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模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
![アドルフ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/adolf-aikon1..jpg)
前回はRSモデルズのHe112が完成しましたな。
今回は……。
![ヴァルダ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/Walda-aikon.jpg)
筆者が少し前、周りの人たちの影響を受けて購入した戦車を作っていこう。
![アドルフ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/adolf-aikon1..jpg)
珍しいですな。
筆者が周りの人の影響を受けるだなんて。
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なんかTwitterのタイムラインに同じ戦車がたくさん流れてきたんだっけ。
今回のお題 タミヤ パンターA型
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今回のお題はこちら。
タミヤより、パンターA型だ。
正式な商品名は「ドイツ・パンサー中戦車」
タミヤ製品は伝統的に英語読みしているけど、ここではドイツ語読みのパンターで統一する。
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ティーガーと並ぶドイツ軍のスター戦車ですな。
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前も作っていなかったっけ。
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本ブログではいままでG型とF型を作っていますな。
それぞれサイバーホビーとドラゴン旧製品なので、キットとしては全くの別物となります。
![](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2020/09/DSC_2060-160x90.jpg)
![](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2021/01/DSC_3709-160x90.jpg)
パンターA型とは?
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以前のパンター製作記でも語ったから、今回は簡潔に……
これは第二次世界大戦後期に登場した、ドイツ軍の中戦車だね。
元々は1938年頃からIII号戦車とIV号戦車を統合した20トン級として計画されたのが始まり。
それが1941年以降に遭遇したソ連のT-34の影響を受けて予定より車輌の規模が拡大、30トン級戦車のVK3002として改めて計画された。
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お馴染みT-34ショック。
特にパンターは傾斜した装甲とかから、より強く影響を受けたのがわかるね。
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VK3002はMAN社とダイムラー・ベンツ社がそれぞれ開発を担当。
総統閣下はダイムラー・ベンツ案を推していたが、諸事情により最終的にMAN社の案が採用され、これが後にパンターとなる。
余談だけど不採用になったダイムラーベンツ案は前のめりの砲塔位置や後輪駆動、ディーゼルエンジン搭載などT-34に酷似したものになる予定だったようだ。
![アドルフ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/adolf-aikon1..jpg)
総統閣下が装甲強化など後から注文をつけたためか、30トン級の戦車のはずが実際は45トンぐらいあったとか。
1943年の夏に行われたツィタデレ作戦(クルスクの戦い)に間に合わせるためテストも十分に行われず、最初に生産されたD型は同作戦で不具合を起こす車輌が多数出たようですね。
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今回作るパンターA型はそのツィタデレ作戦に投入されたD型に続くパンター2番目の形式だ。
問題とされた変速機を改良するなどして機械的信頼を強化した他、外見としては車長用のキューポラを直視式のものからペリスコープによる視察式のものに変更しているのが大きな特徴だ。
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これはティーガーIの初期型と中期型なんかと同じパターンですな。
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直視型だとキューポラを狙撃されて中の人が頭を撃ち抜かれるけど、ペリスコープ型だと実際の頭の位置がもっと低くなるからそれが無くなるってやつだっけ。
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また変更されたのは他に車体の機銃部分。
D型では開閉式のクラッペで済ませていたが、A型の途中でボールマウント式のものが導入された。
あくまで途中からの導入なので、初期のA型はクラッペが使われているようだね。今回作るキットでは後期のボールマウント式のものが再現されている。
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調べていると「パンターA型初期型」と銘打っているキットがあるけど、大体この機銃部分が開閉式のクラッペになっているんだよね。
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走・攻・守を高い水準で備えた傑作中戦車パンター。
それの2番手であるA型を、懐かしいタミヤのキットで組み立ててみよう。
箱の中身の確認
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長々と語っていたけど、ここでキットの開封を始めよう。
中身はこんな感じ。
古いキットなので、タミヤの他のパンター系列より一回り小さい箱に入っている。
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現在タミヤMMシリーズにラインナップされているパンター系列では最も古株のようですね。
1993年からパンターG型系列が、2015年には新しくパンターD型が仲間入りしています。
今回のA型は設計の違う旧製品なので、それらとは互換性は無いようですな。
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ランナー類。
車体上下とプラランナーが3枚。
成型色が似ているのでわかりにくいが、右上の転輪キャップはポリ製。
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車体底面がなんか困り顔みたいで可愛い。
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旧製品系列にある、モーターライズ製品の流用パーツですな。
配線やらスイッチの都合上穴が空いているのだとか。
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このキット自体は1975年発売。
ただこの車体下部には1969年の刻印がある。
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その他のパーツ。
履帯はポリ製の焼止め式。
そのままでは接着が出来ないので注意だ。
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旧製品らしい豊富なマーキングがお得感ありますな。
第9SS装甲師団(Hの文字に剣のマーク)が珍しいですね。
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1944年9月に行われたマーケット・ガーデン作戦で連合軍に対して損害を与えた部隊の1つだ。
パンターA型もこの時期の車輌だから本キットに収録されたのかもね。
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紙媒体は日英それぞれの説明書とTech Tips!
2種類の説明書が含まれるのが旧製品の特徴だね。
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以前ですとII号戦車なんかがそれですな。
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わりと曖昧な指示が多いタミヤMMシリーズ旧製品。
本キットの塗装図は……。
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なぁにこれぇ?
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弱小デッキではなく塗装図ですよ。
いままでで最も曖昧な指示ですな。
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マークの位置だけ指示されて、迷彩の詳細は描かれていない。
ここは自分でググるなりなんなりして塗っていこう。
他社のキットを参考にするのも有りだ。
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ただパンターA型はツィンメリットコーティングのパターンやシュルツェンの有無で個体差が多いんですよね。
次回に続く……
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今回はここまで。
次回から作業を進めていこう。
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部品の少ない旧製品だから、問題なさそうかな?
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ただII号やIV号系列とは違って、今回は事前に作ったことのないキットなので……。
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筆者はこの旧パンター系列は今回が始めてとなる。
その様子を次回以降紹介していこう。
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続きは次回!
この記事で紹介しているキット
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