペガサスVIIB。尾翼が単一式
  • PZL.37A bis→A型の改良型。ペガサスXIIエンジンを搭載。双尾翼式に変更されている
  • PZL.37B→最多生産型。エンジンはペガサスXXでA bis同様の双尾翼式。今回作るのはこれ

とのこと。

今回のキットではエンジンパーツは共通なので、基本的に尾翼で区別することになる。

説明書を見た感じA bis型とB型の双尾翼が基本で、A型の尾翼は切り貼りが必要なようだ。

次回、製作開始!

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここまで。

次回から作業開始だ。

レーナ
レーナ

しかしこんな謎メーカーの製品を作ることになるなんて。

アドルフ
アドルフ

筆者がこれを購入したのははっきりとは覚えていませんが、おそらく7、8年前。

「なんか面白いものないかな」

「おっ珍しいルーマニア軍仕様で作れる飛行機発見!これにしよう」

「ところでこの飛行機とメーカーはなんだろう」

……みたいな流れだそうです。

レーナ
レーナ

筆者みたいに、先に見た目で購入して実機について後で調べる人っているのかな?

アドルフ
アドルフ

筆者はスケールモデルどころか、ガンプラですらガンダム本編を見る前に購入していた人ですから。

ヴァルダ
ヴァルダ

とにかくこの謎キットを実際に組んでみて、どんなものなのか確かめてみよう。

レーナ
レーナ

続きは次回!

月末恒例 今月の戦果

アドルフ
アドルフ

終了する前に、月末なので今月の集計を取りましょう。

2023年11月の戦果は……

  • 購入 0
  • 完成 5(He170A、M4シャーマン初期型、ティーガーI後期型、He112B-1、PZL.37ウォシ)

となっています。

レーナ
レーナ

そうだそうだ忘れていた。

……ってウォシが完成しているじゃん。

アドルフ
アドルフ

実際の作業がかなり微妙なところだったので来月持ち越しのつもりが、先ほど滑り込みで完成したらしく。

レーナ
レーナ

ここだと今から作るところだったから、読者が混乱するよ?

アドルフ
アドルフ

いつものことです。

ヴァルダ
ヴァルダ

今月の新規積みはなかった。

航空機の完成品はどれも手のかかるものばかりだったから、少々進みが遅れている。

レーナ
レーナ

記事数的にはティーガーが一番時間がかかっているように見えるけど。

ヴァルダ
ヴァルダ

じっくり紹介したい場所が多かったからね。

少し多めに記事数を使わせてもらった。

レーナ
レーナ

無駄に記事を引き伸ばしているわけじゃなかったんだ。

ヴァルダ
ヴァルダ

そういうことにしておいてくれ。

完成品リスト入りしたウォシがそこにどうやってたどり着くのか、次回から追っていこう。

レーナ
レーナ

来月も、お楽しみに~。

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