クレオス IV号駆逐戦車L/48製作記②

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戦車・装甲車等製作記
アドルフ
アドルフ

クレオス(グンゼ産業)のIV駆駆逐戦車の続きです。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は足周りの組み立てをした。

今回は車体上部の組み立てとなる。

 

 

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伸ばしランナーを使った穴埋め

ヴァルダ
ヴァルダ

新しい部分の組み立てに入りたいけど……

その前にやることが出来たのでやっておこう。

前回あの後この穴について調べたが、部品を取り付けるわけでもないようなので埋めることにした。

ついでだから伸ばしランナーを使って穴を埋める方法を紹介しよう。

アドルフ
アドルフ

伸ばしランナー……あれですね。

ヴァルダ
ヴァルダ

伸ばしランナーは基本的に棒状になった部分を使う。

でも今回はこの普段捨てるような錐状部分を使うんだ。

ヴァルダ
ヴァルダ

まずは使いやすいようにカット。

ヴァルダ
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そして接着剤を塗って穴にはめる。

接着剤が乾燥したら写真のように不要部分を大まかにカット。

アドルフ
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ランナーが錘状のおかけでこちらから細かい調整をせずともぴったり収まるのですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

あとはヤスリで平面に。

これで完了。

アドルフ
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パーツの裏側まで穴が貫通している場所ならどこでも使えるテクニックですよ。

貫通していない場所でもピンバイスを使って貫通穴を作れば……。

 

 

合わせ目接着

アドルフ
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いよいよ車体上部の組立てです。

IV駆で合わせ目が出来るのは

  • 砲身
  • マズルブレーキ
  • 横置きマフラー

です。

ここを接着しておきましょう。

ヴァルダ
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筆者はどうやらこの記事を書く以前、つまり放置前に実行していたようだ。

この合わせ目消しは乾燥時間をとるため一番最初にやることをおススメする。

アドルフ
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合わせ目消しについては記事ができました。

そちらも参考にしてください。

初心者向け? HGUCグフで学ぶ合わせ目消し
アドルフ 最近更新速度が遅いと思ったら今度は一日二回投稿ですか。 ヴァルダ うむ。 また筆者が初心者向けの記事を考えたのでそれをまとめる。 アドルフ 何をするのやら……。 合わせ目消しを行ってみよう ヴァルダ 作業の前に使用するキットの紹介...

 

 

車体上部の組み立て

アドルフ
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まずは車体裏の巨大な押し出しピンを切り取ります。

特にフェンダー裏は履帯と干渉するので必須ですよ。

ヴァルダ
ヴァルダ

古い製品にありがちなものだ。

ドラゴン旧製品は新製品に比べると押し出しピン跡が激しかったり、切り貼り部分が多いのが難点。

真鍮線によるフック新造

ヴァルダ
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ハッチ類には取っ手が着いているが、成形の都合か板状になっている。

このままではつかめそうにないので新造してみよう。

ヴァルダ
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板状のモールドを削り0.5mm径のピンバイスで穴を空ける。

ハッチを締め切りにするなら裏側まで貫通させたほうがいい。

今回は貫通させず凹みのみに。

ヴァルダ
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あとは0.5mm径真鍮線でフックを作成する。

筆者は曲げるのが下手なので、近くで見ると結構不恰好だったりする。

アドルフ
アドルフ

綺麗に曲げられる方法を調べたほうが良さそうですね。

 

そのほかの車体上面作業

アドルフ
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こちらは上面パネル。

カニ型望遠鏡は後で接着できますので、塗り分けに備えて別にしておきます。

ハッチは素の状態で開閉可能ですが今回はシリア軍仕様。

フィギュアの手持ちもありませんのであまり生かせないですね。

ヴァルダ
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ハッチの裏には押し出しピン跡があるけど、ここもそのままにして製作スピードを上げる。

アドルフ
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前面の点検ハッチはパテで穴埋めする場所があります。

他のパーツを取り付ける前に埋めておきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

組み立てる前に説明書を確認して、乾燥時間をとる場所は先に済ませると作業効率が上がるんだ。

アドルフ
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以前のIII号戦車同用、フェンダーのつなぎ目はモールドをあらかじめ彫っておきましょう。

アドルフ
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車体上面の後部。ここも押し出しピンがあります。

しかしここは後から見えなくなる場所なのでやはり無視します。

アドルフ
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車体上部が出来ました。

あまり改造する場所はなかったので比較的楽に進みましたね。

ヴァルダ
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前面に甘食のようなピストルポートが左右二つある、比較的初期の生産車であることがここでもわかるね。

調べたところ1944年1年にIV駆L48は最初の量産型が完成。

同年3月ごろから左側のピストルポートが廃止されているようだ。

 

 

主砲の組み立て

アドルフ
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いよいよ主砲です。

取り付け基部はプラパーツ。

そのままでは緩いので、軸にセロテープを一周巻いて保持力を上げます。

ヴァルダ
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抑えのパーツもプラ製。

不用意にスチロール系接着剤を流し込むと軸まで固着するので、ゼリー状瞬着などを使って慎重に留めておこう。

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アドルフ
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防盾、マズルブレーキの取り付け前に、陰となる部分に黒を塗っておきます。

また砲身はマズルブレーキを外したネジ部分も再現されていますが……

今回は取り付けるためネジ部分は切り取ります。

ヴァルダ
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マズルブレーキは射撃時の砲の後座距離を縮めるためのもの。

しかしIV号駆逐戦車は地面と砲の距離が近く、排出されるガスで砂埃が舞って射撃の妨げになるため外されることも多かったとか。

1944年5月ごろからの生産車からは装着用のネジ部分が最初から省略されているようだ。

 

今回の戦果

アドルフ
アドルフ

防盾、マズルブレーキを取り付けて砲は完成です。

ヴァルダ
ヴァルダ

初期の生産車なので防盾カラーも大型のものとなっている。

後期の生産車になると重量軽減を図って小型化されているんだ。

このキットではL/70型用としてその小型防盾カラーが付属する。

アドルフ
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ちなみに同じく選択式であるタミヤのIV号駆逐戦車旧製品。

こちらは小型防盾カラーのみの付属となっています。

なのであちらは比較的後期のL/48駆逐戦車に近い形態という。

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ヴァルダ
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ただあちらは主砲がマズルブレーキを装備した状態だけどね。

今回はここまで。

次回は車体上下を合わせるところから始めよう。

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